2022年01月13日
1月15日発売の本誌 北方ジャーナル2月号がスタンバイ
写真は13日朝、事務所に届いた2月号の表紙
1月15日発売予定の本誌、北方ジャーナル2月号が刷り上がり13日朝、事務所に到着。発売に先駆けて定期購読者や関係者に発送を終えた。今月も他誌では読めないコンテンツを是非、実物で確認してもらいたい。ちなみに今回の巻頭言では、いま全世界的に叫ばれている「EVシフト」について、私は次のように書いた。(く)
EVシフトの誤謬
「脱炭素」を錦の御旗に、EVシフト(電気自動車への転換)が叫ばれている昨今の世相は、私から言わせれば、どこか極端でバランスを失っているように見える。
私はEVを移動手段のひとつとして否定しないが、将来、クルマにとってメインストリームになるかについては懐疑的だ。EV先進国として知られるアメリカでも購入した層の何割かが「使えない」としてガソリン車に買い替えていると聞く。
現在のEVでは、遠く足をのばす時には頻繁に充電スタンドに立ち寄らねばならず、急速充電でも30分程度はかかる。冬などヒーターを使う季節ともなれば残量はみるみる減っていく。吹雪などの悪天候の中で「電欠」になったら、それこそ命取りだ。
超高性能なバッテリーが問題を解決するという話もあるが、そもそもそのバッテリー生産が環境に多大な負荷をかけていることは、あまり語られることがない。
内燃機関であるエンジンが自動車に応用されてから約140年。その間、エンジンは高効率化と高出力化の両面で飛躍的な進化を遂げた。その類まれな技術を葬り去ろうとしている風潮は、メーカーにとって自殺行為につながるように思えてならない。
「脱炭素」を錦の御旗に、EVシフト(電気自動車への転換)が叫ばれている昨今の世相は、私から言わせれば、どこか極端でバランスを失っているように見える。
私はEVを移動手段のひとつとして否定しないが、将来、クルマにとってメインストリームになるかについては懐疑的だ。EV先進国として知られるアメリカでも購入した層の何割かが「使えない」としてガソリン車に買い替えていると聞く。
現在のEVでは、遠く足をのばす時には頻繁に充電スタンドに立ち寄らねばならず、急速充電でも30分程度はかかる。冬などヒーターを使う季節ともなれば残量はみるみる減っていく。吹雪などの悪天候の中で「電欠」になったら、それこそ命取りだ。
超高性能なバッテリーが問題を解決するという話もあるが、そもそもそのバッテリー生産が環境に多大な負荷をかけていることは、あまり語られることがない。
内燃機関であるエンジンが自動車に応用されてから約140年。その間、エンジンは高効率化と高出力化の両面で飛躍的な進化を遂げた。その類まれな技術を葬り去ろうとしている風潮は、メーカーにとって自殺行為につながるように思えてならない。
Posted by 北方ジャーナル at 10:29│Comments(0)
│編集長日記
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