2021年11月12日
11月15日発売の本誌、北方ジャーナル12月号がスタンバイ
刷り上がった北方ジャーナル12月号
11月15日発売予定の本誌、北方ジャーナル12月号が刷り上がり12日朝、事務所に到着。発売に先駆けて定期購読者や関係者に発送を終えた。今月も他誌では読めないコンテンツを是非、実物で確認してもらいたい。ちなみに今回の巻頭言では、先般行なわれた衆院総選挙の結果を受け「愚かな選択」と題し、私は次のように書いた。(く)
愚かな選択
今回の衆院総選挙についてさまざまな論評が行なわれている。
結果を見れば、いわゆるリベラル系の人たちには残念なものであり、いわゆる保守層にとっては少しばかり胸を撫でおろすものだったのかもしれない。この中で私が気になっているひとつが、一部の識者などに「国民は愚かな選択をした」という趣旨の発言が見られることだ。
ざっくり言えば、今回の国民の民意は自公政権を維持することだった。自民党が絶対安定多数を獲得し、共産党と組んだ立憲民主党が大きく退潮したことが端的にそれを表している。
この選択に異を唱えるのは自由だが、軽々に有権者を愚民呼ばわりすることに私は違和感を覚える。これは左も右も関係ない。衆院選で、かつての民主党が政権を奪取した時も保守層から有権者を愚か呼ばわりする声が起こったが、これも同様に失礼な話だった。
少なくとも独裁国家と違い、議会制民主主義が機能している我が国において、選挙で示される民意はまず尊いものだと私は思う。それを「愚か」と言ってのけられるのは、その人が相当に賢いからに違いない。
今回の衆院総選挙についてさまざまな論評が行なわれている。
結果を見れば、いわゆるリベラル系の人たちには残念なものであり、いわゆる保守層にとっては少しばかり胸を撫でおろすものだったのかもしれない。この中で私が気になっているひとつが、一部の識者などに「国民は愚かな選択をした」という趣旨の発言が見られることだ。
ざっくり言えば、今回の国民の民意は自公政権を維持することだった。自民党が絶対安定多数を獲得し、共産党と組んだ立憲民主党が大きく退潮したことが端的にそれを表している。
この選択に異を唱えるのは自由だが、軽々に有権者を愚民呼ばわりすることに私は違和感を覚える。これは左も右も関係ない。衆院選で、かつての民主党が政権を奪取した時も保守層から有権者を愚か呼ばわりする声が起こったが、これも同様に失礼な話だった。
少なくとも独裁国家と違い、議会制民主主義が機能している我が国において、選挙で示される民意はまず尊いものだと私は思う。それを「愚か」と言ってのけられるのは、その人が相当に賢いからに違いない。
Posted by 北方ジャーナル at 09:42│Comments(0)
│編集長日記
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