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2021年11月15日

北方ジャーナル2021年12月号

北方ジャーナル2021年12月号



11月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・絶望の学府⑧

「道の責任は重大」
第三者委がパワハラ52件認定
道立看護 告発1年で道が謝罪


北方ジャーナル2021年12月号
決意の告発から1年以上が過ぎて得られたのは、被害者にとっては当然の結論だった。否、それでもなおすべての事実が解明されたとは言い難く、被害の救済に到ってはようやく緒についたばかり。すでにその道を諦めてしまった若者は1人や2人ではなく、失われた時間は取り返しようもない。この秋、北海道立高等看護学院で疑われていたパワーハラスメントの数々が初めて事実と認められた。調査結果の「52件」には、「少なくとも」の一句を冠さなくてはならないことを確認しておく。(小笠原 淳)

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【報道】道新労組委員長、初めて語る

「知る権利」守り抜く
記者逮捕問題で決意新た
北海道新聞労働組合・安藤委員長に訊く


北海道新聞の新人記者逮捕事件から4カ月が過ぎ、道新労組がこの問題で初めて本誌の取材に応じた。事件翌月の7月半ばにその任に着いた中央執行委員長の安藤健さん(48)は、まさに〝最初の仕事〟として逮捕問題と向き合うことになった。これまでの道新の対応については「報道機関として説明責任を果たせていない」と考えている。若手記者の萎縮や読者の不信を解消するには、何よりも「知る権利」の意義を確認する必要があるという。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈53〉

警官処分 9月「0件」
懲戒・監督措置で異例の記録
道警不祥事“第3四半期”速報

北方ジャーナル2021年12月号
5年前から本誌面で報告を続けている地元警察の不祥事問題でこの9月、処分が1件も記録されない異例の事態が起きた。記者が入手している過去の記録を見る限り、懲戒処分・監督上の措置ともに0件となった月は、この10年余で初めてのこと。一方で同月を含む“第3四半期”の総数は20件を超え、うち懲戒については上半期から倍増する結果に。現時点の速報値を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】2021衆院総選挙を総括する

圧勝で軍配は自公に
下馬評を覆した絶対安定多数
争点にならなかったコロナ禍


北方ジャーナル2021年12月号
コロナ禍に翻弄されてきた中で、国の舵取り役を決める第49回衆院総選挙が10月19日公示、10月31日投開票の日程で行なわれた。結果は選挙前の与党政権批判はどこへやら。自民党が絶対安定多数の261議席を得る大勝で、連立を組む公明党の32議席と合わせて盤石の政権基盤を築いた。一方の野党。下馬評では躍進が予想されていた立憲民主党だったが、蓋を開ければ公示前から14議席減らす惨敗。目下、その主な敗戦理由として野党共闘がやり玉に挙げられている状況だ。道内選挙区で繰り広げられた闘いを検証しつつ今回の総選挙を総括する。(敬称略、本誌編集部)


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【報道】“核のゴミ”レポートPART26 寿都町長選の結果と今後の「住民投票」の行方

厚かった議員票の壁
現職片岡氏に越前谷氏が惜敗
処分政策の審判は住民投票へ


北方ジャーナル2021年12月号
最終処分地の選定に向けた事前調査問題を最大の争点にして、全国的な注目を集めた後志管内寿都町の町長選挙が終わった。現職の片岡春雄氏(72)が1135票を獲得して6選を果たし、核のゴミ「文献調査」の撤回を訴える前町議の越前谷由樹氏(70)は235票の僅差で及ばなかった(投票者総数2063人。投票率84・27%)。「町長派議員らを軸にした組織選挙vs草の根運動」の様相を呈したが、今後の核ゴミ問題の焦点は曲折の末に今年3月に制定された「住民投票条例」に基づく直接投票の動向に移る。静かな漁師町の人々の間に分断を持ち込んだ「国策」の矛盾を問うことにもなる、住民投票の行方から目を離せない──。 (ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■岸田首相街頭演説で“排除”なし
 警官は野次訴訟原告の動き窺う

 ──道警への苦情など2年間で約千件に

■縦割りを壊す企業文化が成長の鍵
 TOTOの張本邦雄相談役が講演

 ──北海道経営未来塾で語られた「ウォシュレット誕生秘話」

■網走の測量会社が夜の街を応援
 地元飲食店の動画を無償で制作

 ──網走社交飲食業組合の加盟店を「360度VRチャンネル」で紹介

■士業集団の「SATOグループ」が
 東京スター銀行と業務提携を締結

 ──グループ傘下の社労士法人、行政書士法人が銀行顧客をサポート

■百年記念塔解体について道民に問う
 存続プロジェクトの意見広告を掲載

 ──道新に掲出して話し合いの重要性を強く呼び掛け

■「片岡当選」で続けられる文献調査の
 撤回求め抗議行動を強める市民団体

 ─寿都町「核のゴミ」受け入れ問題は新たな局面へ

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【オホーツク特集】

いま、復活の狼煙を
コロナ禍を乗り越える地域の胎動


コロナ禍を乗り越え、復活の狼煙があちこちで上がっている──。そう思わせてくれたのが、今年のオホーツク取材だ。そこでは豊かな食と観光、力強い一次産業を武器に反転攻勢をかけていこうとする逞しい姿が印象に残った。そんな今回の特集では網走、北見、紋別という拠点都市3市の首長の声に加え、このほど日本農業賞大賞と農林水産祭の天皇杯をダブル受賞したJAきたみらいのトップインタビューを収録。さらにオホーツクで頑張る民間事業者の取り組みなども紹介する。海と湖、そして森の豊かな実りに恵まれ、流氷という他にはない資源を有するオホーツク。カラーの観光誌面と併せ、その魅力をはじめ、いま起きている地域の胎動を感じ取ってもらいたい。

【網走市長 水谷 洋一氏に訊く】
看板の“交流”を打ち砕かれた後で
浮上したアフターコロナの可能性


北方ジャーナル2021年12月号
今年の水谷洋一市長(58)へのインタビューで印象的だったのは、地域としての復活だった。観光やスポーツ合宿などの誘致が盛んな「交流都市」として名高い網走だが、その交流がコロナ禍で丸ごと断たれた影響は甚大。だが同市は官民協働でワクチン接種を急いだことに加え、経済面では市民らによる助け合いなどでコロナを克服。さる夏にはLCC・ピーチの女満別就航という追い風にも恵まれた。公共交通の新たなモデルとなるオンデマンドのバス事業、市庁舎の移転新築、観光面で歴史や自然の豊かさの再評価といった動きもある。アフターコロナを見つめて采配を振るう水谷市長に、まちの現状と展望を訊いた。  (10月13日収録)

【北見市長 辻 直孝氏に訊く】
ロコ・ソラーレ勝利に沸く中で
コロナ禍克服へ反転攻勢進める


北方ジャーナル2021年12月号
今年早々に待望の新庁舎が供用開始となったオホーツクの拠点都市・北見。地元女子カーリングチームのロコ・ソラーレが、9月に行なわれた日本代表決定戦で激闘の末に北京冬季五輪を目指す世界最終予選の進出を決め、まちは大いに盛り上がった。そのカーリングではさる7月、アルゴグラフィックス北見カーリングホールそばに合宿に最適な民間施設、北見アスリートステイズが開業。スポーツを通じたまちおこしが進んでいる最中だ。そうした中、目下の懸案事項はやはりコロナ禍。自身もこの病魔に襲われた辻市長に、同市のコロナとの闘いや今後の展望について訊いた。
(10月12日収録)

【紋別市長 宮川 良一氏に訊く】
活気を生むふるさと納税の人気
空港では紋別タッチがブームに


北方ジャーナル2021年12月号
全国2位の人気となったふるさと納税の恩恵で、コロナ禍中にあっても市内経済に明るさをもたらし、コロナ対策の面でも積極策を打ち出す事ができている紋別市。その舵取り役としてさる6月に5期目の信任を得たのが宮川良一市長だ。その宮川市長は、自身のかねてからの理念である「市民本位のまちづくり」に基づき、将来の厳しさを見据えたうえで地域活性化と深刻さを増す人口減少対策に臨む考えだ。最近、道立紋別高等看護学院の移転新築問題で「待ったなし」の姿勢で道に働きかけている同市長にまちの現状と展望を訊いた。(10月15日収録)

【Agri Report】オホーツク発・「JAきたみらい」大坪広則組合長に訊く
日本農業賞大賞と天皇杯を受賞
国も太鼓判の「きたみらい玉葱」


北方ジャーナル2021年12月号
オホーツク圏における農業の牽引役と言っても過言ではないきたみらい農協(=JAきたみらい、大坪広則組合長)。生産量全国一を誇るたまねぎは、地域の顔となる作物としてすっかり定着。2年前に完成したアジア圏最大規模のたまねぎ集出荷選別・冷蔵貯蔵施設は、販売力強化などさまざまな価値向上に大きく寄与している。そのたまねぎと長年共に歩んだきたみらい玉葱振興会は今年、日本農業賞大賞と農林水産祭の天皇杯という2つの栄誉を受けた。コロナ禍や今夏の干ばつなど強い向かい風に晒されながらも、生産者の努力に報いる取り組みに力を入れ続けるきたみらい農協。その舵取りを担う大坪組合長に、これからの方針などを訊ねた。(10月12日収録)

【特集 オホーツク観光2021】
純白の大地が呼んでいる

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【コロナ】北海道新型コロナ感染対策・防災フォーラム2021──識者5人が示した危機管理の要点

事実に基づく感染対策を
今の「ウィズコロナ時代」に
必要なリテラシーとは何か


北方ジャーナル2021年12月号
「北海道新型コロナ感染対策・防災フォーラム2021」(同実行委主催)が10月22日午後、札幌市中央区の道新ホールで開催された。「コロナを乗り越え新たな生活へ─北海道の挑戦─」をテーマにした同フォーラムには、評論家の小川榮太郎氏をはじめスペシャルゲストとして日本除菌連合アンバサダーでプロレスラーの蝶野正洋氏などが登場。「ウィズコロナ」時代に必要なリテラシーについて独自の提言を行なった。WEBでも同時配信されたこの日の模様をレポートする。(佐久間康介・工藤年泰)

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【自治体ウォッチ】「毎年100人超え」一歩先ゆく沼田町の移住定住政策

“役所の縦割り”を超えて
確立させた移住ブランド

まちに戻った子どもたちの歓声


北方ジャーナル2021年12月号
北海道のほぼ中央に位置し、稲作中心の農業のまちでNHKの連続テレビ小説「すずらん」のロケ地としても知られる雨竜郡沼田町(横山茂町長)。最近では、雪の多さを逆手に取った雪氷エネルギー利活用での実績もある。いま、人口約3千人のこのまちが移住定住者のモデル自治体として注目されている。移住者は毎年100人を超え、子どもの数も年々増えている数少ない自治体だ。移住者を惹きつける魅力はどこにあるのか──。同町の移住定住政策をレポートする。(佐久間康介)

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【報道】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所【4】──サービス労働を強いる行政の傲慢

平行線で進まない増額交渉
市民頼みの自覚欠く保健所


北方ジャーナル2021年12月号
小樽市犬管理所の管理業務を受託する任意団体「ドッグエンジェルHIKARU」(成田広美代表)が小樽市保健所に予算の増額を求めていた問題をめぐり、同団体と事業に取り組んできた同保健所の元幹部が6月に続き本誌の2度目の取材に応じた。「ボランティアからスタートしたドッグエンジェルは単なる委託業者ではない。彼らに無理をいって業務を委託してきたことを行政は認識しなければならない」と元幹部は苦言を呈した。成田さんによると、10月に持たれた保健所との話し合いは物別れに終わったという。保健所は元幹部の発言をどのように受け止めるのか。
(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」75──居場所事業「サテライトSANGOの会inおたる」の活動から

自分の経験を役立て親子の
不幸の連鎖を断ち切りたい


北方ジャーナル2021年12月号
知らないうちに親は自分の価値観を子供に押し付けてしまう。ひきこもっている子にとってそれほど辛いことはない。そんな親子が互いの気持のズレを学び、最悪の事態になることを回避する──。居場所事業や家族会にはそういう役割もある。小樽市で開催されている「サテライトSANGOの会inおたる」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク主催)もそんな取り組みのひとつだ。「当事者の話を聞くと学びがある。もう大丈夫だと子供を安心させる親になりたい」と話す家族会の母親の体験を通じて親と子の関わりを考える。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【76】

海の藻屑と消えた1700人の命
「樺太引揚三船殉難 平和の碑」

留萌沖で起きたソ連参戦の悲劇

北方ジャーナル2021年12月号
昭和天皇の玉音放送があった1945年8月15日以降も、その直前に対日参戦したソビエト連邦(当時)によって樺太などで旧島民を巻き込んだ「終戦後の戦争」が続けられた。その中でも悲惨だったのが南樺太からの避難民を乗せた3隻の引き揚げ船が留萌沖で相次いで旧ソ連の潜水艦の攻撃を受けた事件だ。理不尽なソ連による対日参戦と無差別攻撃で死者・行方不明者約1700人以上の大惨事が起きたことを知る人は年々減っている。3船の殉難碑や犠牲者の慰霊碑などをめぐる旅に出た。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●「辛い時は休んでいい」 過労死対策シンポに120人が関心
●世界的建築家・隈 研吾氏を囲む「さっぽろ未来まちづくり懇話会」
●清里町のガイド事業者が展開するオンラインツアーが全国で話題に
●最高品質の清里産小麦を使用 絶品の麺「清里切麦」誕生秘話
●紋別の魅力は生鮮品だけにあらず フューモアールの海の幸スモーク
●全65邸・全戸南向きの「プレミスト札幌元町」
●余市蒸溜所の見学施設を一新「ニッカミュージアム」が開業

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*須賀章雅のよいどれ文学夜話
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
*根がかり人生
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ありがとう』

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