2021年09月13日
9月15日発売の本誌、北方ジャーナル10月号がスタンバイ
今朝、事務所に届いた北方ジャーナル10月号
9月15日発売予定の本誌、北方ジャーナル10月号が刷り上がり13日朝、事務所に到着。発売に先駆けて定期購読者や関係者に発送を終えた。今月も他誌では読めないコンテンツを是非、実物で確認してもらいたい。ちなみに今回の巻頭言で私は「悪臭がする言葉」と題して次のように書いた。(く)
「悪臭がする言葉ではダメなんです」
ネットの某ブログで、こんな言葉に触れて思うところがあった。
ご存知のように本誌は、さまざまな分野で手厳しい記事を手がけることが少なくない。その手厳しい記事の取材の中で理不尽さや当事者のあり得ない振る舞いに怒りがこみ上げてきた経験は私も一度や二度ではない。だが、このような感情のままに書いた記事は意外と読者の胸に響かない。
昔、先輩記者に「悪い奴のことを“人間のクズ”といった本人を貶める表現で書いたところで読者は不快に思うだけだ。裏づけされた具体的な事実を積み上げてこそ、初めて読者自身がその“悪さ”を汲み取ることができる。書く記事に自分の感情を持ち込むな」と言われたことがある。
ポイントは、批判と上から目線による蔑みは違うということだ。見渡してみれば、SNSの世界からマスコミ、国会論議に至るまで、相手に対する敬意を忘れた、上から目線による蔑みがあふれていると感じるのは私だけだろうか。
そんな時は、内容以前に思わず顔をそむけたくなる。その言葉から漂う悪臭に耐えられないからだ──。
ネットの某ブログで、こんな言葉に触れて思うところがあった。
ご存知のように本誌は、さまざまな分野で手厳しい記事を手がけることが少なくない。その手厳しい記事の取材の中で理不尽さや当事者のあり得ない振る舞いに怒りがこみ上げてきた経験は私も一度や二度ではない。だが、このような感情のままに書いた記事は意外と読者の胸に響かない。
昔、先輩記者に「悪い奴のことを“人間のクズ”といった本人を貶める表現で書いたところで読者は不快に思うだけだ。裏づけされた具体的な事実を積み上げてこそ、初めて読者自身がその“悪さ”を汲み取ることができる。書く記事に自分の感情を持ち込むな」と言われたことがある。
ポイントは、批判と上から目線による蔑みは違うということだ。見渡してみれば、SNSの世界からマスコミ、国会論議に至るまで、相手に対する敬意を忘れた、上から目線による蔑みがあふれていると感じるのは私だけだろうか。
そんな時は、内容以前に思わず顔をそむけたくなる。その言葉から漂う悪臭に耐えられないからだ──。
Posted by 北方ジャーナル at 16:25│Comments(0)
│編集長日記
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