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2021年08月14日

北方ジャーナル2021年9月号

北方ジャーナル2021年9月号



8月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】地元紙・80年めの迷走

どうする、道新
記者逮捕で内部の不信加速
7月には五輪批判記事削除


北方ジャーナル2021年9月号
6月下旬に起きた新人記者逮捕事件以降、北海道新聞社内で上層部への不信の声が止まらない。事後の読者説明には外部からも批判が相継ぐ中、社の公式な見解は報告記事の掲載を最後に1カ月近くも途絶えたまま。本社内では節度を欠いた宴会が原因とみられるクラスターが発生、さらには自社のかかわる事業に水を差す記事を電子版から削除する“事件”も起こり、折からの迷走に拍車がかかっている。創刊80年を控える地元ブロック紙は今、どこへ向かっているのか。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑤

パワハラ疑い 延べ94件
江差看護問題で調査続く
議会では「役所仕事」追及


北方ジャーナル2021年9月号
昨秋の被害告発からまもなく1年が過ぎる道立看護学院のハラスメント問題で、第三者調査の対象となる事案が延べ94件に上ることがあきらかになった。第三者委らは7月中にも加害教員らへの聴き取りを終え、調査結果を取りまとめる段階に入ったとみられるが、結論が示されるのは早くとも本年10月。教員の処分や学生の救済に到るまでには、なお時間がかかりそうな状況だ。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑲

立証責任、警察に
「適法」示せなければ違法
野次訴訟で裁判所が明言


北方ジャーナル2021年9月号
「被告が立証責任を負うと考えます」。9月上旬に証人尋問を控えた国賠訴訟で、裁判長が現時点での心証を明かす一幕があった。首相演説野次排除事件の被害者らが警察を訴えたその裁判では、原告側が排除の違法性を立証せずとも、被告の道警がその適法性を示せなかった場合は排除行為が違法だったと判断されることになる。弁論に先立つ「2周年記念デモ」で改めて道警に謝罪を求めた原告らは、目前に迫る尋問に向けて士気を高めているところだ。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈52〉

現金盗の警官「減給」
道警不祥事、本年上半期速報
函館方面では交通で誤摘発も

北方ジャーナル2021年9月号
地元警察の不祥事記録、本年上半期ぶんが出揃った。1―6月の懲戒処分・監督上の措置は計30件あまりに上り、未発表事案の中には職場内での窃盗やSNSへのわいせつ写真投稿などの犯罪行為が含まれていることがわかった。下半期にかかる7月に入ってからは、若手警官が酒気帯び・当て逃げで送検されたほか、交通部門で長期間の誤検挙が発覚する珍事も。半年間の速報値と併せ、おもな事例を報告したい。(小笠原 淳)


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【報道】再生可能エネルギーを問い直す【5】──70年代からあった超低周波被害

“脱炭素”の御旗の下で
回る風車の健康リスク

被害者を封じ込める国の不確かな姿勢


北方ジャーナル2021年9月号
政府は再生可能エネルギーの占める割合を2030年度までに最大38%引き上げることを決めた。脱炭素社会の実現に向け主力電源に転換していくためだが、手放しでは喜べない。風力発電の立地する地域では低周波・超低周波音が原因とみられる健康被害が報告されているからだ。環境省はこの問題について「明らかな関連を示す知見は認められない」としているが、小樽市在住で風力発電による超低周波音の研究を続けてきた後藤美智子さんは「巨大な風車になるほど、超低周波領域には莫大なエネルギーが集中している」と危機感を強めている。被害者を封じ込める国の不確かな姿勢と超低周波音測定に関する疑問を追った。(武智敦子)

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【報道】名和総長を北大から追いやった「調査報告書」を紐解く

「名和総長誕生」の立役者が豹変
同志だった長谷川理事が政敵に


北方ジャーナル2021年9月号
人への評価は、短期間のうちにこれほど変わるものなのか。名和豊春前北大総長の解任取消・損害賠償請求訴訟に関わる調査報告書のヒアリング記録に含まれる、ある人物の申告書の内容のことだ。そこには名和氏への人物評価の変遷が赤裸々に綴られている。この申告書を作成したのは、2016年の総長選に同氏を担ぎ出し「名和総長誕生」を実現させた立役者、同総長の下で理事・副学長を務めた長谷川晃氏(現北大名誉教授)、その人だ。本誌が入手したのは、名和氏の訴訟関係で北大側がこのほど不開示処分を一部取り消したことにより開示された資料の一部である。(佐久間康介)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART23 幌延「500m掘削計画」を容認した道の対応と「文献調査」の行方

不安を残す道庁の弱腰
原子力機構の姑息なやり方
「処分地選定」で広がる議論


北方ジャーナル2021年9月号
“機能しない「確認会議」”(本誌6月号の見出し)が7月中旬、日本原子力研究開発機構(原子力機構)幌延深地層研究センターの坑道を500メートルまで掘削し、新たな“核のゴミ”処分研究を進める計画にお墨付きを与えた。同月30日には鈴木直道知事が一定の条件を付け、この計画を容認する意向を伝達。道は昨年1月、2020年ころには終了する見込みだった研究期間を8年間ほど延長する計画を容認したばかりだが、これに味をしめた同機構が矢継ぎ早に次の掘削案を示し、了解を取り付けた格好だ。道の対応の弱さを検証するとともに、処分地選定に向けた「文献調査」のお膝元で行なわれた市民団体の催しを紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】“核のゴミ”をめぐり寿都町で地元女性たちがパネルトーク

いま、本音を言い合える場を


北方ジャーナル2021年9月号
核のゴミの最終処分場選定に向け、文献調査が行なわれている寿都町で7月中旬の2日間にわたり開かれた核ゴミ問題を考える集会(本号「“核のゴミ”レポート23」でも紹介)。本稿では、集会初日の7月10日、「女性たちが語り合う核のゴミ問題と北海道の未来」をテーマに行なわれたパネルトークの内容を報告したい。登壇した女性3人はいずれも他都市からの移住組。パネリストのひとりで「子どもたちに核のゴミのない寿都を! 町民の会」の共同代表、三木信香さんは「活動を始めたことで失った友人も多いが、新たな出会いもあった」などと胸中を明かした。(武智敦子)

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【ニュース】

■「仕事で心も身体も壊さないで」
 看護師遺族が室工大で啓発授業

 ──パワハラ死・村山譲さんの母が訴え 労災訴訟は証人尋問へ

■今年のミス・アース・ジャパンに
 北海道代表の吉田小夏さんを選出

 ──本誌8月号で紹介した“環境の女神”が世界大会へ

■北広島市・16年ぶりの選挙戦で珍事
 選挙公報で消えた対抗馬の名と写真

 ──「告示日当日に立候補を届け出た本人の意向」と選管は説明するが…

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【インタビュー】日本の現在とコロナ禍の処方箋を片山参議に訊く

“戦争”のようなコロナ禍で
いま希望を見出せる対策を

政府の対応が後手に見えるのが残念


北方ジャーナル2021年9月号
第4次安倍晋三内閣では内閣府特命担当大臣(地方創生・規制改革・男女共同参画)及び女性活躍担当大臣を務め、現在は所属する自民党の総務会長代理に就くなど、これまで政府と党の要職を歴任し手腕を発揮してきた片山さつき参議。5月には現在のコロナ禍に対して、多角的な対抗策の普及を目指す「感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟」を設立し会長に就任。新たな取り組みにも果敢に挑んでいる。7月中旬、来道した折に取材に応じた片山参議は、コロナ禍中における現政権の課題や今後の対策について鋭く言及した。(7月18日、札幌市内で収録)

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【行政】コロナワクチン接種で注目される「余市モデル」

ワクチン接種で自治体の
垣根を超えた余市モデル

広域連携で目指す戦略型の地域経営 余市町長 齊藤啓輔氏


北方ジャーナル2021年9月号
新型コロナウイルスのワクチン接種を効率よく進めるため、北後志の余市町と近隣の4町村(仁木町、古平町、積丹町、赤井川村)が連携し予約やワクチンの管理を一元化する「余市モデル」が高い効果を発揮している。自治体の垣根を超えて接種を進めるこの手法は、高齢化と人口減少の進む地方からも注目されている。地元医師会や4町村の首長と協議しながら実現にこぎ着けた齊藤啓輔町長(39)は就任3年目ながら、町政に独自の新風を送り込んだことで知られる。その齊藤町長に「余市モデル」の狙いや今後の抱負を訊いた。
(7月19日、札幌市内で収録)

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【抗ウイルス塗布施工】

長年培われた安心・安全の信頼性
信越化学の光触媒コーティング液

道内経済の早期正常化へ全力
株式会社クリーンコーポレーション

北方ジャーナル2021年9月号
7月17日、札幌市南区の滝のカントリークラブでは、ほどなく開催される著名な女子プロゴルフ大会「大東建託いい部屋ネットレディス」を前に、かねてから徹底的に進めてきた新型コロナ感染防止対策の仕上げとなる作業が行なわれていた。その取り組み、感染防止対策の柱だったのが、菌やウイルスが接触することで不活化する酸化チタン光触媒の塗布施工。ゴルフ場運営会社からの依頼を受け、作業を担ったのは総合ビル管理を中核に、ホテルサービスや高所の窓ガラス清掃など多岐にわたる事業を手がけるクリーンコーポレーション(本社札幌・久保政義社長)である。


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【緊急寄稿2】いま、ウイグルの声に耳を

思想改造の拠点、強制収容所
「職業訓練センター」300万人の悲劇

トゥール・ムハメット(日本ウイグル連盟会長)


北方ジャーナル2021年9月号
1994年に訪日し、現在人権活動家として中国共産党の暴挙を告発し続けている日本ウイグル連盟会長、トゥール・ムハメット氏の緊急寄稿、第2弾をお届けする。国際社会から非難を受けている新疆ウイグル自治区にけるジェノサイド、民族虐殺とはどのようなものか。今回は、膨大な数のウイグル族が押し込められている「職業訓練センター」という名の強制収容所の恐るべき実態が明らかにされる。苦難を受けているのは同じアジアの同胞である。日本は、いつまでこの問題に及び腰を続けるのか──。

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【観光】2021 夏 道内観光情報

いま、光あふれる北海道


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【医療】

終末期ケアに取り組んできた
札幌南徳洲会病院が移転オープン
培った“ホスピスのこころ”を
森に囲まれた新病院で具現化


北方ジャーナル2021年9月号
医療法人徳洲会(大阪市北区)が運営する札幌南徳洲会病院(四十坊克也院長・88床)が7月5日、これまでの清田区里塚から同区平岡に新築移転オープンした。終末期のがん患者に寄り添った医療を強化するため、緩和ケア病棟のベッド数を18床から40床に増床。徳洲会グループの理念「生命(いのち)だけは平等だ」と同院の掲げる「ホスピスのこころを大切にする病院」を融合し、コミュニケーションを重視した施設づくりを目指す。「ハード、ソフトを含め日本一のホスピスと言ってもらえる病院にしたい」と意気込む四十坊院長にこれまでの歩みや今後の展望を訊いた。                  (7月26日取材)

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【企業】飛躍するエア・ウォーター物流の食品事業

オートメーションで省力化を実現
稼働した「札幌低温第2センター」


北方ジャーナル2021年9月号
エア・ウォーター(本社大阪市)のグループ会社、エア・ウォーター物流(本社札幌市)が整備した「札幌低温第2センター」(札幌市厚別区)が5月から本格的に稼働している。これまで冷凍食品やスイーツ、氷菓など5℃~8℃の冷蔵帯(チルド)やマイナス20℃の冷凍帯(フローズン)の商品保管を担ってきた「札幌低温センター」(同白石区)の稼働率が上昇。さらに需要の高まりが見込めるため保管能力を増強し、同社として冷食メーカーやコンビニエンスストア、スーパーマーケットのニーズに対応できるようにしたのが、今回の「札幌低温第2センター」である。チルドやフローズンの食品は、コロナ禍の巣ごもり需要の拡大で伸び率は大きく、エア・ウォーター物流は、それらの保管と配送を担うことにより消費者の食生活をサポートしていく考えだ。オートマチックな倉庫として省力化を実現した「札幌低温第2センター」の概要や意義をレポートする。             (7月28日取材)

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【文化】「小樽・札幌ゲーセン物語展2」を企画構成した藤井昌樹さんに訊く

前回の大きな反響で再開催
盛り上がる「ゲーセンの夢」


北方ジャーナル2021年9月号
実際に遊べるアーケードゲーム筐体に同人誌やポスター、CD、レコードなど──。1980~90年代のゲーセンを彩った懐かしいアイテムを紹介する企画展「小樽・札幌ゲーセン物語展2」が7月17日から市立小樽文学館で始まった。今年1月~3月に開催した第1弾が大反響。自分のコレクションも展示したいという来場者の声を受け、ゲームファンでプレイヤーの藤井昌樹さんが前回に続き企画構成を手掛けた。失われつつあるゲーセン文化を記録として残そうとする藤井さんに見どころなどを聞いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」72──レタポス主催のオンライン講演会から(後篇)

ひきこもりの暮らしを支える
ライフラインをどう作るのか


6月に札幌で開催されたNPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク(以下レタポス・田中敦理事長)主催のZOOМによるオンライン講演会「ひきこもりの暮らしを支えるライフライン」。当日は、先月号で報告したジャーナリスト池上正樹氏による基調講演に続き、「ひきこもりの暮らしを支えるライフラインづくりを目指して」と題したミニワークショップが開かれ、当事者と親、支援者の3人が話題を提供。この中で50代の男性当事者は、的外れになりがちな支援の実態を指摘。「当事者の声が生かされる仕組みづくりが必要」と訴えた。それぞれの立場からの提案を紹介する。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【73】

福島市、信夫山の山腹に眠る
知られざる戦闘機製造工場跡

明治維新から残る戦争の爪痕


北方ジャーナル2021年9月号
終戦の前年の1944年から45年にかけて、日本軍の大本営は本土決戦に備えて全国にさまざまな地下の軍事施設を建設したが、敗戦によってほとんどの施設は放棄された。戦後、地域の人たちの調査によって断片的に明らかになるケースが多く、福島市の郊外にある信夫山(しのぶやま)の鉱山跡の地下に戦闘機の製造工場があったことを知る人は地元でも少ない。梅雨明け前に福島県内を歩くと、ここが明治維新以来、地理的な要因から「戦争」に巻き込まれていった歴史が浮かび上がってきた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【漫画】

鈴木翁二特選漫画館
《灯-ひ-》


本誌表紙絵でお馴染みの漫画家・鈴木翁二さんの5冊めの翻訳版『TOKYO GOODBYE』がこのほどスペインで出版された。これを寿ぎ、「鈴木翁二特選漫画館」と銘打ち本人の代表作のひとつを読者に披露したい。掲載する80年代における翁二さんの傑作、『灯-ひ-』は、巡り会う男女に起こる雨の日の奇跡を描いて読む者の胸に迫る──。

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【フォトレポート・トピックス】

●五輪競技を盛り上げようと猛暑の札幌に咲いた雪氷桜
●ホテルオークラ札幌、閉館までの20日間は南十勝の食でおもてなし
●サッポロビールとイオン北海道 キャンペーンで医療従事者支援
●石屋製菓と「三角山放送局」のらむれすが業務提携契約を締結
●「職人工房」がコロナ禍でも人々を元気にするドライブイン花火を開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*須賀章雅のよいどれ文学夜話
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『胸にトンネル男』

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