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2021年04月15日

北方ジャーナル2021年5月号

北方ジャーナル2021年5月号



4月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・絶望の学府

「教える価値がない」
行く道は留年、休学、中退…
道南の看護校で“学生潰し”か


北方ジャーナル2021年5月号
本号が店頭に並ぶころ、事態はいくらか好転しているだろうか――。年度明けと前後して拡がり始めた告発の声は、ようやく行政の重い腰を上げさせつつある。だが、これまで多くの若者たちが強いられた理不尽はあまりに大きく、摘まれた芽はあまりに多かった。人の命を救う医療職にあって、道南・江差町の看護教員のみはその埒外に置かれているらしい。未来の人材を預かる筈の学舎は、若者たちをどこに導こうとしていたのか。(小笠原 淳)

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【報道】深川市立病院の“内部告発者潰し”問題で新展開

暴かれた院内での密談
診療放射線科幹部と業者が
チケットの席決めを打合せ

北方ジャーナル2021年5月号
本誌2・3月号で報じた深川市立病院(開設者・山下貴史市長)の“内部告発者潰し”問題で3月8日、大きな動きがあった。舞台はこの日に開かれた同市の第一回市議会定例。この日、北名照美市議(共産・10期)が行なった一般質問で驚きの事実が明かされることになる。出入り業者と診療放射線科幹部が癒着していた事実は、本当になかったのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北海道大学敷地内薬局公募の怪 “出来レース疑惑”を追う③

苦し紛れか問題隠しか
北大が運営事業候補に
アインHDを追加選定


北方ジャーナル2021年5月号
出来レース疑惑の内部調査を名目に、ここ半年ほど塩漬け状態になっていた北海道大学(寶金清博総長・以下北大)の敷地内薬局誘致問題で予想外の展開だ。北大は、これまで運営事業候補者としていたメディカルシステムネットワーク(以下メディシス・本社札幌)の子会社、なの花北海道(同)に加え、アインホールディングス(以下アインHD・同)を追加選定すると3月10日に公表。だが、この決定には不可解な点が多く危うさも孕んでいる。北大の“変心”はなぜ起きたのか。苦し紛れか、問題隠しか、それとも──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を④

「判決、一生忘れない」
札幌地裁・国内初の違憲判断
提訴2年“結婚の自由”へ一歩


北方ジャーナル2021年5月号
原告代理人の1人はその瞬間、遠目にもそれとわかるほど大きな嗚咽に揺れた。傍らには、顔を伏せて目頭を拭う原告男性の姿。法壇で判決文を読み上げる裁判長の声さえも、あきらかに顫えていた。一昨年2月に全国で一斉提起された「結婚の自由をすべての人に」訴訟。国内初の判決言い渡しに到った札幌地裁は原告の請求を退けつつ、同性婚などを認めない現行法を憲法違反と明言した。当事者の1人は、感極まって言う。「この判決は一生忘れない」――。(小笠原 淳)


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【報道】首相批判封殺の波紋⑯

裁判所・検審 足並み揃え
野次排除「付審判」また棄却
警察官らの行為「許容し得る」

北方ジャーナル2021年5月号
表現の自由侵害が疑われる警察の行為に、また新たなお墨つきが加わった。本誌で報告を続ける首相演説野次排除事件で、排除被害者が現場の警察官らの刑事裁判を求めた「付審判請求」に、地元裁判所が2件めの請求棄却決定に到ったのだ。「増税反対」などと叫んだ女性を大勢で拘束した警察官の行為は、危険を避けるために必要な行為だったという。先行する検察審査会の議決と併せ、司法の周辺には一国民の小さな声が届かなくなっているらしい。(小笠原 淳)

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【報道】「最低限度の生活」とは

生きるため 闘い続ける
札幌「人間裁判」請求棄却
保護費の減額に合憲判断


北方ジャーナル2021年5月号
「人間らしい生活」を求める声に、司法が耳を貸すことはできなかったのか。全国29カ所で提起された、生活保護費引き下げの撤回を求める裁判。3月下旬に国内3例めの判決に到った札幌で、地元の裁判所は原告の請求を退け、国の保護費改悪に合憲判断を示した。最大10%の減額で、憲法が保障する生存権を守ることはできるのか。食費や光熱費を切り詰めて命を繋いできた原告たちは、改めて尊厳を懸けた闘いを続ける覚悟を固めている。(小笠原 淳)

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【報道】北海道済生会と組んだOBCの「ウエルネスタウン構想」

健康と福祉をキーワードに
ウイングベイ小樽を再生へ

社福や市と組み関連施設を積極誘致


北方ジャーナル2021年5月号
小樽市築港地区で大型商業施設「ウイングベイ小樽」を運営する小樽ベイシティ開発(OBC・橋本茂樹社長)の「ウエルネスタウン構想」が動きだした。その第一弾として連携する社会福祉法人北海道済生会(本部小樽)が3月1日、施設内に地域包括ケアセンターなどで構成する「済生会ビレッジ」をオープン。加えてウイングベイ小樽は小樽看護専門学校の移転先候補にも挙がっている。これまでの物販主体から健康・福祉関連のテナント誘致へ舵を切る考えの橋本社長は「“街”をコンセプトに施設づくりを模索するうちにウエルネスタウンという名の方向性が見えてきた。新たな集客の柱になれば」と前を向いている。(武智敦子)

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【原子力】“核のゴミ”レポートPART19 幌延深地層研究センターで新たに「500m掘削計画」を実施へ

不毛な研究延長へ布石
制御できない核にこだわる
愚かしさから地域は脱却を


北方ジャーナル2021年5月号
日本原子力研究開発機構(以下原子力機構)は、幌延深地層研究センターの坑道を500メートルまで掘削する方針を固め4月6日、北海道と幌延町に伝えた。しかし、新たな掘削とその後の地層処分研究が約束の「2028年度末」に終了できるかどうかは不透明であり、厳しさを増す地下環境の中での事故や災害の発生も危惧される。長きにわたり酪農の町に“核のゴミ”関連施設が立地し続けることで、後志管内寿都町と神恵内村で進む最終処分地の選定に向けた「文献調査」の行方にも影響を与えるだろう。原子力機構の提案を受けた道は「確認会議」を開いて議論する方針だが、研究期間の再延長に道を開いてはならない。確約書を交わすことも含め毅然と対応すべきだ。 (ルポライター・滝川 康治)

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【エネルギー】再生可能エネルギーを問い直す【2】

「脱炭素」の掛け声のなかで
置き去りにされる健康被害

毛無山の風力発電計画にも危惧の声

北方ジャーナル2021年5月号
「再生可能エネルギーを促すため国立公園内の規制緩和をする」。小泉進次郎環境相が全国紙のインタビューで驚きの方針を打ち出したのは昨年秋。続いて国が風力発電を対象とした環境影響評価(環境アセスメント)制度の規制緩和を決めるなど、ここに来て脱炭素社会に向け国の再エネ推進が前のめりとなっている。風車が発する低周波が健康被害をもたらすなどの問題は忘れ去られてしまったのか。全国各地における住民活動の動きから現状を探った。 (武智敦子)

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【ニュース】

■冤罪被害者が警官らを刑事告訴
 拾った紙幣「盗んだ」と自白強要

 ──指紋採取・無断撮影などに公務員職権濫用の訴え

■高知県で核のゴミ問題に直面した
 橋本大二郎元知事が札幌で講演会

 ──「走り出したら国は止まらない」と警鐘

■コロナ禍真っ只中の昨年4月~9月
 観光入込客数は半減の4851万人

 ──情勢の変化を如実に映し出す人数データの推移

■PKO違憲訴訟、今秋にも尋問
 原告側が元自衛官ら証人申請へ

 ──「派遣当時の怒り、また湧いて」と原告女性

■令和2年の道産農畜産物・輸出額が
 過去最高更新する55億4千万円に

 ──コロナ禍でも世界から支持される北海道ブランド

■「4丁目プラザ」耐震不足で閉館へ
 コロナ禍で解体後の青写真描けず

 ──札幌のファッション文化を発信して半世紀の老舗ビル

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【観光】

特集 2021春の観光情報

いま、輝きだす北の大地

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【医療】
時計台記念病院に新規開設された
泌尿器科の平川和志医師に訊く
手術支援ロボット ダヴィンチで
取り組む最新の前立腺がん治療


北方ジャーナル2021年5月号
社会医療法人社団 カレスサッポロ(大城辰美理事長)が運営する時計台記念病院(中央区・藤井美穂院長/250床)に4月1日、泌尿器科が新たに開設された。これに伴い同科の低侵襲手術センター長として手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術で国内トップクラスの実績を持つ平川和志医師が就任。3年後の北光記念病院との病床統合、新病院開業を睨み、泌尿器科分野の悪性腫瘍を治療する体制がハード、ソフトともに整備された。この平川センター長を訪ね、泌尿器科開設にかける意気込みとダヴィンチ手術の可能性について訊いた。(3月26日取材)

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【医療】

脳梗塞治療最前線 中村記念病院の
血栓回収療法を上山憲司医師に訊く
脳動脈に詰まった血栓に対応
心原性脳塞栓症に大きな効果


北方ジャーナル2021年5月号
心房細動などで出来た大きな血栓が脳の血管を詰まらせる脳梗塞(心原性脳塞栓症)を発症した際、カテーテルを足の付け根から脳動脈まで通し血栓を取り除く「血栓回収療法」が進化し救命率を向上させている。血栓を回収する機器の進化などにより、これまで救うことのできなかった重症患者の症状が劇的に改善するなど発展が目覚ましい。急性期脳卒中の治療で全国トップクラスの症例数を持つ社会医療法人医仁会 中村記念病院(札幌市中央区/中村博彦理事長・院長/499床)の脳卒中センター長・上山憲司医師に、この血栓回収療法のメリットなどを訊いた。(3月25日取材)

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【コロナ対策】

大規模牧場と次亜塩素酸水の
先駆者が拓くコロナ対策の活路

万能空間噴霧器「ワイドリー」の卓越した能力


北方ジャーナル2021年5月号
いまだ人々を不安にさせ続け、不自由な生活を強いている新型コロナウイルス問題。そうした中、注目を集めているのが次亜塩素酸水溶液の空間噴霧という感染症対策だ。その動きを牽引し、さまざまなニーズに対応した商品を開発・販売しているのがESI㈱(本社札幌・菊地匡彦社長)。この同社が昨年11月、大規模屋内施設などありとあらゆる場所で、空間噴霧除菌の効力を発揮する画期的商品を世に送り出した。その名は「ワイドリー(WIDLY)」。コロナ禍の到来など予想もしなかった約5年前から同社は十勝の農業法人ノベルズグループ(本社上士幌町、延與雄一郎社長)と連携。共同開発の末に「ワイドリー」を完成させ、寒冷地での安定した大規模噴霧を実現。畜舎の衛生対策に大きな力を発揮している。この取り組みの意義と今後の可能性をレポートする。

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【経済】北洋銀行の会長を退任した石井純二 氏に訊く

変化を自分の味方にして
北海道の可能性の追求を

常に創造的な金融集団であれ


北方ジャーナル2021年5月号
北洋銀行(本店札幌市)の頭取と会長を務めた石井純二氏が、さる3月末に退任した。日銀出身者の頭取、会長が長く続いた北洋銀で旧北海道拓殖銀行出身のプロパー頭取として同行に新たな息吹を吹き込んだ功績は小さなものではない。後進に道を譲ることに迷いはなかったという石井氏。頭取、会長在任10年・満70歳という節目ではなく、在任9年・69歳で退任を決意したところに〝らしさ〟が滲む。拓銀破綻を経験し、北洋銀のトップとしてイノベーションを起こし続けてきた石井氏に46年のバンカー生活を振り返ってもらい、コロナ禍の中にある北海道経済が進むべき道を訊いた。(3月25日取材)

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【企業】コープさっぽろが葬祭事業のプラットフォームを構築へ

家族葬などのWEB対応を整備
パートナー斎場を募り全道展開


北方ジャーナル2021年5月号
家族葬など小さな葬儀が増えている。社会や個人の価値観の変化にコロナ禍が加わり、小規模葬儀は今後も増え続けることが予想されている。そのなかで、いわゆる互助会系ではない葬儀で増えているのが、WEBによる斎場選び。小さな葬儀の増加に伴って、WEBでの斎場選びの需要は今後大きく膨らんでいくことが確実で、コープさっぽろ(本部・札幌市西区)はこの動きに対応。組合員向けに葬祭事業のプラットフォームを構築し、葬儀のWEB受注にも積極対応できるようにする。

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【寄稿】コロナ禍の試練を越えて

いま、対策の不作為を正せ
オリンピックイヤーを希望の年に
越智 文雄(一般社団法人 次亜塩素酸水溶液普及促進会議代表理事)


北方ジャーナル2021年5月号
これまで次亜塩素酸水溶液を取り巻く“不都合な真実”に斬り込み、卒コロナに向けたPCR検査による大規模な社会実験などを提言してくれた日本除菌連合代表、次亜塩素酸水溶液普及促進会議(JFK)の越智文雄代表理事。本寄稿で越智氏はこれまでのまとめとして、昨年からのコロナ禍を振り返り、対策に抜け落ちていた視点と政策を指摘しながら「方法と希望はある。オリンピックイヤーに失われた日常を取り戻そう」と訴える。

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【連載】ルポ「ひきこもり」68──支援活動の現場から/NPO「楽しいモグラクラブ」の取り組み

コロナ禍の中で取り入れた
「リモートワーク」に手応え

制約があっても大事にする“繋がり”


北方ジャーナル2021年5月号
新型コロナの感染収束が見通せないなかで、札幌市北区のNPO法人「楽しいモグラクラブ」が就労支援にリモートワークを取り入れている。昨年5月には緊急事態宣言による2週間の休業もあり、体調や精神面の不調を訴える利用者もいた。リモートワークはそんな人たちを孤立から防ぐためのツールでもあり、今後はケータイやメールで利用者に声をかけたり、オンライン会議システム「Zoom」を活用した支援にも取り組んでいく。コロナ禍の中で、どう社会とつながるか。利用者の声から課題と可能性を探った。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【69】

沖縄戦で約5千人が犠牲になった
小さな大激戦地、国頭郡の伊江島

今も響く「土地を返せ」の声

北方ジャーナル2021年5月号
沖縄観光の人気スポット、美ら海水族館(国頭郡本部町)から沖合に見える伊江島は先が尖った岩肌の山が特徴の小さな島で、フェリーで30分ほどで渡れる。沖縄にアメリカ軍が侵攻した1945年4月16日から21日までの6日間で、島民約1500人を含む4700人余りが犠牲になる激しい戦闘があった島だ。それから丸76年になろうとする2月に島を訪れると、あちこちに悲劇の跡がまだ生々しく残されていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●ホクレン女子陸上部が今期も始動 清水美穂選手が新キャプテン就任
●三密の心配無用な個室空間で汗 人気のフィットネスジム「Fitness Labo. B」
●ホテルオークラ札幌の期間限定スイーツ〝季節のガレット〟好評
●札商がチカホで新型コロナ感染症対策商品・サービス展示会を開催
●コロナで青春を奪われた若者の為に「iMUSE」飲料売上の一部を寄付

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*台湾防疫日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春眠』

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