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2020年12月14日

北方ジャーナル2021年1月号

北方ジャーナル2021年1月号



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【報道】空知発 交通捜査への疑問符

「なぜ『物損』に…」
美唄・現職市議の交通事故
地元警察の対応に不信の声


北方ジャーナル2021年1月号
1年ほど前、美唄市の中心部で交通事故が起きた。地元警察が物損事故として処理したそれは、のちに作成された記録によると「乗用車」と「歩行者」の接触事故。現場から走り去った車の運転者は「気づかなかった」と言い、のちに謝罪を受けた被害者は「もう終わったこと」と口を閉ざす。だがその瞬間を至近で目撃していた市民は、事故の扱いに今も納得できていない。「なぜあれが轢き逃げにならないのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋13

排除「許容され得る」
裁判所「付審判」棄却で
野次排除にまたお墨つき


北方ジャーナル2021年1月号
本誌面で報告を続けている首相演説野次排除事件で、またしても警察の見解を追認する決定だ。当時の首相に野次を飛ばした男性を複数の警察官が排除した行為について、同男性が刑事裁判の開始を求めた「付審判請求」に対し、地元の裁判所が請求棄却の決定に到った。警察官らの実力行使をことごとく「許容され得る」とした決定に、当事者の男性は「納得できない」と憤りを顕わにし、改めて排除の不当性を訴えている。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈47〉

「被告人は警察官でした」
ストーカー事件で被害者陳述
元巡査部長に求刑2年6カ月


北方ジャーナル2021年1月号
前々号の誌面から報告を続けてきた現職警察官によるストーカー・わいせつ未遂事件の審理が終わり、論告公判の法廷で被害女性の陳述が読み上げられた。癒えない傷を訴える声を受け、被告人の元警察官は改めて頭を下げたが、検察は「極めて悪質で結果は重大」と、懲役2年6カ月を求刑。道警ではこの間、別の警察官による大麻所持事件が発覚するなど、2020年後半は深刻な不祥事が続く下半期となった。(小笠原 淳)

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【インタビュー】鈴木直道知事にコロナ禍の舵取りを訊く

“ポストコロナ時代”を見据えて
いまこそ「ピンチをチャンスに」


北方ジャーナル2021年1月号
本来ならば東京五輪のマラソン競技札幌開催などで、北海道の地域活性化が加速度的に進むことが期待された2020年。だが待ち構えていたのは、人々の暮らしを大いに脅かす新型コロナウイルスの感染拡大だった。国内で最も早く大きな感染拡大に見舞われて以降、今に至るもコロナとの闘いは収まらず、10月下旬以降は全道規模に及ぶ爆発的な感染者数増加に苦しめられている。そんな折、後志管内の寿都町と神恵内村では高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査が始まり、いわゆる核のゴミ問題も暗い影を落としている。「ピンチをチャンスに」をスローガンに掲げる鈴木直道知事。現下の難局にどう立ち向かうのか。(11月27日収録)


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【インタビュー】秋元克広札幌市長にコロナ禍の舵取りを訊く

コロナの対応に奔走する中で
見えてきた、さっぽろの強み


北方ジャーナル2021年1月号
2020年はコロナ禍で明けコロナ禍で暮れる1年となった。この中で秋元克広市長は対策に奔走、市民の安全安心と事業者の存続に向けた施策を道や国と連携しながら打ち出し、経済へのダメージを極力回避することに腐心した。だが11月以降、札幌では新規感染者数が大きく増加。GoToトラベルの対象地域から除外されるほど厳しい状況となっている。その一方、働き方の変化を好機と捉え、「アフターコロナ」を見据えて雇用推進の受け皿づくりにも取り組む秋元市長に1年を振り返ってもらいながら、現在のコロナ対策と今後の施策展開の骨子を訊いた。(11月24日取材)

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【インタビュー】野口観光グループ、コロナ禍とかく闘えり

戦争のようなコロナ禍で
先を見据え従業員を守る

いま、旅行は必要不可欠なものと確信

野口観光グループ代表取締役社長 野口秀夫氏


北方ジャーナル2021年1月号
コロナ禍の直撃を受けている観光宿泊業界。その道内トップランナーといえる野口観光グループだが、野口秀夫社長は「これを乗り越えられれば、将来のさまざまな危機に対応できる」と前向きに未来を見据える。行政のコロナ対策については、GO TOトラベルキャンペーンによる旅行需要の大幅な回復効果を高く評価する一方、対策全般では迅速さに欠ける補助金や給付金の支給や、事前の備えが疑われる場当たり的な対策に苦言。自社の取り組みとしては営業再開時の慰労金支給など従業員に寄り添った支援に終始。来春の新規採用も例年通り継続する。かつてない厳しさに晒されながらやりがいを実感しているという野口社長に胸の内を訊いた。(11月27日収録)

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【インタビュー】サッポロビール、コロナ禍とかく闘えり

新しいつながりの場も創出し
ふるさとの人々を元気にする

感染対策のテレワークも早期定着


サッポロビール北海道本社代表 小野寺哲也 氏

北方ジャーナル2021年1月号
人々の暮らしに明るさや潤いをもたらすお酒。だが今なお続くコロナ禍は、人同士のコミュニケーションを悉く阻害。旅行や会食をはじめ交流や賑わいの場が相次ぎ失われたことによる、酒類業界のダメージは計り知れない。こうした中、サッポロビールはオンラインを活用した新たなお酒の楽しみ方提案など、直接会えなくてもつながりの創出・維持に寄与する取り組みに力を入れ、一方でテレワークの早期定着など感染防止のための就労環境整備にも迅速に対応した。その同社が目下注力するのは、ふるさと北海道の人々に“エール”を送り元気を産み出す活動、と小野寺代表は力強く語る。 (11月25日収録)

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【経済】アフターコロナの道内経済針路を迫田敏高氏に訊く

ポテンシャルに自信を持ち
次世代地域モデルの先頭に

コロナで浮上した課題を克服する発想

北海道二十一世紀総合研究所社長 迫田敏高 氏


北方ジャーナル2021年1月号
日本銀行から北洋銀行に転じ、副頭取を務めた後、同行グループのシンクタンク・北海道二十一世紀総合研究所社長に就任した迫田敏高氏(64)は、マクロとミクロの両面から経済を俯瞰できる専門家。活動の場所を札幌に移し8年目に入った中で、北海道の優位性と劣っている点を冷静に見極める眼力も備わったようだ。日銀時代は総裁の秘書役として組織に馴染まない事象の方向付けを提案するなど、柔軟な発想力と行動力も鍛えた。コロナ禍によってダメージを受けた北海道経済は今後どのような方向性を目指すべきなのか、迫田社長に訊いた。(12月3日収録)

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【経済】コロナ禍の道内経済の針路を小磯修二氏に訊く

「一極集中」の弊害が露呈した
今こそ辺境の優位性を生かせ

コロナ禍で問われる生き残りと再生

地域研究工房 小磯修二 代表


北方ジャーナル2021年1月号
旧北海道開発庁の官僚時代から約半世紀にわたり地域政策にかかわってきた小磯修二・元釧路公立大学長(72)。現在は、一般社団法人地域研究工房代表理事として北海道の活性化に向けた調査提言や政策コンサルティングを続けているほか、昨年には公益社団法人北海道観光振興機構会長に就任、観光振興の旗振り役も務めている。これまで「官と学」の立場から北海道を俯瞰し、中央ではなく地元の視点で地域経済を分析してきた小磯氏。コロナ禍が現在進行形で進んでいる状況から我々は何を学び取り、自分たちの経済をどう方向づけていくべきなのか。同氏が提案するヒントは北海道が進むべき針路を想起させてくれる。(11月26日収録・佐久間康介)

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【ニュース】

■STV優生法報道に「問題ない」
 不適切取材疑いにBPOが結論

 ──「私らは素人、言われるままだった」と申立人男性

■刑務官・受刑者累計9人が陽性
 月形刑務所で国内初クラスター

 ──受刑者は「それほど動揺ない」と冷静な受け止め

■銃不使用の地区でクマ出没続く
 親子3頭とニアミスの目撃談も

 ──「クマも生き抜くのに必死」と地元ハンター

■「今こそ“現場の健康”に関心を」
 看護師過労自殺訴訟で弁論続く

 ──KKR問題で労災審査記録が開示

■法廷闘争に入る北大総長解任事件
 名和豊春氏が処分取消訴訟を提起

 ──国を相手取り手続きの違法性を問う内容

■借りた土地をゴミの山にして
 逃げた札幌のリサイクル業者

 ──賃料支払いと明け渡し命令の判決が出ても知らぬ顔

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【マンガ】回顧2020

コロナで明けコロナで暮れる(石川寿彦)
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【医療】元生会の森山病院がJR旭川駅の北彩都地区に新築移転オープン

健康都市の創出を目指す
旭川ウェルネスセンター


北方ジャーナル2021年1月号
社会医療法人元生会(森山領理事長)が運営する森山病院(稲葉雅史院長・232床)が11月24日、JR旭川駅に近い北彩都地区に新築移転オープンを果たした。この新病棟は隣接地で建設中の健康食レストランやフィットネスクラブを備えた「旭川ウェルネスセンター」の中核施設という位置づけで、病気を未然に防ぐ「予防医学」をコンセプトに掲げた診療に力を入れていく計画だ。「森山グループが当初から目指していた健康・医療・福祉の三位一体の地域医療を提供していきたい」とする森山理事長(66)に新病院の概要と抱負を聞いた。

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【イベント】第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭

初のハイブリット形式が示す
国際映画祭の新しいスタイル

リアルとリモートを融合した試み


北方ジャーナル2021年1月号
世界中のクリエイターがコンペティションに臨む作品を応募し、アニメーションのグローバルな魅力を広く発信している新千歳空港国際アニメーション映画祭。空港が舞台という世界でも稀な映画祭だが、7回目を迎えた今回は人同士の交流活動を著しく阻害する新型コロナウイルス感染拡大の渦中での開催となってしまった。徹底した感染防止対策と同映画祭ならではの賑わい創出の両立をはかるべく、熟考の末に決めた実施内容は新千歳空港シアターでの作品上映と、従来のイベントプログラムなどはオンライン配信するという、いわばリアルとリモートの融合。これまでにない試みに挑んだ同映画祭だったが、世界からの作品応募数は前回とほぼ同等で、コロナ禍といえども変わらぬ支持の厚さを示した。

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【原発】“核のゴミ”レポートPART17 「文献調査」に抗して地元・周辺町村で広がる住民運動

目指すは、議会解散
寿都周辺の町村議会では
「拒否条例」制定の動きも


北方ジャーナル2021年1月号
NUMOによる“核のゴミ”処分場の建設に向けた「文献調査」の準備が後志管内の寿都町と神恵内村で始まった。地質条件などの“文献”はすでに収集されており、2年間の調査期間は処分事業のPRや地元・周辺対策に充てられるだろう。寿都町では“肌感覚”によって応募を決めた片岡春雄町長のやり方に反発する声も根強く、11月下旬には町民有志が「寿都の闇を正すリコールの会(仮称)」を立ち上げ、町長の独断専行を容認した町議会の解散請求に取り組む方針を決定。年明けに運動を本格化させる。周辺町村の議会では「拒否条例」を制定する動きもあり、徐々に包囲網が広がる。後志管内の一次産業の実態に明るい岩内町議の話も交え、住民運動の一端を紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【原発】高知県・元東洋町長の澤山保太郎氏が“核のゴミ行脚”

文献調査を撤回させた男が
寿都、神恵内でも反対運動


北方ジャーナル2021年1月号
13年前、核のゴミの最終処分場選定に向けた文献調査応募を撤回した高知県東洋町の元町長、澤山保太郎氏(76)が8月下旬から本道入りし、後志管内寿都町と神恵内村を中心に反対運動を続けている。自身の経験を踏まえ文献調査撤回を訴える澤山氏は取材に応じ「文献調査を行なうには憲法95条に基づいた住民投票が必要」との認識を示した。(武智敦子)

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【原発】「噴火湾沿岸キャラバン」メンバーが青森の核関連施設を視察

核燃サイクルが破綻した中で
現地にそびえる「巨大な虚構」


北方ジャーナル2021年1月号
2020年夏、泊原発の廃炉を訴える「噴火湾沿岸キャラバン」を挙行したメンバーが10月中旬、青森県下北半島・六ヶ所村の再処理工場などをバスでめぐる「アオモリスタディツアー」に参加した。下北半島では国が推進してきた核燃料サイクルが事実上破綻した今も再処理工場などの建設が続く。そして、寿都町と神恵内では核のゴミ最終処分場選定に向けた文献調査が始まる──。参加した3人に今回のツアーの印象や文献調査をめぐる問題について訊いた。(武智敦子)

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【寄稿】ちょっと待って、道民として核のゴミを考えよう 【2】

裏にある原発回帰のシナリオ
常田 益代(北海道大学名誉教授)


2011年3月11日、巨大地震が東北地方太平洋岸を襲い、陸中海岸から茨城県の海沿いの市町村に押し寄せる津波の猛威に息を飲んだ。そして翌12日に福島第一原発1号機が、14日には3号機がそれぞれ爆発。15日には4号機の建屋も吹っ飛び、私たちは原発の安全神話がガラガラと崩れ落ちてゆく様を目の当たりにした。あれから約10年。そして今、この国は原発と核のごみ最終処分場の安全神話を再びつくりだそうとしているように見える。本稿では国と地元の最近の動きを振り返ることから始めたい。

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【連載】ルポ「ひきこもり」64──ひきこもりは恥ですか? 「ぼそっと池井多」さんの講演から【2】

危険な“支援の自己満足”
過去を見つめてこそ未来は拓く

北方ジャーナル2021年1月号
ぼそっと池井多さん(58)の講演会「長期化するひきこもり家庭のコミュニケーション不全」。後半は親や支援者ら3人から寄せられた質問に向き合った。質疑応答で最も印象深かったのは「『支援者の支援したいという気持ち』を満足させるために当事者は存在しているのではない」というメッセージだ。母親から精神的虐待を受けて育ち、30年以上断続的にひきこもった経験。転機となったのは30代の4年間に過去を徹底的に振り返ったこと。その作業から「自分の人生の構造が分かった」という声には重みがある。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【66】

千葉県にあった地下航空要塞
館山海軍航空隊赤山地下壕跡

首都東京を守る戦略拠点


北方ジャーナル2021年1月号
房総半島の南端にあり温暖な気候で知られる千葉県館山市。ここに所在する海上自衛隊館山航空基地のすぐ南側に、標高60メートルの「赤山」と呼ばれる小高い場所がある。凝灰岩などからできたこの岩山の中には、総延長2キロ近くの地下壕(通称・赤山地下壕)が存在する。先の大戦を前にして旧海軍の航空指揮所として造られたらしく、現在は館山市が管理し、誰でも有料で見学できるようになっている。首都東京を守るため秘密裡に建設された地下航空要塞跡を10月下旬に訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●イオン北海道が函館市と釧路市でご当地WAONを活用した寄付事業
●インターナショナルビアカップで「アバシリホワイトエール」が銀賞
●サツドラHDの子会社が協定で道教委と相互連携

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『今日を祝おう』

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