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2020年11月14日

北方ジャーナル2020年12月号

北方ジャーナル2020年12月号



11月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】道警不祥事から考える〈46〉

「筋が通らず、矛盾多くて」
元警官告白、交通捜査の実態
札幌では違反捏造で懲戒5人


北方ジャーナル2020年12月号
やり甲斐や達成感に満ちていた筈の職場は、矛盾まみれで筋の通らない仕事だらけだった――。自らが起こした事件の公判でそう吐露したのは、ストーカー行為などで起訴された元警察官。交通捜査に携わっていた彼にとって、取り締まりに伴う「矛盾」への疑問は増える一方だったという。道警ではおりしも、札幌の交通警官が違反捏造で処分され、多くの不正があきらかになったばかり。互いに関連しない筈の2つの不祥事は、何を語っているのか。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋12

検審、お前もか――
野次排除警官「不起訴相当」
国賠でも道警が適正性主張


北方ジャーナル2020年12月号
昨夏の札幌で起きた首相演説野次排除事件で、警察の見解に新たなお墨つきが加わった。現場の警察官たちを不起訴処分とした検察の決定に、第三者機関が「相当」を議決、首相に野次を飛ばした男性への身体拘束などを「不当とは言えない」と結論づけたのだ。男性らが起こした国家賠償訴訟では、被告の道警がまたも排除の適正性を主張、現場には複数の「危険」があったと論を張ることに。問題発生から1年4カ月、言論封殺を追及する闘いはまだ終わらない。(小笠原 淳)

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【報道】稼ぐ目算外れた豊浦町のバイオガス発電プラント

このままでは“金食い虫”
広がらない消化液の活用


北方ジャーナル2020年12月号
本年8月号で報じた豊浦町(胆振管内・村井洋一町長)のバイオガス発電プラント問題が深刻さを増している。事業主体である町が約24億円を投じて建設した施設だが、稼働2年目となる今年度は初年度を超える赤字額になる見込み。ネックはガス生成工程で出てくる消化液(液肥)の引き受け先が広がらないこと。このため貯留施設が満杯に近づき、プラントは60%程度しか稼働できていない状態だ。消化液の問題にメドがつかなければ「売電で儲ける」どころか、とんだ「金食い虫」になりかねない。(佐久間康介)

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【報道】医療現場で散った命12

「ようやく息子に報告が」
吃音看護師殉職に労災確定
「業務に起因」と地裁判断


北方ジャーナル2020年12月号
言い渡しは、一瞬だった。「遺族補償給付を支給しない旨の処分、及び葬祭料を支給しない旨の処分を、いずれも取り消す」。傍聴席の静かなどよめきは裁判所の廊下にまで伝わり、原告らが支援者たちに朗報を告げる。静かだったのは、無人の被告席のみ。提訴から3年、本年9月号の誌面で詳報した新人看護師の労災認定をめぐる訴訟は、遺族の請求を全面的に認める判決に到った。(小笠原 淳)


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【報道】隈研吾設計の北竜町立保育所で尾をひく保育士雇止め問題

解雇ありきの“ヒアリング”
話し合いを拒む社協と役場


北方ジャーナル2020年12月号
「ひまわりの里」として知られる雨竜郡北竜町(佐野豊町長)。この町で生まれ育ち、地元の「和(やわら)保育所」で子どもたちを見守っていた保育士たち5人が雇用主の北竜町社会福祉協議会(竹林均会長、以下社協)から突然雇止めにあったのは、今年3月末(本年7月号で既報)。保育士たちのうち3人は、社協や設置者である町に対して何度となく雇止めの理由について開示を求めたが、社協や町はいまだに明確な理由を示さないままだ。保育士たちが生まれ育った町から受けた仕打ちの傷は癒えていない。雇止めから8カ月、問題の経過と現在の状況を取材した。(佐久間康介)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART16 「文献調査」をめぐって揺れる寿都町の住民運動の現在

暴走、許すまじ──
水産加工の担い手を中心に
広がる「応募撤回」のうねり

北方ジャーナル2020年12月号
8月13日の北海道新聞が後志管内寿都町が“核のゴミ”最終処分に向けた「文献調査」に応募を検討中であることを報じて以降、この問題が全国に大きく発信されている。片岡春雄町長の頑なな姿勢は住民の反発を招き、水産加工業者や主婦らが立ち上がり、「子どもたちに核のゴミのない寿都を! 町民の会」が誕生。「町議会の全員協議会の議事録の公開を」「町長だけの判断で応募できるのは法律の欠陥」「文献調査だけで20億円を支払う制度はおかしい」などと主張し、住民投票条例の直接請求や署名活動、講演会の開催などを通して運動の輪を広げてきた。水産業が盛んな寿都町を訪れ、この問題に対する「町民の会」の人たちの率直な声を聴いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】泊原発の廃炉を目指す共和町と岩内町の住民リーダーを訪ねて

処分場の本命は福島か
「寿都と神恵内の応募は
国が仕掛けたダミーでは」


北方ジャーナル2020年12月号
後志管内の寿都町と神恵内村が原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの最終処分場の文献調査に応募表明した問題で、「今回の応募は国が仕掛けたダミー」という説が近隣地域で流れている。処分場建設地の本命は福島第一原発事故による汚染地域で、処分地を探す国の努力をアピールするための猿芝居ではないかというのだ。共和町と岩内町で泊原発の廃炉をめざす住民団体のリーダーを訪ね、「福島本命説」をめぐる根拠や背景などを探った。(武智敦子)

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【寄稿 常田 益代(北海道大学名誉教授)】ちょっと待って、道民として核のゴミを考えよう 【1】

今なら間に合う応募撤回

北方ジャーナル2020年12月号
10月9日、寿都町の片岡春雄町長は高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分地選定にむけた文献調査へ応募した。続いて同月15日、神恵内村の高橋昌幸村長も選定に向けた調査の実施申し入れを正式に受諾した。これらの判断に否応なく影響を受けることになる道民のひとりとして、核のゴミの問題点をいくつか考えてみたい。(10月31日現在)

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【ニュース】

■依存症教育資格、道内初の認定
 「日本で一番悪かった」元刑事に

 ──「稲葉事件」主人公、予防教育アドバイザー活動に意欲

■原告代理人が当事者として陳述
 「結婚の自由」訴訟、札幌で結審

 ──来年3月に判決言い渡し、全国初の憲法判断へ

■警官と冤罪被害者が法廷で対峙
 帯広・違法捜査問う争い佳境に

 ──つきまとい、無断撮影、無賃乗車…、警察の言い分は

■コロナ禍でも揺るがぬ道産品人気
 「北海道の物産と観光展」が善戦

 ──同催事も対象の「プレミアム付どさんこ商品券」は完売

■大月氏の地位確認訴訟で初弁論
 解雇の国際大は請求棄却求める

 ──留学生問題では入管庁が“指導”対応か

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【オホーツク特集】網走市長 水谷 洋一氏に訊く

看板の“交流”を打ち砕いたコロナ
ピンチにこそ育つまちづくりの芽


北方ジャーナル2020年12月号
ラグビーW杯イヤーだった昨年に続き、コロナ禍に襲われた今年も水谷洋一市長(57)にとって大きく記憶に残る年になったことだろう。観光やスポーツ誘致が盛んな「交流都市」として名高い網走だが、不意にその交流が丸ごと断たれた影響は甚大だった。だが、地域では市民同士の助け合いをはじめ市主導の対策などにより明日への希望も生まれている。オホーツク初となるオンデマンドのバス事業が注目を集めているほか、市庁舎の移転新築も正式に決まり、修学旅行先として歴史・自然資源の豊かさが再評価されるという嬉しい出来事もあった。ピンチの時にこそ地域づくりの芽は育つものなのかもしれない。アフターコロナを見つめて采配を振るう水谷市長に、まちの現状と展望を訊いた。(10月16日収録)
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【オホーツク特集】北見市長 辻 直孝氏に訊く

道内初のクラスターを封じ込め
テレワーク推進で新時代に活路


北方ジャーナル2020年12月号
オホーツク管内における拠点商業都市・北見。今秋には新市庁舎や「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」と、市内中心部に大型施設が相次ぎ完成。いずれもまちの賑わいを創出する新施設として期待されている。その一方で2月にはクラスターの発生により、道内で最も早い時期に新型コロナウイルスとの闘いを経験。全てが手探りの中で、事態を長期化させること無く感染拡大の封じ込めを成し遂げた。またコロナ禍による「新しい生活様式」の広がりで、かねてより同市が力を入れていたテレワーク推進事業はこれまで以上に大きな関心を集めるようになった。社会が大きく変わりゆく渦中での北見の在り方について、辻直孝市長(67)に訊いた。(10月16日収録)
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【オホーツク特集】紋別市長 宮川 良一氏に訊く

全国3位、人気のふるさと納税
コロナ禍の市民を支え拓く未来


北方ジャーナル2020年12月号
オホーツク遠紋地域の拠点都市・紋別。その紋別といえば、ふるさと納税の寄付額で全道1位に躍り出た話題が記憶に新しい。地元観光のシンボルである流氷観光砕氷船ガリンコ号が新造され進水したことも市民を喜ばせた。脱炭素社会が叫ばれる中、バイオマスにメガソーラーが加わり自然再生エネのまちとして歩みを進めるトピックもあった。そんな朗報に湧く地域を直撃したのが今年のコロナ禍。基幹産業のひとつである観光と飲食が大きな打撃を受け、名物のまつりは軒並み姿を消し、アクセスの生命線であるオホーツク紋別空港は運休の瀬戸際まで追い詰められた。このような事態の中で市はどのように市民と事業者に寄り添ったのか。まちの現状と展望を宮川良一市長(66)に訊いた。  (10月14日収録)

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【オホーツク特集】タカハシグループ、コロナ禍とかく闘えり

カラオケ=クラスターの温床
この誤解払拭に全力を尽くす

(タカハシグループ代表取締役会長 髙橋 康弘 氏)
グループの力でコロナの猛攻に善戦


北方ジャーナル2020年12月号
ほんの僅かな気の緩みも逃さない、といったまるで意思でも持つかのように再び猛威を奮い始めた新型コロナウイルス。その流行初期からダメージの直撃を受け続けているのがカラオケチェーン店だろう。そんな中、長年培った盤石な経営基盤のもとコロナの猛攻に耐え続け、反転攻勢の機会をうかがうのが道内最大手カラオケチェーンのタカハシグループだ。徹底した感染防止対策などでカラオケに向けられたマイナスイメージの払拭に全力で臨み、またグループシナジーの発揮で新たな取り組みにも果敢に挑んでいる。同グループの顔、髙橋康弘会長はこの厳しい状況下にあっても、視線は絶えず未来へ向け続けている。 (10月13日収録)

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【特集 オホーツク観光2020】

“白い大地”は色褪せない

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【企業】飛栄建設と北大教授がコロナ対策のクリーンブースを共同開発

診察ブースのウイルスを除去
簡便な設置で感染防止を実現


北方ジャーナル2020年12月号
飛栄建設(本社札幌・松田順治会長)が、新型コロナウイルス対策として医療機関向けに診察用クリーンブースの提案を始めた。すでに市立札幌病院(札幌市中央区)や国立病院機構北海道医療センター(同市西区)に設置され、診察に利用されている。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念される中、病院などでは万全のコロナ対策が求められるようになっており、感染を防ぐクリーンブースの需要が高まりそうだ。

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【医療】医療法人我汝会さっぽろ病院がJR苗穂駅直結の立地に新築移転

抜群のアクセス環境の中で
診療体制を大幅に強化拡充


北方ジャーナル2020年12月号
人工股関節置換術で国内トップクラスの治療実績を誇り、道内外から患者が訪れている医療法人社団我汝会「えにわ病院」(木村正一理事長・恵庭市・150床)。この系列病院である「さっぽろ病院」(春藤基之院長・50床)が9月下旬、札幌市東区北24条からJR苗穂駅北口エリア(東区北5条)に新築移転オープンした。急増する手術に対応するためオペ室をはじめ診察室、検査室など診療体制を大幅に拡充。365日の通年リハビリやさらなる早期離床、早期退院を目指しながらより質の高い医療を提供していく計画だ。「JR苗穂駅北口直結と交通面のアクセスの良さが強み。ここではこれまで以上に症例数を増やしていきたい」とする春藤院長に新病院の概要と抱負を訊いた。(10月22日取材)

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【連載】ルポ「ひきこもり」63──ひきこもりは恥ですか? 「ぼそっと池井多」さんの講演から【1】

これは家族の病気です
精神的虐待から「ガチこもり」へ


北方ジャーナル2020年12月号
「ひ老会(ひきこもりと老いを考える会)」や「ひきこもり親子 公開対論」などのイベントを通して当事者の声を社会に発信する、ぼそっと池井多さん(58)。その講演会「長期化するひきこもり家庭のコミュニケーション不全」が10月17日、札幌市内で開かれた。教育熱心な母から精神的虐待を受けて難関大学に進学。就職が内定していた大手企業への入社を前に外へ出られなくなった。以来、30年以上断続的にひきこもり、家族とは20年来音信不通という池井多さんは、「多くの人がひきこもりに関してオープンに論議できるようになれば、ひきこもりは恥でなくなる」と問いかける。講演会と質疑応答の模様を2回シリーズで紹介する。                      (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【65】

京都市伏見区に残る戦争の記憶
校舎になった第16師団司令部跡

空襲被害が伝わらなかった古都


北方ジャーナル2020年12月号
国内有数の参拝者を集める伏見稲荷大社のある京都市伏見区深草地区は、かつて大日本帝国陸軍第16師団が駐屯し、その本部施設がいまでもカトリック系の女学院として使用されている。そして街中にはかつての面影を残す建物や橋が数多く存在している。京都は太平洋戦争で空襲を受けなかったと聞いてきた筆者だが、本当にそうだったのだろうか。長年抱いていた疑問の答えを探すために9月下旬、コロナ禍の中で徐々に観光客が戻り始めた京都を訪れた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●田所法務副相が刑務所を視察 再犯防止・社会貢献に期待
●函館の焼肉・海鮮・菓子の3社がコロナ支援への恩返し企画を始動
●〝クラシック〟好き集う札幌ドームで「35周年記念缶」の寄付金贈呈式
●小清水のじゃがいもスイートポテト 町民ニーズに応え6月から通年販売
●ホテルオークラ札幌が食で魅力を伝える「オホーツクフェア」開催中
●ブラックニッカで北海道の環境保全 「鶴の恩返し」キャンペーン始まる
●国内最大級の士業グループを築いた佐藤良雄氏の経営極意

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
*新連載 囚活通信
*新連載小説 つぐみ
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春には癒える』

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