2020年08月07日
ススキノ助成金で「9団体優先」を撤廃。新たに500事業者を助成へ

通行人にススキノ助成金の不公平さと業界の窮状を訴える伊藤淳一さん
(7月17日午後6時過ぎ、札幌市中央区の旧ススキノラフィラ前)
札幌市は、いわゆる「ススキノ助成金」の予算を倍増させることを正式に決めた。すでに執行している1億5千万円と同額を補正予算の中から新たに措置することとし、8月中旬の申請再受付に向け、事業主体の一般社団法人すすきの観光協会(本部札幌・大島昌充会長、以下協会)と共に準備に入っている。
7月中旬の記者会見で秋元克広市長が「追加で予算措置をしたい」と表明したことを受けて内容が固まったもの。8月5日、本誌の取材に同市経済観光局MICE推進課が明らかにした。最大の変更点は、申請条件が緩和されることで、これまで協会など業界9団体に加盟する事業者を優先していた条件が撤廃される。募集枠は前回同様500事業者で、申請受付後に店舗の感染防止対策(30項目)をチェックしたうえで1事業者当たり25万円を交付する仕組みは同じだ。申請受付は8月中旬にも始まる運びとなっている。
「今回は9団体に加盟しているかどうかは問わない形で実施する予定です。基本的には、現下の札幌における新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、歓楽街での感染防止のレベルをあげていく必要があるということ。条件の変更については、ススキノで事業を営んでおられる皆さんからさまざまな意見を頂戴したことに加え、貴誌などメディアの指摘も参考にしたしだいです」(同課)
折しも札幌市保健所による「コロナ感染店リスト」の流出に揺れるススキノだが、関係者にとっては朗報と言える出来事だ。(く)
「今回は9団体に加盟しているかどうかは問わない形で実施する予定です。基本的には、現下の札幌における新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、歓楽街での感染防止のレベルをあげていく必要があるということ。条件の変更については、ススキノで事業を営んでおられる皆さんからさまざまな意見を頂戴したことに加え、貴誌などメディアの指摘も参考にしたしだいです」(同課)
折しも札幌市保健所による「コロナ感染店リスト」の流出に揺れるススキノだが、関係者にとっては朗報と言える出来事だ。(く)
Posted by 北方ジャーナル at 13:45│Comments(0)
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