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2020年06月22日

社会が大きく変容するコロナ禍中での企業の在り方を学ぶ、「北海道経営未来塾」第5期が船出

社会が大きく変容するコロナ禍中での企業の在り方を学ぶ、「北海道経営未来塾」第5期が船出
第5期生の入塾記念撮影(6月20日午後、札幌パークホテルで)

これからの北海道経済を背負って立つ経営者を育成しようと、ニトリHD元特別顧問で未来経営研究所の長内順一社長が塾長となって設立された北海道経営未来塾。その第5期入塾式が6月20日に札幌パークホテルで催され、30代から40代にかけての男女37人が入塾証書を受け取った。
同塾は「第2のニトリやアインファーマシーズを目指す」を合言葉に2016年より開塾したが、今年は未曾有の国難と言える新型コロナ禍の中にあって、企業をどう守りどう存続させていくか、ということが大きなテーマとなる。

本来なら鈴木直道北海道知事や秋元克広札幌市長、北海道商工会議所連合会の岩田圭剛会頭に北洋銀・道銀の両頭取と道内政財界のトップらが参集するはずだったこの式典。だが現下の情勢を鑑み主催者側から出席の見合わせを申し入れたという。
 
社会が大きく変容するコロナ禍中での企業の在り方を学ぶ、「北海道経営未来塾」第5期が船出
長内塾長(右)から入塾証書を受け取った石屋製菓の石水創社長

入塾証書授与の直前、長内塾長は、「これからお渡しするのは、ただの1枚の紙です。ですがその中には我々のさまざまな願いや期待が詰まっている。この証書は血の通ったものであると思ってほしい」と檄を飛ばした。
また、授与式後の塾長挨拶では、「今年は歴史に残る年であり、これから社会は大きく変わっていく。その中で重要なのは、自らも変化していく、ということ。私はこれまで何度も“ピンチはチャンス”という言葉を繰り返してきたが、これは“チェンジはチャンス”ということでもある。この塾で自分が何をすべきかをしっかり学び、自らの歴史、伝説を作っていくという気概で、変化を遂げてほしい」と述べ、同塾のモットーである“自分と未来は変えられる”という言葉を繰り返し訴えた。
 
5期のプログラムについては、これまでの塾生の要望に応えて、彼らと同年代の全国で活躍する創業経営者を講師として招くとし、メルカリの山田進太郎代表などがそれを務める予定だ。なお、講座のトリと締めは北海道が誇る道産子創業経営者に講師を依頼。7月22日の第1回はアインHDの大谷喜一社長。締めとなる11月5日開催の第5回はニトリHDの似鳥昭雄会長が務める。
 
社会が大きく変容するコロナ禍中での企業の在り方を学ぶ、「北海道経営未来塾」第5期が船出
塾生代表として登壇した川口谷社長

今期、塾頭を務めるのは江別市の酪農法人・カーム(Kalm)角山の川口谷仁社長。塾生代表挨拶では、「経営とは人が資本。人あっての自分という他人本位の姿勢が重要だ」、「命懸けで守り果たした約束から生まれた縁は、永遠に残る無形の資産」などこれまでに同塾で学んだことを振り返って語り、「これからのコロナとの闘いでは、今だから出来ることを果たしつつ、それぞれが持つ自分の強みを仲間と互いに分かち合い、弱きに寄り添う姿勢で克服していく。第5期、1年間の中で得る学びと気付きを実際の行動に移して、企業、地域、そして北海道に貢献していく」と決意を述べた。



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Posted by 北方ジャーナル at 16:39│Comments(0)政治経済
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