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任命状を共に抱える森崎氏（右）とホクレン・内田会長（３月31日午前、ホクレンビル１階会議室で）

ホクレン農業協同組合連合会（以下ホクレン、内田和幸代表理事会長）は、北海道農業の新たな可能性や、良質な農畜産物を通じて農と食の明るい未来を切り拓こうとする取り組みなどを広く発信するアンバサダーとして、俳優の森崎博之氏を起用。３月31日に札幌市のホクレンビルで就任式を行なった。

森崎氏といえば、今や全国区となった名優らが名を連ねる北海道生まれの演劇ユニット・ＴＥＡＭ ＮＡＣＳのリーダーとして知られる人気者。また今日まで約12年間、北海道農業に関する情報番組のＭＣを務めているということもあって、今回の役回りはまさに適役といえる。

就任挨拶では、「故郷の東川町で、子供の頃のおやつといえば米農家だった祖父母が育てたトマトや胡瓜でした」など幼少期から農業に深く親しんでいたエピソードを披露。「北海道農業の応援団長として、“食べる”ということをもっとありがたいものとして考えたい。私たちに届くさまざまな農畜産物が、それぞれ大変な過程を経て作られていることにしっかり感謝の意を示していきたい」と就任の意気込みを語った。


エールを送る森崎氏

森崎氏のアンバサダー就任式後には、今年度のホクレン女子陸上競技部・新体制発表会見も実施。新加入の保坂野恋花選手を含め、今期は所属選手10人体制で活動していくことを公表した。
会見では昨今のコロナ禍で大会日程の見通しが立たず、また練習もさまざまな制約が課されるなどで、モチベーションの維持が難しい現状も各関係者から吐露された。

その一方で、「普段から生産者の方々をはじめ北海道の皆様に元気を与えたい、という気持ちで取り組んでいたが、今年に関しては与えたい、ではなく与えなければ、という強い気持ちを持っている」（長渡憲司監督）、「今年はチーム全員が個々の力を上げ、皆様に恩返しできるよう頑張っていきたい」（菊地優子キャプテン）など力強い言葉も聞かれ、そんな同チームに向けて森崎氏がエールを送った。


森崎アンバサダーとホクレン女子陸上部メンバーとの記念撮影