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２月21日に札幌市中央区の「こども學舎」内で行なわれた包括連携協定の調印式（左からコドモン・小池義則代表取締役、幸コーポレーション・星澤幸子代表取締役、進学支援の会・河村泰孝代表理事）

幸コーポレーション（本社札幌、星澤幸子代表取締役）とＮＰＯ法人進学支援の会（本部札幌、河村泰孝代表理事）、コドモン（本社東京、小池義則代表取締役）の３者は２月21日、「北海道の子供を取り巻く環境の改善」を目指した包括連携協定を締結した。
今後は、コドモンが手掛ける社名と同名の保育業務支援ＩＣＴシステム「ＣｏＤＭＯＮ（コドモン）」の道内での普及推進。進学支援の会が運営する保育士養成施設「こども學舎」での保育ＩＣＴ授業の実施。幸コーポレーションによる日本の伝統食にこだわった保育施設及び保護者向けのレシピ提供や、和食給食の提供などを行なっていく方針だ。

現在保育の現場において、子供としっかり向き合うという本業の妨げになっている、事務雑務業務の軽減が強く求められている。その課題解決に一役買っているのが「ＣｏＤＭＯＮ」によるタブレット端末を使用した簡単操作によるデータ管理だ。些細な体調の変化や食べ物の好き嫌いなど個々人の細かな部分に関しても、データとして記録・分析することでそれぞれの子供に適した保育環境を提供すると共に、保育士の事務雑務業務簡略化にも寄与する。
保育士を養成する進学支援の会側としても、保育業務を支援するＩＣＴ「ＣｏＤＭＯＮ」の普及は、保育士の労働環境につながる取り組みとして歓迎しており、進学支援の会の河村代表は「本業に専念でき、心にもゆとりが生まれると保育士からは自然と笑顔も出てきます。そうした労働環境の改善は保護者の安心にもつながっていきます」と話している。


保育業務支援ＩＣＴシステム「ＣｏＤＭＯＮ」のデモも実施された

食に関する取り組みに関しては、単に日本の伝統食を普及していくだけではなく、礼儀作法や食事の場を大切にしてきた日本人伝統の気質など、現在失われつつある古き良き日本の食文化をしっかりと伝えていきたい、という幸コーポレーション・星澤代表の強い思いも込められている。
「古来より日本人がどれだけ素晴らしい知力・体力・気力を持ち合わせていたかは、歴史を学べば明らか。その先人たちが形作ってきた食文化が日本の伝統食にあります。古くから受け継がれている和食の文化がいかに美しく大切なものなのかを、今の方々にもっと知って欲しい」（星澤代表）