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2020年01月14日

北方ジャーナル2020年2月号

北方ジャーナル2020年2月号



1月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】旭川医大で浮上した元脳神経外科教授の強制猥褻疑惑

意識のない医局女性を脱がし
わいせつな動画を撮影、編集

元教授の異常行為と大学の隠蔽体質


北方ジャーナル2020年2月号
昨秋から教授の不祥事が続いている国立大学法人旭川医科大学(吉田晃敏学長・以下旭川医大)で新たな疑惑が浮上した。昨年3月にキャンパスを去った脳神経外科学講座の元教授が、あろうことか自分の医局スタッフに猥褻行為を働き、それらを自ら撮影していたというのだ。発覚後、大学側は事件を隠蔽し、この元教授は依願退職という形で責任を問われることなく札幌近郊の病院に再就職を果たしたという。税金が投入されている国立の医育機関でいったい何が起きていたのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件4

「長く、つらい1年に」――
近隣住民、アパマン北海道を提訴
スプレー噴射の元店長は書類送検


北方ジャーナル2020年2月号
とりあえずの原状回復までに、1年の時間が過ぎ去った。被害補償の交渉では半年ほどで「最終合意」が通告され、示されたのは実際の被害にほど遠い補償額。合意を迫る加害者は、被害世帯に“守秘義務”を求めさえしたという。「このまま事件を終わらせてはならない」。30人の被害者が声を挙げたのは、何よりも事件の風化を喰い止めるためだった。不動産仲介店アパマンショップ爆発事件は、まだ終わっていない――。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈6〉 

「多くが不問に」――
内部告発当事者が本誌に手記
指摘の疑惑、函館消防は否定


北方ジャーナル2020年2月号
昨年春に内部調査が始まり、同9月にその結果が報告された函館市消防の夜間勤務手当不正支給問題。11月には全消防職員の8割以上を占める307人が訓告などの処分を受け、総額1200万円以上の返納が決まった。一連の問題が終息したかにみえる中、昨年末にある人物が本誌編集部へ寄せた手記には、組織の内部事情が生々しく綴られている。本号にその全文を採録し、改めて問いかけたい。内部調査ですべての膿を出し切ることはできたのか――。(小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ7

“一時金”報道 BPO審理入り
「正確・公正だった」とSTV
国賠訴訟は「除斥期間」で争い


北方ジャーナル2020年2月号
旧優生保護法の報道をめぐり、強制不妊手術の被害者が地元民放局の不適切な取材・報道を指摘していた問題で12月中旬、被害者代理人から申し立てを受けた第三者機関が問題の審理にあたることを決めた。並行して続く当事者と国との裁判では、不妊手術の被害が消滅する「除斥期間」適用の有無で争いが続き、原告側が公平性の観点などから国に誠実な対応を求めている。訴訟支援の署名活動も始まり、佳境を迎えつつある闘い、現時点での報告を――。(小笠原 淳)


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【報道】道警不祥事から考える〈38〉 

盗撮、詐欺で起訴2連発
酒気帯び巡査長には停職処分
野次排除問題はなお「確認中」


北方ジャーナル2020年2月号
2019年、師走の北海度警察では不祥事が相継ぎ、暮れの迫った下旬に到って現職を含む2人が盗撮と詐欺で起訴された。さらに酒気帯び運転で懲戒に到った事案もあり、職員の処分を担う監察官室がたびたび謝罪コメントを発する事態に。発生半年が過ぎる首相演説野次排除問題では「事実確認」が遅々として進まぬまま、1月末に民事訴訟の初弁論を控えている。新たな年の幕開け、道警の周辺は早くも騒がしい。(小笠原 淳)

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【原発】“核のゴミ”レポートPART14 幌延・処分研究の「延長容認」で道政に汚点残した鈴木知事

期間延長は議会と道民軽視
「核燃料サイクル」と心中か
一次産業や観光軸に発展か

北方ジャーナル2020年2月号
原子力機構が幌延町での“核のゴミ”処分研究の期間延長を申し入れた問題をめぐり、鈴木直道知事は12月10日の道議会で「延長容認」を表明した。議会での議論を深めず同機構理事長との会談を行ない、道民から寄せられた意見の整理作業中に結論を出す拙速なやり方は、道政史上に汚点を残した。道が「期限のない研究延長」にお墨付きを与えたことで、処分事業者のNUMOは幌延での研究に参入する機会を窺う。一次産業や観光を軸に本道を発展させるのか、破綻した核燃料サイクル路線と心中するのか──いま、道民と道庁が試されている。  (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】中川町・エゾシカ事業の補助金不正流用疑惑を追う

加工処理工場は休眠状態
国と町の補助金はどこへ

実態なきプロジェクトに投じられた1億円


北方ジャーナル2020年2月号
道北の中川町で国や町の補助を受けて約2年前に始まった野生エゾシカ肉の解体加工事業「イノチヲツナグ・プロジェクト」の不透明な運営に批判の声が高まっている。解体加工場となっている現地を訪れると、エゾシカ搬入口の扉などが壊れたままで、とても食肉を提供できるような施設とは思われなかった。この問題では「調査中」を理由に町からも納得できる説明は得られていない。合計1億円ともいわれる事業資金はいったいどこへ消えたのか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■札幌・菊水まちセンで着服発覚
 地元町内会からは温情求める声

 ──住民に慕われた非常勤女性に「むしろ応援したい」と連町役員

■婚姻「生殖が前提」と国側の主張
 原告は改めて違憲・不平等指摘

 ──LGBT「結婚の自由」札幌訴訟、審理半ばに

■札幌わしたショップの店頭募金
 首里城支援に4百万円強集まる

 ──北海道と沖縄、距離を超えた思いやりのつながり

■テーマは「半農半Xな生き方」
 北海道有機農業研究会が学習会

 ──農業+得意なこと“X”を社会に役立てる生き方指南

■土屋グループ創業者・土屋公三氏が
 (一社)3KM生涯幸福設計を設立

 ──今こそ求められる「3KM」による働く人の人生設計

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【道東・根室特集】石垣雅敏市長に訊く

根室の夜明けは日本の夜明け
多様な交流で領土返還に筋道

水産と観光を軸に地域経済活性化


北方ジャーナル2020年2月号
根室市第7代市長に当選して1年4カ月。2019年はかつてないほどの不漁に見舞われるという困難もあったが、石垣雅敏市長(68)は公約で掲げた「水産都市・根室の再興」に向け情熱をいささかも失っていない。年末に漁船が連行されるなど、いまだ解決のメドが立たない北方領土問題でも四島との新たな交流を実現させるべく国に対し働きかけを強めている。大人気のふるさと納税をはじめJR花咲線維持に向けても大きな支援が全国から寄せられる根室。日本で一番先に夜が明ける国境のまちの再興、領土問題の解決は、文字通り「日本の新たな夜明け」になる可能性を秘めている。今年、その根室はどう動くのか──。(2019年12月23日収録)

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【道東・根室特集】大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

根釧の資源活かす伴走型支援
「地域商社」で非金融でも貢献


北方ジャーナル2020年2月号
根室を中心に釧路や札幌にも拠点を有する大地みらい信用金庫は、釧路・根室地域の基幹産業のひとつである水産が厳しい状況にあることから、取引先の事業転換や新分野進出に伴走型支援を強化している。また、債務者区分の引き当て率を変えるなど備えを高め、取引先に向き合う姿勢をさらに強めている。地域商社の設立にも意欲を示しており、道東から信用金庫の新しい道を模索していく考えだ。遠藤修一理事長(63)に2020年の戦略などを訊いた。(2019年12月23日収録)

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【医療】さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニックに
「乳がん治療」の最前線と対応法を訊く

注目される「術前の抗がん剤治療」
何より大切な早期検診と確定診断


北方ジャーナル2020年2月号
日本人女性の11人に1人が発症すると言われる乳がんだが、治療法の進歩などから現在では早期発見なら9割は克服できるとされている。ただ欧米では患者数、死亡者数ともに減っているのに対し、我が国では依然増加傾向。30歳から64歳までの女性の間で死亡原因のトップになっているのが現状だ。そもそもこの乳がんとは、どのような病気なのか──。医療法人社団北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」(札幌市北区)の亀田博院長・理事長に乳がんのタイプに合った治療法、国内における最新の治療トレンド、そして検診の重要性について訊いた。(12月20日取材)

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【エネルギー】雪が北海道を豊かにする!?

雪氷環境プロジェクトが提唱する
“雪”の再生可能エネルギー活用

冬の厄介者が秘める資源としての可能性


北方ジャーナル2020年2月号
これから本格化する雪のシーズン。観光客にとってはお目当てのひとつにもなっているが、道民にとっては冬の厄介者という側面も否定できない。その雪を再生可能エネルギーとして活用する取り組みを広げていこうというのが、NPO法人・雪氷環境プロジェクト(本部札幌)だ。農作物の鮮度を長期間保つ雪氷貯蔵や、機器の冷却が欠かせないデータセンターなどにおける省エネ冷房としての雪氷活用など、冬の空から舞い降りるそれは資源としてさまざまな可能性を秘めていた。その雪の有効活用に20年も前から着目していた同NPOの小嶋英生理事長は、技術が進歩した今日において雪氷エネルギーは地域活性化にも大いに寄与していく、と力を込める。

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」48

新知事でも実現しない
市民団体との直接面談

泊再稼働めぐる道の対応は「暖簾に腕押し」


北方ジャーナル2020年2月号
市民団体の連合体である「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」(市川守弘代表・以下連絡会)は昨年12月12日、鈴木直道・北海道知事に対して、泊原発再稼働への安全性の見解などを求めて面談を求めた。だが前知事・高橋はるみ時代と同様、今回も実現しなかった。窓口となった道職員とのやり取りを取材すると、道民の安全を最優先に働かねばならないはずの知事が、なぜ要請を「重く受け止める」と言えないのか、疑問が沸く。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【経済】路地裏経済ウォッチ・令和2年に札幌でオープンする商業施設

アルペンとアイビックが“火花”
最新型アウトドアショップ対決


北方ジャーナル2020年2月号
令和2年が始まった。国内景気は堅調な見方が多い一方で、国際的には不安定要素もあってこの1年を見通すことは難しい。ただ7月24日から東京五輪が開催され、この中で8月8日・9日には札幌で男女のマラソン競技が行なわれるなど明るい材料もある。閏年で例年より1日多いことも流通業界には追い風だ。令和2年にオープンする札幌の商業施設にはどんなところがあるか、ピックアップしてみた。(佐久間康介)

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【連載】ルポ「ひきこもり」53──小樽の家族会元世話人が語る「私の体験」

今だから話せる息子のひきこもり
「置き去りにされた子供」との日々


北方ジャーナル2020年2月号
小樽市で「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」を主宰していた元世話人、鈴木祐子さん(72)が1996年から始まった我が子の不登校・ひきこもりの体験を語った。札幌の専門医や家族会との出会いなどを通して「置き去りにされた子供」の心細さや辛さについて言及。「頑固さがあったからこそ、息子は生き延びることができた」。その言葉には重みがある。少子高齢化の中で増え続ける不登校、そしてひきこもり。今だからこそ話したい──。そんな鈴木さんの語りに耳を傾けてみたい。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【55】

名古屋城の文化財を戦禍から守った
帝国陸軍大将の名を残す「乃木倉庫」

戦後の再建にも寄与した城の宝

北方ジャーナル2020年2月号
名古屋のシンボルといえば、金の鯱で有名な名古屋城だろう。徳川家康が築いた名城として城郭として初めて国宝に指定されながら、1945(昭和20)年5月14日のアメリカ軍の空襲によってほぼ焼失してしまった。しかし、奇跡的に無傷で残ったものがある。「乃木倉庫」と呼ばれたレンガ造りの弾薬庫に保管されていた障壁画などの文化財だ。そしてこれらが戦後の名古屋城再建につながった。貴重な文化遺産を守ったその倉庫と、名古屋城周辺の戦争関連遺跡をたどった。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●伝統の「登別温泉湯まつり」節分の2月3・4日に開催
●スマートに愉しむ絶品生ラム「北海道ジンギスカン 蝦夷屋」
●農と食を支える熱い思いをアニメに ホクレン「from North Field」を配信
●札幌でも大好評の海や牧場の恵み ポールスターで興部町物産展開催
●冬の札幌・函館で沖縄の熱気を満喫 「北海道泡盛の夕べ」
●幻のホップを使ったクラフトビール「ソラチエース」が飲食店本格展開

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常"
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*このプラモ、凄い!
*北海道妄想紀行
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『宴』

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 北方ジャーナル2023年11月号 (2023-10-14 00:00)

Posted by 北方ジャーナル at 00:00│Comments(1)バックナンバー
この記事へのコメント
旭川医大の記事拝読しました。詳細な記事で、取材力に感服いたします。続報期待しています。
Posted by やーちん at 2020年01月21日 23:31
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