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札幌とポートランドの魅力が詰まった同フェアのドーナツを抱え、笑顔を浮かべる秋元市長（左）と宮崎社長（５月29日の試食会で）

ホテル内のレストランメニューやラウンジで提供しているスイーツなどを通じて、道内各地域の食の魅力を発信するフェア「北海道を食べよう」が人気を博しているホテルオークラ札幌（宮崎誠社長）。現在は６月１日から同月末まで開催中の「札幌食彩フェア」が好評だ。

同ホテルの道内地域フェアはおよそ９年前から実施しているが、道都・札幌をテーマにしたのは昨年に続き今回が２回目。今年は札幌と米国ポートランド市との姉妹都市提携60周年も記念して、ポートランドの人気グルメを札幌の食材を用いて手掛けた同ホテルのアレンジメニューを提供している。なおポートランド市は、全米でも有数の美食のまちとして知られているという。


古川ポークのロースト
ポートランドバーベキュースタイル

札幌市南区の畜産農家・古川農場の古川ポークをバーベキュースタイルで調理したロースト（レストラン コンチネンタルにて月曜～土曜に提供）や、ポートランド市のあるオレゴン州の名前が付いた巻き寿司を、札幌産小松菜をはじめサーモン、チーズなど北海道らしい食材も活用して仕上げた札幌産小松菜入りオレゴンロール（きょうど料理亭 杉ノ目にて月曜～土曜に提供）。スイーツではポートランドで人気のカラフルなドーナツをモチーフに、札幌のイメージロゴ「サッポロスマイル」をあしらったサッポートランドスマイルドーナツ（ラウンジ プレシャスにて土曜・日曜に提供）など、札幌で育まれる良質な食材の魅力と、ポートランドの食文化の両方が楽しめる料理が盛り沢山だ。


札幌産小松菜入りオレゴンロール

フェアに先立つ５月29日には関係者を招いた試食会を実施。来賓として訪れた秋元克広札幌市長は、「ブランド総合研究所が調査した２０１８年の『食事のおいしい市町村ランキング』で札幌が１位になり、食のブランド力の高さが多くの方々から評価されています。ですが地元の方々には、札幌は良質な野菜などさまざまな食材の宝庫ということがあまり知られていない。このフェアは札幌の食材の魅力を知っていただく良い機会で、とてもありがたい」と挨拶した。