2019年03月25日
【札幌市長選】優勢伝えられる現職秋元にアークス横山社長が忠言
第一声での秋元氏(左)と横山氏
現職で自民・公明・立憲・国民・社民などの支持を受けた秋元克広氏(63)と、共産・自由などが推薦する無所属新人で弁護士の渡辺達生氏(54)との一騎打ちで3月24日、開戦の狼煙があがった札幌市長選。
告示前から優勢が伝えられる秋元氏だが、「勝利間違いなし、というイメージを持たれることで、有権者が投票所に足を運ばなくなり、投票率が下がってしまうということは絶対に避けなければならない」と、連合後援会の共同代表で大手スーパー・アークスの横山清社長(83)は苦言を呈した。
出陣集会での秋元氏の決意表明
告示前日に札幌グランドホテルで行なわれた出陣集会。250人以上の支援者が集まり熱気に包まれていた会場には、立憲民主党道連の佐々木隆博代表や札幌商工連盟の岩田圭剛会長(=札幌商工会議所会頭)、連合北海道の出村良平会長、自民党札幌市支部連合会の高木宏壽会長、上田文雄前札幌市長など、与野党の垣根を越えた道内政財界の重鎮らも多数訪れていた。
こうした中、「会場の熱気に冷や水を浴びせるようですが…」と挨拶に立ったのが横山氏だ。
「一番心配なのは、秋元克広さんの勝ちは間違いないだろう、と有権者が思うことで投票自体に行かなくなること。今の陣営の盛り上がりすぎ、完璧すぎは心配です」(横山)
そして、「投票に行くということは、札幌市長を我々市民が作っているんだ、ということ。候補者に対し道を誤ったらただじゃおかない、という意思表示でもあります。秋元さんを増長させないためにも、圧倒的多数の支持の上で選ばれたということを示さなければならない」とも続けた。
横山氏は、札幌時計台前で行なわれた秋元氏の第一声の場でも選挙カーの上にあがり、「油断大敵」など前日同様に投票率を下げないよう沿道の人々に呼び掛けた。
前回選挙と同様に時計台前から第一声を発した
タグ :札幌市長選
Posted by 北方ジャーナル at 10:50│Comments(0)
│政治経済
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