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2018年09月15日

北海道胆振東部地震後もたくましく元気な、すすきのの今


2割の節電目標が取りやめられた後も、ランドマーク・ニッカの看板の灯りは消えたまま(9月14日夜)

9月6日に発生した北海道胆振東部地震に伴う電力不足対策として、国が北海道の個人・団体に要請していた一律2割の節電目標。9月14日、世耕弘成経済産業相は需給ひっ迫の危機は脱したとの判断から、前述した数値目標設定を取りやめ、懸念された計画停電も「当面実施する必要がない見通し」と発表した。
地震直後は暗闇に包まれ、その後の節電要請でそれまで煌びやかにまちを彩っていたネオンの灯りが大きく数を減らした、北海道を代表する歓楽街・すすきの。2割の節電目標が取りやめられた日の夜に訪ねたそのまちでは、「ひげのおじさん」の愛称でも知られるランドマーク・ニッカの看板の灯りはまだ消えたままだった。


ティッシュ配りで店のPRに励む女性たち(左)

3連休前で本来なら書き入れ時のこの日のすすきの。往来する人の数は決して少ないとは感じられず、徐々に賑わいを取り戻している印象を受けた。そんな中、店のPRでティッシュ配りをしていた女性たちの声掛けが印象的だった。
「ティッシュは何にでも使えますよー」
「風邪ひいていませんかー。鼻水とか出ていませんか―」
おそらくは通行人の反応が鈍いのだろう。黄色い声から必死さが感じられた。
 
駅前通りに面したビルを見渡すと、自主的に節電しているのだろうか。看板の灯りは点いていたり消えていたりまちまちだった。
 
普段から常連客がメインというスナックに顔を出した。貸し切り状態の店内にやや困惑したが、ホステスたちは至って普段のまま。不安や動揺は見受けられなかった。
訊けば7日から店を開けたという。割れ物が壊れるといった営業に支障の出る被害は特になく、その日から店を開けた理由は「出張で来た本州の常連さんが食事を取る店が無い、って困っていたからご馳走も兼ねて」とのことだった。

話題の中心はやはり地震のことだった。
「テレビとかでは厚真町のことがよく出るけど、むかわ町もたくさんの建物がひどく壊れていて、ボランティアもあまり来ないからとても困っているみたい。むかわ出身の友達が言ってた」
「セコマでアイスを無料でプレゼントしているお店あったよね」
「地震の時にたくさん買ったカップ麺、今どうしよう、って思ってる」
「ラフィラ地下のヨーカドー、地震の次の日から停電復旧して、お肉とか野菜が普通通り売ってた」
「納豆、まだ買えてない。売ってる店見つけて、後で買おうと思ったらもう売り切れ」

今回の大地震でそれぞれがいろいろな苦労をしていた。だが、それらを話し合ったこの空間には重苦しい雰囲気は微塵も感じられなかった。
そうした中、ホステスのひとりから不意に出た一言。
「ノーモア自粛だってさ。いろいろな人が言ってた。その通りだよね」
すすきのは変わらず元気だ。そしてそこで働く人々はやはりたくましい。



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Posted by 北方ジャーナル at 14:17│Comments(0)ニュース
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