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2018年01月15日

北方ジャーナル2018年2月号

北方ジャーナル2018年2月号



1月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【生活保護】排除」ルールに思わぬ陥穽

「あなたは暴力団員です」
覚えない「登録」で人権侵害
警察情報、本人は確認不能


北方ジャーナル2018年2月号
当然受けられると思っていた行政サービスが、手続きを終える寸前で断ち切られた。役所の担当者が口にしたのは、耳を疑う一言。「あなたの名前が登録されている」――。昨年12月、札幌市で生活保護を利用しようとした男性が「暴力団登録」を理由に申請を却下された。身に覚えがなかったため警察に問い合わせると、事実確認を拒否された。入っていない組織から抜け出る方法など、とても思いつかない――。年が明けた今も、男性は「暴力団員」の肩書きから逃がれられないままだ。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈22〉

身内の犯罪、墨塗り開示
処分の軽重・公表の有無に特権?
道警不祥事 昨年“第3四半期”続報


北方ジャーナル2018年2月号
北海道警察の職員が処分された不祥事が昨年の第3四半期(7―9月)で計16件に上ることは、本誌昨年12月号ですでに報じた(懲戒処分2、監督上の措置14)。うち14件が未発表だった事実も併せて報告しているが、その後の公文書開示請求により未発表ぶんの中に事件化されたケースが3件あったことがわかった。発表された2件を含めた計5件の捜査の記録を道警に求めると、開示されたのはこれまでにも増して大部分が墨塗りだらけの文書だった――。(小笠原 淳)

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【政治】道内“民進党勢力”の現状と行方

立憲合流へ加速する離党ドミノ
希望は野党共闘・護憲へと変節

“3党入り乱れ”はいつまで続く?


北方ジャーナル2018年2月号
2018年の年明けを待たず、12月12日に立憲民主党が北海道総支部連合会(以下道連)を設立。また希望の党も12月25日に会見を開いて、松木謙公前衆議を代表とする道連を1月にも設立する方針を発表し、民進党から分かれた2党は、北海道における本格的な組織固めを始めた。道内における“民進党勢力”の行方は今後どうなっていくのか。立憲民主・希望・民進各党幹部への取材からそれを占ってみたい──。


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【報道】道議会新庁舎建設はこのままでいいのか(4)

耐震診断、事業者選定、駐車場問題
一向に疑惑が晴れぬまま今春着工へ


北方ジャーナル2018年2月号
市民団体などが事業の凍結を求めていた道議会庁舎建て替え問題は、2017年10月の定例会で約107億円の建設費を計上した補正予算案を全会一致で可決。新庁舎は今春にも着工される見込みだ。「北海道の未来を拓く会」(新藤大次郎会長・以下拓く会)は昨年11月、建て替えを決めた根拠とされる耐震性の問題などについて2度目の公開質問状を高橋はるみ知事と大谷亨議長、全5会派宛てに提出。だが同月15日付で届いた道からの回答内容は、いずれも納得できる内容ではなく、新庁舎建設をめぐる疑惑は一向に晴れていないとしている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【金融】「道内22信金9月中間仮決算」を読み解く

マイナス金利で減益13金庫
景気回復の中で広がる格差

不動産偏重の「遠軽」と地域密着の「稚内」


北方ジャーナル2018年2月号
道内に本店を置く22信用金庫の2017年9月中間仮決算が、昨年12月6日にまとまった。道内の景気は穏やかな上昇基調となっており、22金庫全体を見ると預金は個人・法人預金ともに堅調に推移し、貸出金も法人を中心に増加した。しかし、収益面では日銀によるマイナス金利の影響で貸出金利息収入が減少、また国債、地方債、社債中心の有価証券利息配当金の減少などにより当期純利益は前年中間仮決算よりも8・7%減少の94億8700万円になった。マイナス金利の影響は下期も続くため、各金庫は一層の経営効率化と取引先の課題解決にコンサルティング力の強化が必要になっている。【※18年1月1日に札幌、北海、小樽の3信金が合併、北海道信用金庫(本店・札幌市)が誕生したが、17年9月中間仮決算は3信金の計数を表記した】

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【経済】路地裏経済ウォッチ・外食チェーンの明暗

札幌圏で快進撃「コメダ珈琲店」
「幸楽苑」は採算割れで完全撤退


北方ジャーナル2018年2月号
経済のダイナミズムは、メインストリートにある大手企業の動きだけで決まるわけではない。中小零細企業や個人が放つ小さな一手も積み重なることによって大きなトレンドが生まれることもある。メインストリートではなく、路地裏の仲通りにこそ生きた経済の萌芽が散らばっている。それらに目を凝らしてみれば明日の経済を読むヒントになるかもしれない。北海道、札幌の路地裏から見た経済の実相はどうなのか。外食チェーンの明暗をウォッチしてみた。

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【流通】札幌、北海道の和菓子の行方

底堅い需要に上乗せするため
“和菓子の食文化”の広がりを

コンビニが敵わない専門店の味

北方ジャーナル2018年2月号
年末年始、口にする機会も多かったであろう和菓子。だが札幌市内百貨店の菓子売場を見渡すと、帯広の六花亭や柳月、千歳のもりもと、砂川の北菓楼など市外企業の存在感が際立つ一方で、地元札幌の和菓子店が意外と少ないことにお気付きだろうか。また、雛祭りや端午の節句といった日本の年中行事に楽しむおやつとしてかつて主役だった和菓子も、今やその座をケーキに代表される洋菓子に取って代わられ、和菓子の食文化自体が薄らいでいる印象は否めない。そこで本誌では、著名な老舗銘菓の幹部に取材し、札幌そして北海道の和菓子業界のこれからを探ってみた──。

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(30)

ありあまる「原発マネー」は
泊村をどう変えていったのか

ごみ収集問題で露呈した“どんぶり勘定”


北方ジャーナル2018年2月号
「いつも1人で作業しているのに、なぜ2人分の人件費が支払われているのか?」。泊村(牧野浩臣村長)の長年にわたるごみ(家庭系一般廃棄物)収集事業に疑問を持ったある村民が、約1年前の村政懇談会で牧野村長らに指摘すると、同村はすぐに業者に改善命令を出すなど対応は早かった。しかし、過去にも余分な人件費を役場が払い続けていたのなら、それを返還させるべきではないのか。村民の疑問は膨らみ2017年6月、同村の監査委員に監査請求をする。そしてこの請求が却下されると、住民の署名を添えて「次の一手」を打つに至った。監査委員、そして同村は今後どう対応するのか。原発の村で起きた小さな騒動が波紋を広げている──。    (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■守秘義務違反元警官に有罪判決
 大麻購入の相手に車輌情報漏洩

 ──免職処分の「特例法違反」は問われず

■労働委命令取り消し請求を棄却
 救護施設の行政訴訟で地裁判決

 ──「施設は団交に応じる義務がある」と裁判所

■産業用大麻の規制強化を疑問視
 道議会や民間団体が文書提出へ

 ──法整備や産業振興めぐり厚労省などに意見を表明

■迷走する新幹線札幌駅ホームの行方
“現駅案は無理”とするJRのお家事情

 ──タイムリミットは3月。問題の背景にちらつく業者の思惑

■札幌市が「農振計画案」の縦覧を実施も
 予定より遅れに遅れ日数も実質15日間に

 ──農転不可のはずの農用地で、申請なく農振除外の“サービス”も

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【道東・根室特集】長谷川俊輔・根室市長に訊く

活況のふるさと納税
沿岸漁業振興に全力

共同経済活動は今後の進展に期待
北方ジャーナル2018年2月号

■北方領土返還運動のこれから
「共同経済活動で平和条約
締結に向けた環境作りを」

千島歯舞諸島居住者連盟
根室支部支部長 宮谷内 亮一氏(75)

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【道東・根室特集】大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

不漁で水産のまちに大きな打撃
試される地元信金としての使命


北方ジャーナル2018年2月号
根室地域の主産業である水産業が全魚種不漁というかつてない厳しい環境の中、大地みらい信用金庫(本店・根室市)は、これまでにない企業支援策を打ち出した。『水産資源環境変化対策支援プログラム』と銘打ち、取引先の経営の根幹まで踏み込んで共同で生き残りシナリオを描いていく内容だ。地域金融機関として一世紀を超えて培ってきた同信金の経営力が試される局面でもある。地域の危機を契機に未来の芽をどう育成していくのか、2018年の展望を遠藤修一理事長(61)に訊いた。

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【人】ガンプラ世界一に輝いた 畑めいさん

「ガンプラは世界中の人々をつなげます」


北方ジャーナル2018年2月号
昨年12月17日、アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(以下GBWC)2017」(バンダイ主催)で、小樽在住の畑めいさん(14)がジュニア部門世界チャンピオンに輝いた。その畑めいさんの自宅に直撃し、取材を敢行した。「自宅を直撃し」などと書いたが、当記事を書いてる筆者が家に帰れば「自宅直撃」になるのである。もうちょっとわかりやすく言うと、筆者の娘が畑めいなのである…。難しい年頃の娘と父との会話、いや直撃インタビューで明かされる世界挑戦7年間の軌跡とオジサンたちも子供の頃に夢中になったガンプラの魅力とは?  (文・まさぼん 2017年12月21日収録)

■返り咲き、そして「有終の美」 小樽市在住の中学生が「ガンプラ世界王者」に!

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【医療】
さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニックに
乳がん検査の落とし穴と対処法を訊く

病変を見逃しかねない高濃度乳房
若い世代は低侵襲なエコー検診を


北方ジャーナル2018年2月号
年間7万人以上の女性が発症する乳がんだが、治療法の進化もあって早期発見なら9割は克服できると言われている。この中で気をつけたいのが、日本女性に多い「高濃度乳房」だ。乳腺が密集している高濃度乳房では、自治体検診のマンモグラフィー(乳房X線検査)だけでは異常を見逃すリスクがあるという。多くの自治体は本人の乳房のタイプを受診者に知らせていないため、国は新年度から情報提供に乗り出す方針だ。もし、高濃度乳房だと分かった場合はどう対処すべきなのか。医療法人社団北つむぎ会「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」(旧麻生乳腺甲状腺クリニック)の亀田博院長に乳がん検診の最新事情やがん患者の心のケアについて解説してもらった。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (33)

県立公園に残る不気味な火薬工場
群馬県高崎市「陸軍岩鼻火薬製造所」

70年以上放置され朽ち果てた遺構

北方ジャーナル2018年2月号
群馬県高崎市にある「群馬の森」。ここは明治時代から火薬を製造し、我が国の富国強兵を後押していた「陸軍岩鼻火薬製造所」の跡地に造られた県立公園だ。公園南側の未整備区域には鉄柵が続き、その向こう側にはかつて国内最大だった火薬工場跡が残る。いずれの遺構も立ち入り禁止になっていて、そばには近づけないが、鉄柵の間からはかつての巨大な射場や作業室を覗き見ることができる。近代以降、国内のインフラ整備をはじめ日清戦争、日露戦争、そして太平洋戦争の戦場に火薬を供給し続けた巨大工場は戦後70年以上にわたって放置され、不気味な廃墟と化していた──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【地方】来年の選挙戦へ正念場を迎えた迫俊哉氏に訊く

「おたる再起動」を掲げて挑戦
先が見えない森井市政を終わらせ
活力ある小樽を次世代に引き継ぐ


北方ジャーナル2018年2月号
小樽市の元総務部長で、森井秀明市長を批判して2017年2月末に市役所を早期退職。以後、政治団体「小樽みらい会議」を立ち上げ、19年4月の次期市長選へ出馬を表明した迫俊哉代表(59)が、「おたる再起動」をスローガンに街頭演説など地道な活動を続けている。まちづくりで有効な手立てがなく先が見えない森井市政の現状を憂い、「我々には小樽を元気で活力あるマチとして次世代に引き継ぐ責任がある」と訴える迫氏に、地元が抱える課題や「小樽再生」に向けたビジョンについて訊いた。(12月18日収録・武智敦子)

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【人】奥井 理ギャラリー」主宰 奥井登代さん

若手音楽家の活動を支え
息子が残した平和への思いや
生きることの情熱を伝えたい


北方ジャーナル2018年2月号
画家を志しながら1995年に19歳の若さで急逝した、奥井 理さんの遺作を常設展示する「奥井理ギャラリー」(札幌市中央区旭ヶ丘)。母親でギャラリーを主宰する奥井登代さん(70)は、理さんのように芸術家を志す若者を支援しようと、若手音楽家によるギャラリーコンサートを続ける傍ら、戦時下に北海道帝国大学の学生、宮澤弘幸さんがスパイ容疑で逮捕された「宮澤・レーン事件」の真実を広める活動にも取り組んでいる。その原動力となったのは、理さんが残した平和へのメッセージ。ギャラリーに奥井さんを訪ね、理さんの絵や文章が放つ生きることへの情熱、そして母としての想いを聞いた。 (聞き手・武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(29) ──私が克服した場面緘黙症【前編】

“つながり”から得た自分の居場所
自己否定を救った途切れのない支援


北方ジャーナル2018年2月号
人は誰でも一息つける居場所が必要だ。それが家であるか仲間同士のコミュニティであるかは人それぞれ。今回紹介する大橋伸和さん(33)は、小学校4年から24歳までの約13年間、家では普通に話せるのに特定の場面や場所で話せなくなる場面緘黙(ばめんかんもく)症となり、不登校、ひきこもりを経験した。病院や児童相談所での心理療法、作業所での仕事など、「途切れのない支援」を通じてこれを克服した──。12月20日の「ひきこもりサテライト・カフェin小樽」で大橋さんが「場面緘黙・発達障害的傾向を抱えた者のひきこもり体験談」と題して講演した内容から、改めて居場所とは何かを考えたい。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

日本初の認証食品が誕生した「アニマルウェルフェア畜産」の今
新たな推進段階に入った家畜福祉
何より必要な消費者の“買い支え”<
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北方ジャーナル2018年2月号
アニマルウェルフェア(家畜福祉・AW)に特化した国内初の認証制度の運用が本格化し、認証ロゴマークを付けた牛乳や乳製品が誕生した。一般社団法人 アニマルウェルフェア畜産協会(瀬尾哲也代表理事)が2014年から検討を重ねてきたもので、AWの推進に向け新たな段階に入った。まず、道内外の6農場と4食品事業所が認証を取得し、認証マークも活用しながら家畜と人間がともに満たされて生きる取り組みを発信していく。ここに至るまでの活動の経緯や、12月上旬に札幌市内で開催された「お披露目会」での認証取得者の発表内容などを紹介しつつ、アニマルウェルフェア畜産の今をお伝えする。(ルポライター 滝川 康治)

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【フォトレポート・トピックス】

●札証大発会でカーリングの小笠原歩選手らが“鐘打ち”
●デモ、1人でも、何日でも 80歳・釜鈴さん 氷点下で無言の抵抗、4年め
●石屋製菓が立ち上げたチョコレート新ブランド「恋するチョコレート」
●ラリー界のトップドライバーが冬道の安全運転を実技で指導
●網走ビールの主力「流氷ドラフト」発売10周年を機にリニューアル
●(書評)西尾正道 『患者よ、がんと賢く闘え! 放射線の光と闇』
●冬の札幌・函館で泡盛の魅力に浸る

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*乱の女
*僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ゆくとし、きたとし(お湯を分けてください)』

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Posted by 北方ジャーナル at 08:00│Comments(0)バックナンバー
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