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2017年10月14日

北方ジャーナル2017年11月号

北方ジャーナル2017年11月号



10月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】重症心身障害者施設で起きた医療事故を追う(1)

その死は人間らしかったか
「札幌あゆみの園」に入所していた
50代男性がケアのミスから窒息死


北方ジャーナル2017年11月号
その命はふいに絶たれた──。社会福祉法人北翔会(本部白石区川北・西野千郷理事長)が運営する「医療福祉センター 札幌あゆみの園」(篠原義文園長・184床)に長年入所していた50代の男性が8月12日朝、医療事故により心肺停止に陥り、搬送先の救急病院で息を引き取った。そのあゆみの園では、介護職が「保健師助産師看護師法」(保助看法)に抵触する医療行為を行なっていたとして監督官庁である札幌市から指導も受けている。非常に重い心身障害を抱える人たちを支える最後の砦として知られる施設で、いったい何が起きているのか。9月下旬、取材に応じた北翔会側は非を全面的に認め、遺族と関係機関に対応していることを明らかにした。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈19〉

道警、我が道を行く――
懲戒の一部非公開、今後も
警察特権「発表の指針」死守


北方ジャーナル2017年11月号
「懲戒処分については、先ほど申し上げた考え方で公表して参ります」――。9月下旬、北海道議会の委員会室に響いた声の主は、北海道警察本部の林克徳警務課長。その文言は、1年半前に北村博文本部長が本会議場で口にした言葉とほとんど変わらなかった。自治体としての北海道では現在、不祥事を起こした職員への懲戒処分を原則全件公表している。しかし唯一、警察職員のみはそれを逃がれ、一部非公表に留めることが許された。その特権は、今後も揺らぐことがない。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭事件第2次再審請求審

これは「王手」だ――
恵庭事件・年内にも“結審”
「再審」へ秒読みか


北方ジャーナル2017年11月号
9月下旬に8度めの「三者協議」を終えた恵庭OL殺人事件の再審請求審が、ここに来て大詰めを迎えた様相だ。本誌前号既報の通り、裁判所は10月下旬から11月下旬にかけて弁護側・検察側双方の証人の“尋問”を行なうことになる。翌12月には最終意見書が提出され、通常の裁判でいう“結審”の段階に。被害者の殺害方法や遺体の焼損方法に関する弁護側証人の鑑定が受け入れられれば、殺人犯とされた女性の犯行が成り立たなくなる――。再審への意を強くする弁護団曰く、「将棋で言えば、もう『王手、詰み』だ」。(小笠原 淳)

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【報道】自称「学習・教育コンサルタント」M氏の素顔(4)

離婚を決意した妻が吐露した
暴力・暴言に耐え忍んだ日々


北方ジャーナル2017年11月号
「お母さんが甘やかし、偏った育て方をしたから彼はあのようになったのだと思います」──。被害者が寄せたフェイスブックの「怒りの告発」以降、療育の世界から姿を消したと見られる福島県出身の自称「学習・教育コンサルタント」M氏(43)。放課後デイサービス開業支援などに絡む一連の詐欺疑惑が持たれているこの人物の妻Iさん(40)が、「被害者の会」のメンバーらを前に、夫との生活について赤裸々に告白した。DVに耐えてきた妻の証言から浮かび上がるのは、自立できず、自らを律することもできない男の姿だった。 (武智敦子)

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【報道】

彼を憎んでも、
息子は戻らない――

札幌白石・精神障碍者施設殺人事件から3年
被害者遺族が被害者・加害者支援訴えシンポ


北方ジャーナル2017年11月号
精神障碍者施設で起きた殺人事件の遺族が加害者の社会復帰などを考えるシンポジウムが9月30日午後、札幌市内で開かれ、福祉関係者など約80人が足を運んだ。加害者の心神喪失で刑事責任を問えなくなった事件で、被害者遺族が適切な情報を得ることができない現状が報告され、刑法39条や医療観察法のあり方などが問われた。(小笠原 淳)

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【報道】道議会新庁舎建設はこのままでいいのか(3)

耐震強度を書き換えることで
庁舎の危険性をあえて強調?


北方ジャーナル2017年11月号
道議会庁舎の建て替えに約107億円が計上された平成29年度一般会計補正予算案が10月6日の道議会本会議で可決。3年後の春の完成に向け高橋はるみ知事、道議会がゴーサインを出し、疑惑だらけの新庁舎が来年4月にも着工されることが決まった。札幌の市民グループが建設に疑問の声を上げる中、新庁舎建設の根拠となった耐震強度の書き換え疑惑が新たに持ち上がっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】高橋道政の真価が試される産業用大麻に対する本気度

相次ぐ事件で萎縮する関係者
「生産農家保護」の原点回帰を
10年後の産業振興を見据え
ヘンプの有用性実証を図れ

北方ジャーナル2017年11月号
先月号で検証した上川管内東川町の農園主が大麻取締法違反の疑いで書類送検された事件は9月8日に不起訴処分が下った。しかし、新規栽培を先送りした生産者や自治体、試作用の原料供給がストップして苦慮する民間企業…と、産業用大麻(ヘンプ)の前途にさまざまな影響が生じている。「産業用大麻の推進」を公約に掲げる高橋はるみ知事はその方針を変えていないが、担当部署の道職員の間には及び腰の姿勢が見え隠れする。ヘンプ栽培の灯を消さないためには、当面は道の“管理作物”として位置づけ、一丸となって生産現場により深く関わるしかない。栽培の歴史を振り返り、道の取り組みのなかで欠けていたものを検証し、今後の課題を考えてみた。(ルポライター 滝川 康治)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(27)

再稼働に向けた「アピール」で
膨れ上がる安全対策のコスト

泊原発の「ブラインド訓練」で見えたもの

北方ジャーナル2017年11月号
「ブラインド訓練」という言葉をご存知だろうか。あらかじめ決められたシナリオの詳細を事前に参加者に明かさずに行なう訓練のことだ。8月29日、北電は大地震による原子力災害に備えた社内原子力防災訓練を泊原発で実施した。非常用電源の確保や消防隊による消火活動など緊急時の一連の流れを確認するブラインド訓練を目の当たりにした感想は、事故を想定した非常用設備などにいったいどれだけの費用がかかるのだろうかという不安だ。「原発ゼロ」を公約とした「希望の党」が国政に進出しようとする中、泊原発の再稼働問題は、どこへ向かおうとしているのか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【ニュース】

■不当労働行為認定の上に控訴棄却
 札大の「無責任体質」に厳しい裁定

 ──「荒川体制」でガバナンスはリセットされるのか?

■苫駒「移管」認可、今月にも結論
 法人・宗門の「協議」は進展なし

 ──懸念の「仏教専修科」の扱い、なお不安定

■有罪判決の元警察官が道を提訴
 懲戒免に異議、民事で争う姿勢

 ──状況証拠のみの“事件”で潔白主張、最高裁へ上告中

■札幌の北洋建設に法相が感謝状
 出所者支援・多年の功労に評価

 ──贈呈翌日にも刑務所内面接・新採用決める

■中央バスの小樽「ふれあいパス」撤退
 森井市長の屁理屈答弁で議会が紛糾

 ──「話はあったが“言及”はなかった」言葉遊びに議場から失笑

■「新渡戸稲造の功績を見直そう」
 初の“稲造サミット”が開催へ

 ──札幌遠友夜学校記念館建設の後押しを狙う

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【医療】
「地域包括ケア拠点」が1周年
「カレスプレミアムガーデン」

医療、介護、住居を一体的に提供
時代要請に応えるカレスサッポロ


北方ジャーナル2017年11月号
札幌市内で北光記念病院や時計台記念病院などを運営する社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)。このカレスサッポロが同市東区で運営する地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」がオープン1周年を迎えた。団塊の世代が75歳を超え、人口の5分の1が後期高齢者入りする「2025年問題」を見据え、住まいから医療・介護を一体的に提供することで〝終の棲家〟での看取りを実現させるなど、国が整備を急ぐ地域包括ケアシステムのモデルケースとして注目されている。2年目を見据える小西徹夫施設長(36)に地域における同施設の役割と将来の展望を訊いた。(9月20日取材)

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【企業】
『サッポロクラシック`17 富良野VINTAGE』 10月17日発売

上富良野に貢献するホップ開発拠点
サッポロ・北海道原料研究センター

まちとサッポロビールの強い絆


北方ジャーナル2017年11月号
ビール特有の美味しさと言える、喉を通る爽快な香りとほろ苦さ。それを形作る原料がホップだ。和名はセイヨウカラハナソウ。ハーブの一種でヨーロッパでは胃を丈夫にし、鎮静効果があるとして古くから薬草として使われてきた歴史もある。ビールに欠かせないこのホップと大麦の2大原料の育種を、世界で唯一行なっているビール会社がサッポロビールだ。同社がさらなる品質向上へ研究を続けているホップについて、その拠点である上富良野町の北海道原料研究センターを取材した。

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【企業】

「石屋製菓 北広島工場」が本格稼働
「白い恋人」効果で地域活性化を牽引


北方ジャーナル2017年11月号
主力商品の大規模生産拠点として整備した、石屋製菓(本社札幌・石水創社長)の北広島新工場がこのほど本格稼働を始めた。JR北広島駅からほど近い同市中央6丁目の2万2000㎡の敷地に建設した、延床面積1万8800㎡・一部3階建の工場内では、6本の「白い恋人」製造ラインが稼働し、1日当たり110万枚を生産している。10月中旬からは、白い恋人に次ぐ主力商品「美冬(みふゆ)」の生産にも着手する計画だ。北広島市の産業活性化にも今後大きな役割を果たしていくであろう同工場を訪ねてみた。

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【医療】
石狩の「はまなす医院」が
医療拠点としてリニューアル
入院病棟が復活し透析も充実
患者目線に立って地域に貢献


北方ジャーナル2017年11月号
長年、石狩市内を中心に地域医療に尽力してきた「はまなす医院」(工藤立史院長)がこの秋、増築工事を終えてリニューアルオープンした。透析施設を24床から最大44床まで拡充させたほか、入院病棟も復活。リハビリテーションルームが新たに整備されるなど患者目線での改装内容が話題となっている。系列医院で透析主体の「篠路はまなすクリニック」(札幌市北区・工藤岳秋院長)も2年前、外科手術や入院に対応する新病棟が併設されている。札幌北部と石狩地方の透析ニーズに応えるとともに外科と内科の「かかりつけ医」として地域に貢献する医療法人「はまなす」。再出発した「はまなす医院」の工藤立史院長にリニューアルの全貌を訊いた。(9月21日取材)

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【連載】BACK TO 1997
「拓銀破綻20年」─そこから私たちは何を学んだか─【2】

金融行政と不動産神話に踊り
顧客と大局を見なかった悲劇

小樽商科大学教授 齋藤 一朗 氏


北方ジャーナル2017年11月号
今から20年前の1997年11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻した。都市銀行として国内初の破綻であり、北海道を揺るがす大きな経済事件だったことは論を俟たない。バブル期に都市銀行に勤め、拓銀破綻の時には小樽商科大学助教授として金融論を専攻していた齋藤一朗氏にとってもこの事件の衝撃は大きかったに違いない。シリーズ企画の2回目では、銀行マンの目と研究者の目から拓銀破綻を複眼的に捉えるこの齋藤氏に登場いただいた。拓銀破綻の本質とは何か。そして「あの出来事」から私たちは何を学び、何を学んでいないのか──。(企画・執筆=佐久間康介)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【30】

東京湾要塞、日本軍の最後の砦
横須賀市の沖合に浮かぶ「猿島」

施設跡に木霊する若者の歓声


北方ジャーナル2017年11月号
神奈川県横須賀市の沖合1.7キロの東京湾に浮かぶ無人島の猿島(さるしま)は、明治時代に整備された東京湾要塞のなかでも重要な砲台施設があったところだ。太平洋戦争末期に制空権を失った日本軍の最後の砦として何台もの高射砲が設置され、抵抗を続けた場所でもある。2015年(平成27年)に近代軍事施設として初めて国史跡に指定されたが、バーベキューや海水浴の施設も整備され、家族連れで楽しめる歴史遺産の島となっている。夏休みが終わった9月。平日だというのに、島はカップルや若者たちのグループでにぎわっていた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【人】
ライフワーク『アンネの日記』で現役を引退する
演出家の鈴木喜三夫 さんに訊く

戦争の空気を感じる“いま”
改めて伝えたい彼女の悲劇

万感込めた平和へのメッセージ


北方ジャーナル2017年11月号
札幌在住の演出家で劇団「座・れら」を率いる鈴木喜三夫さん(85)がライフワークである『アンネの日記』(11月2〜5日公演)の演出を最後に引退する。戦争を体験した鈴木さんにとって、ナチスドイツのユダヤ人迫害の犠牲となったアンネ・フランクの生と死を問うことは、戦争に〝加担〟した自身の罪を問うことでもあったという。作品を通して伝えたいこと。そして伝えなければならないこと。万感の想いを胸に最後の演出に当たる鈴木さんを稽古場に訪ね、作品にかける意気込みや見どころを訊いた。(武智敦子)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」(26) ──自閉症児支援の周辺、その後

発達障害の少年が語った
等身大のメッセージとは

未来を見始めた屈託ない笑顔

北方ジャーナル2017年11月号
「学校は無理して行かなくてもいい。そうしなければ死にたくなる」──。小学3年で不登校とうつ病を経験。両親の理解で「学校に行かない選択」をした函館市に住むアスペルガーの少年(11)が、「死ぬことばかりを考えていた」過去の辛い体験や思いを自分自身の言葉で語り始めた。なぜ、学校に行けなくなったのか。そして、障害に起因するトラウマや心身の不調とはどのようなものなのか。9月号の本欄に掲載した「自閉症児支援の周辺」の続編として、この少年の等身大のメッセージを伝えたい。(武智敦子)

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【人】
深刻化する「ゴミ屋敷問題」に取り組む
札幌市白石区社会福祉協議会事務局長の
小平正治さん

地域の人たちの気づきと
関係機関への連絡が
問題解決の大きな力に


北方ジャーナル2017年11月号
家中に足の踏み場がないほどゴミが溢れている「ゴミ屋敷」が社会問題化している。その背景には高齢化や貧困、病、地域での孤立などさまざまな事情があるという。ただ、家にゴミをため込んでも外からは見えないし、撤去するかどうかは居住者個人が決める問題だけに公的サービスによるサポートは難しい。このゴミ屋敷問題を解決するにはどうしたらいいのか。支援に取り組む、社会福祉法人 札幌市白石区社会福祉協議会の小平正治事務局長に問題の周辺やソーシャルワークの重要性などについて話を訊いた。
(聞き手・武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●ビール大手4社が道内で共同物流
●ホクノー「まちかどよろず相談会」
●ホクレンとホテルオークラがコラボ
●「ラリー北海道2017」レポート
●「北欧の風 道の駅とうべつ」オープン
●第32回「北海道矯正展」に7100人
●効率経営の提案で躍進するエコミック
●道商工会連合会「味覚マルシェ」
●OBC「奉行フォーラム2017」
●セコマ「豊富ブランド」に新展開
●新千歳空港国際アニメーション映画祭
●ナマーラ北海道が2連勝スタート
●コープさっぽろの認知症予防
●太陽財団、来年度の助成対象事業を募集
●2017 繁盛店の扉フェア
●札幌ハートセンター医療講演会

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*北海道⇄台湾フィルムプロジェクト
*新連載:時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*カムイの女
*僕の妻、乳がんになる

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『世界』

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