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2017年01月28日

仲間の声でゴールを目指すブラインドサッカー


ブラインドサッカーの白熱した試合(1月28日、北海きたえーるで)

道内唯一のブラインドサッカーチーム「ナマーラ北海道」と東京の「フリーバードめじろ台」、九州の「ラッキーストライカーズ福岡」の3チームが出場したムトウ杯ブラインドサッカー北海道オープンカップ2017が1月28日、札幌市豊平区の北海きたえーるで開催された。主催は医療機器商社の㈱ムトウとNPO法人セカンドサポートで、日本ブラインドサッカー協会やキリンビール㈱、㈱SAVANNAなども協力した。


「ナマーラ北海道」戸谷隆之介キャプテンによる選手宣誓

ブラインドサッカーとはアイマスクをして視覚を遮った選手4人とゴールキーパーの5人同士で争うフットサルスタイルの球技。ガラガラと音の鳴る専用のボールを使い、監督や敵陣ゴールの後ろで状況を伝えるコーラーと呼ばれるガイド役の指示を聞きながら、ボールを運びゴールを目指す。なおゴールキーパーは弱視者を含めて目の見える人が務めることになっている。
視覚が遮られた中、選手たちはボールの音や、監督・コーラーの指示、ほかの選手が発する声など、周囲の音のみを頼りに競技するため、観客は基本的に無言で観戦する決まりだ。ただ、ゴールが決まった時は、大歓声で選手を祝福。これには、ピッチ上の選手たちに試合が動いたことや、どれだけの人数が観戦しているかなどを伝える意味もある。


敵陣ゴール裏のコーラーがチームメイトの攻撃をサポート

同大会は、「ナマーラ北海道」対「フリーバードめじろ台」で幕を開けた。選手たちの動きは、視覚障碍を抱えているとは思えないほど皆スピーディーでアグレッシブ。前述の通り観客は無言で観戦していたが、選手たちのピッチを駆ける足音や掛け声で会場内は終始静まり返るということはなかった。
そして、ピッチから聞こえてきた「もっと声出していこう」という言葉。大半の団体競技で聞かれるフレーズだが、音や声が勝敗を左右するブラインドサッカーでのこの言葉は、ほかの競技にはない重みを感じた。

視覚障碍者と健常者が協力し合って勝利を目指すブラインドサッカー。支え合いの重要性を認識する上でも、この競技から参考にすべきものはいくつもありそうだ。


大会後、健闘を称えあった3チーム(左からフリーバードめじろ台・ナマーラ北海道・ラッキーストライカーズ福岡)


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