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2017年01月14日

北方ジャーナル2017年2月号

北方ジャーナル2017年2月号


1月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPAR、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【報道】北海道警・ある不祥事を巡って〈余話〉

「もうサツとはかかわりたくない」
有罪確定・覚醒剤密売仲介人の独白

北方ジャーナル2017年2月号
薬物捜査にあたる刑事が「捜査協力者」の存在なしに成績を上げるのは難しい。その協力者は概して薬物の売買などに関与し、即ち法を侵すことがあり、警察はそこを見逃がすことで彼らから情報を得て、末端使用者などを検挙し続けている――。前号までに報告してきた道警・元“エース”刑事の物語。その陰ではもう1つのストーリーが展開していた。彼とともに逮捕され、昨年暮れに実刑判決を受けた「元協力者」の声に、ここで耳を傾けてみたい。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈12〉

“余罪”続々 懲戒事案
まだあった、道警不祥事記録
知られざる文書を誌上初公開


北方ジャーナル2017年2月号
昨年の年頭から警察の未発表不祥事を報告してきた本誌だが、ここに来てこれまで注目されていなかった記録の存在を知ることになった。一昨年で22件、昨年では9月までに15件あった北海道警の懲戒処分。この処分決定までに決裁される書類が複数あり、そこには本誌で紹介してきた『一覧』などよりも詳しい経緯が記されていたのだ。昨年末に入手した『懲戒審査要求書』などの一部を、ここに初めて公開する。(小笠原 淳)

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【報道】困窮者支援の現場から

「最後のセーフティネット」は機能しているか
生活保護「つなぎ」資金に格差あり


北方ジャーナル2017年2月号
生活に困っている人たちにとって「最後のセーフティネット」といわれる生活保護制度。利用者には、憲法の定める「最低限度の生活」が保障されることになっている。だがその制度は、必ずしも平等に機能しているわけではなさそうだ。文字通りぎりぎりの状態で生活保護利用を決断した人のケースから、あまり知られていない“地方格差”が浮き彫りになってきた――。(小笠原 淳)

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【報道】
恵庭OL事件 第2次再審請求

「死因は、窒息死ではない」
事件から17年 開くか、再審の扉
「恵庭OL」新証拠で第2次請求

北方ジャーナル2017年2月号
被害者の殺害方法がまったく違っていた――。昨年6月に再審棄却が確定した恵庭OL殺人事件。最高裁の棄却決定直後から第2次再審請求の準備を進めてきた弁護団は、本誌発売直前の1月10日午後にも札幌地裁に請求書を提出している筈だ。そこで示される4つの新証拠は、これまで語られてきた重要な事実を根底から覆す可能性があるという。発生からまもなく17年。冤罪が強く疑われる事件は、真の“解決”に近づきつつあるのか。(小笠原 淳)


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【原発】「後志・原発とエネルギーを考える会」主催の講演会から

「いま、内部被曝を直視せよ」
放射線専門医と市民科学者が鳴らす警鐘


北方ジャーナル2017年2月号
「後志・原発とエネルギーを考える会」主催の講演会が12月3日、岩内町の地方文化センターで開かれた。講師は北海道がんセンター名誉院長で長年がんの放射線治療に携わってきた西尾正道さんと、泊原発から出る温排水の影響を調べるため海水温の測定を続ける斉藤武一さん。講演で両氏は、原発から排出される放射性物質の危険性や懸念される健康被害を訴えながら、泊原発の再稼働に警鐘を鳴らした。両氏の講演から、フクシマの教訓を忘れ原発再稼働と技術輸出に走り出している日本の“いま”を考えてみたい。 (構成・武智敦子)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(18)

なぜ、北海道電力は原発建設を急いだのか?
戦後、道筋をつけた藤波収・初代会長の辣腕


北方ジャーナル2017年2月号
沖縄電力を除く全国の9電力会社は、昭和40年代から海沿いに原子力発電所を建設してきた。各電力会社は「火力発電などでは電力需要を賄えない」などとPRし、その理由とした。だが、泊原発が稼働を停止してから4年半以上が経過しても道内で電力が足りている現状を見ると「原発は必要なかったのではないか」と思えてくる。全国に目を向けても同じだろう。石炭や水力などのエネルギーに恵まれていた北海道で、北電が早くから原子力発電を取り入れようとしたのはなぜなのか。同社創設から10年目に出版された「北海道電力の10年」には、戦後に同社を強固な企業に育て上げた初代会長の藤波収氏の存在が色濃く映し出されている。原発立地へ道筋をつけた藤波氏とはどんな人物だったのだろうか──。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【22】

戦没者と被災者の現実を伝える
神奈川県「かながわ平和祈念館」

胸を打つ亡き夫へのメッセージ

北方ジャーナル2017年2月号
横須賀や横浜など海軍施設の多かった神奈川県は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)5月以降、アメリカ軍の空襲を何度も受けている。特に5月29日朝の空襲では、県内で約8000人が命を落としたとされる。「かながわ平和祈念館」は空襲や戦地で犠牲になった人たちの遺品を展示したり、当時の生活を振り返ったりしているだけでなく、南方戦線や満州、シベリア抑留などで命を落とした同県出身者の遺族らによる遺骨収集の状況なども伝えている。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】

陸自実弾誤射
防衛省開示文書を読む


北方ジャーナル2017年2月号
昨年5月、陸上自衛隊北部方面輸送隊が十勝管内鹿追町の演習場で起こした実弾誤射事故。本誌は事故発生1カ月後の6月24日、防衛省と北部方面隊に行政文書開示請求を行ない、事故調査委員会の報告書などの開示を求めた。請求した文書をすべて入手できたのは、事故から半年が過ぎた12月中旬のこと。計104枚に及ぶ資料を紐解きながら、改めてその事故を振り返ってみたい。(小笠原 淳)

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【ニュース】

■宮の森・中国系マンション民泊騒動
 建物完成後も続く住民との不協和音

 ──入居者不在のまま独り歩きする「考える会」の疑心暗鬼

■カジノ法が成立しても進まない
 道内の「ギャンブル依存症対策」

 ──「北海道は依存症対策の専門機関が少ない」と専門家が警鐘

■糸魚川大火で全焼した新潟の酒蔵を
 小樽の地酒専門店が募金活動で支援

 ──被災した「加賀の井酒造」にエールを送る嶋影商店

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【道東・根室特集】

安倍・プーチン会談に失望感
それでも前を向く地元の熱意


高まる北方四島での共同経済活動への期待


2016年は北方領土が大きくクローズアップされた年だった。戦後71年、近年の日ロ首脳の親密な関係などから元島民をはじめ根室市民の多くは今度こそという思いを強くした。だが、昨年12月中旬に山口と東京で開催された日ロ首脳会談では、領土帰属に変化はなかった。地元の落胆は大きかったが、望みを繋いでいるのが、北方四島での共同経済活動の合意。とりわけ1年前からのサケ・マス流し網漁の禁止で打撃を受けている根室市にとって、経済活性化の一翼を担うのではと期待がかかる。今回の日ロ首脳会談の結果を踏まえ、長谷川俊輔・根室市長に返還運動の今後と地方創生戦略などを訊いた。(16年12月27日収録)


■長谷川俊輔・根室市長に訊く

残念だが領土問題の難しさを改めて痛感
共同経済活動の進展で根室に活気を

北方ジャーナル2017年2月号





■大地みらい信用金庫・遠藤修一理事長に訊く

根釧地域の魅力発信に手応え
次は歴史・文化を地域資源に


北方ジャーナル2017年2月号
創立100周年を超え、新たな一世紀へ踏み出した大地みらい信用金庫(本店・根室市)。地盤の根室・釧路地域と札幌を拠点に道東と道央の架け橋となる地域金融機関として北海道経済の成長をサポートしていく考えだ。ポスト一世紀の手始めは、道東地域の観光資源に内包されたストーリーの発信力を高め、体験型観光の先進ゾーンを構築するプラットフォームづくりだ。北方四島の共同経済活動にも期待をかける遠藤修一理事長(60)に2017年の展開を訊いた。

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【地方経済】

新たな酒蔵が誕生する
上川町の佐藤芳治町長に訊く

大雪の名水で育まれる上川の酒
新たな“地域資源”に高まる期待

目指すのは小規模でも心豊かなまち


北方ジャーナル2017年2月号
道内12カ所目となる新たな酒蔵「緑丘蔵」が今年5月にまちに誕生する上川町。同酒蔵を運営する上川大雪酒造(塚原敏夫社長)によると、製造する酒は上川管内の酒造好適米を主原料に、特定名称酒(いわゆる高級酒)の純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒になるという。このカテゴリーは、すっきりと飲みやすい味わいから年々支持を広げており、新たな地域資源の誕生に地域活性化も期待できそうだ。このトピックを受け、今後のまちの展望について佐藤芳治町長に訊いた。(12月22日収録)

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【医療】
2月から“夢の治療”が本格スタート
札幌禎心会病院「陽子線治療センター」

がん組織を狙い撃ちする高い効果
禎心会が放射線療法の一大拠点へ


北方ジャーナル2017年2月号
社会医療法人禎心会(徳田禎久理事長)が運営する札幌禎心会病院(279床・札幌市東区)の「陽子線治療センター」が、この2月に本格稼働する運びになっている。放射線の一種である陽子線は体内への透過力が大きく、停止する直前で線量がピークになる特性を持つ。それを患部にピンポイントで照射し、がん細胞を死滅させるのが「陽子線治療」だ。低侵襲でがん治療に高い効果を発揮する21世紀の先端医療として注目を集めており、同センターが本格稼働すれば国内で12カ所目、道内では北大病院に次ぐ2カ所目の施設となる。本格稼働を前に、国内における放射線医療の第一人者として知られる晴山雅人センター長を訪ね、同センターの取り組みと今後の抱負を訊いた。

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【地方経済】
3期目に入った小樽商工会議所の山本秀明会頭に訊く

行動する商工会議所に変身を
危機感バネに地方創生へ挑戦

会員企業と共にマチづくりに邁進


北方ジャーナル2017年2月号
小樽商工会議所は2016年秋の臨時議員総会で山本秀明会頭(64)の3期目の続投を決めている。通過型観光からの脱却や歴史的建造物の保存問題など課題の多い小樽。この中で、これまでクルーズ船の誘致や後志管内との連携による加工食品のブランド化など、産業振興に手腕を発揮してきた山本会頭に、観光を柱にしたマチづくりの現状や課題、今後3年間の取り組みなどを訊いた。知名度頼みのマチから付加価値のあるマチへ。その戦略とは──。(12月9日収録。聞き手・武智敦子)

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【連載】
ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (17)

社会との接点を失いひきこもった夫たち
それぞれの妻が揺れる胸中を告白


北方ジャーナル2017年2月号
もはやひきこもりは独身者だけの問題ではない。妻や子供と暮らしながら、社会との接点を失いひきこもり状態に陥った夫たちがいる。同僚からの誹謗中傷、パワハラ、過重労働、病気…それぞれの理由で仕事を失った夫たちは焦り、将来への希望を見出せないまま、ひきこもっていく。そんな夫の傍で自らも傷つき苦しみながら、立ち直りを願う妻たちの揺れる心を追った。(写真・文/武智敦子)


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【ズームアップ】
日本舞踊家 藤間 扇玉さん

さまざまな人とかかわる
お稽古ごとの中で子供は人生を学ぶ


北方ジャーナル2017年2月号
「凛として」。彼女ほどこの言葉が似合う女性はいないだろう。キリリと帯を締めた和服姿からは芸で鍛えた芯の強さと得も言われぬ気品が漂う。日本舞踊藤間流師範・藤間扇玉さん(78)──。幼い頃から日舞の道に精進し、「おたる潮まつり」や「伝統文化こども教室」など数々のイベントを通じて日本の伝統文化の普及に尽くしてきた。長年の功績は高く評価され、今年度の小樽市文化功労者表彰を受ける。日舞にかけた情熱、そして潮まつりの立ち上げや運河保存運動に生き50歳の生涯を駆け抜けていった夫、藤森茂男さんのこと。ご自身の半生を振り返ってもらった。(取材・文/武智敦子)

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【連載】“農と食”北の大地から 特別インタビュー

世界の在来種の豆と豆料理を探訪し、そこに暮らす人々の“生きる知恵”を伝える長谷川 清美 さん

世界の食文化を支える豆の世界。
その奥深さと魅力を多くの人に
伝え、広めるのがライフワーク


北方ジャーナル2017年2月号
「在来種の豆が持つ“生きた知恵”を深化させ、次の世代に継承できる道筋を見つけたい」と話すのは、間もなく創業から百年を迎えるオホーツク管内遠軽町の「べにや長谷川商店」代表・長谷川清美さん。生産農家が減るなかで、在来豆の仕入れ・販売や料理教室、イベントの開催などを通して、在来種の魅力を伝えてきた。ライフワークとして、世界各地の在来豆と豆料理を探訪する旅も続け、すでに43カ国を訪問。豆に関わる取り組みに奔走し、多くの人々に発信する毎日を送る長谷川さんに在来種をめぐる状況を聴いた。(12月27日、遠軽町内で収録 ルポライター 滝川 康治)


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【フォトレポート・トピックス】

*地域交流拠点として生まれ変わった「千歳タウンプラザ」が再オープン!
*サッポロ「北海道冬のまつり缶」発売 道内各地の冬まつりをビールで紹介
*北海道各地で伝統守る「餅つき」イベント開催
*厳冬の道北・道東を彩る雪と氷の祭典『層雲峡氷瀑まつり』、阿寒湖 『冬華美』
*つしま医療福祉グループが「地方創生を地域包括ケア」セミナーを開催へ
*土屋ホームが「特建」「リズナス」の2事業部を新設

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『天使がいたころ 
(新春三本立て)』

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