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2016年12月15日

北方ジャーナル2017年1月号

北方ジャーナル2017年1月号


12月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPAR、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【報道】北海道警・ある不祥事を巡って(4)

組織に尽くし、組織を逐われて――

有罪“エース”刑事が語った
逮捕までの10年間、そして今


北方ジャーナル2017年1月号
薬物捜査に携わる警察官たちが「あんなことで捕まるのか」と驚いたという事件は10月初旬、渦中の刑事の有罪判決で幕を閉じた。10年間に亘って組織に貢献し続けた彼はある日突然、現場から外されて身内の取調べを受けることになる。その後のシナリオは、当初から決まっていたのかもしれない。無職となった元“エース”刑事は今、かつての職場を外から見る視点を得た。その組織はしかし、何もなかったかのように無表情のままだ。(小笠原 淳)

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(17)

“想定外”が続出した防災訓練
事故時には道路寸断の恐れも


原発立地で北電が泊村を選んだ理由とは


北方ジャーナル2017年1月号
泊原子力発電所で福島第一原発事故並みのアクシデントが起きたら、泊村を始めとする周辺自治体の住民は、安全に避難できるのだろうか。11月13日、14日の2日間にわたって行なわれた原子力総合防災訓練。その結果や参加した人の声を聞くと、不安はぬぐえない。11月下旬から3月まで4カ月以上も続く冬季の厳しい天候を考えると、万が一、東日本大震災クラスの地震と津波が押し寄せるようなことがあれば甚大な被害が予想される。北電はなぜ、こんな交通の不便な海岸沿いに原発立地を進めたのか──。当時の資料や関係者の記述などから検証してみたい。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 (21)

気球隊の遺構が語る“終戦間際”

メディア初公開の“軍用気球基地”
千葉市稲毛区「気球連隊第二格納庫」


北方ジャーナル2017年1月号
太平洋戦争末期に千葉や茨城の海岸線から1万個近い風船爆弾がアメリカ本土へ向け放出されたことはよく知られている。その任務を担っていたのが「陸軍気球連隊」。指揮を執った部隊は千葉の中心部にあった。今回、千葉市で鉄道大隊をめぐる取材を続けている最中に、戦時中のものであろう大きな建物を発見。聞けば、くだんの気球の格納庫だった。さらに幸運にも鉄骨を組み上げた内部の頑強な骨組みも観察することができた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【報道】札幌市と“20年闘争”を繰り広げた男──コンテナハウス篇(2)

手稲前田の地主会と札幌市農政が対峙
「撤去の時期? 裁判で負けたらな(笑)」


北方ジャーナル2017年1月号
「勝手に農振の網を掛けられて、1軒だけの酪農団地が汚水を垂れ流したせいで高級な芝を作れなくされてさ。俺は正当防衛だと思っているからな。コンテナハウスはバンバン建てていくよ」。手稲前田地区の“元農家”・田中賢三氏(69)が「エコ村」以来の怪気炎を上げている。11月9日には同氏の求めに応じ、前田地区連合地主会と札幌市農政サイドの間で協議の場が設けられたが、地主会側からは市農政に対し厳しい批判が浴びせられた。(11月30日現在)


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【財界】札商・道商連会頭を勇退した北洋銀相談役の高向巌氏に訊く

札商は大衆運動担う経済団体
成長に新陳代謝は欠かせない


“全部を生かす"旧来発想を捨てよ

北方ジャーナル2017年1月号
北洋銀行頭取、会長を務め2004年に札幌商工会議所第16代会頭に就任した高向巌氏(78)がさる11月、12年と5カ月の任期をもって勇退した。奇しくも今年は、新函館北斗駅までの北海道新幹線開業やプロ野球・北海道日本ハムファイターズの日本一など絶好の花道が用意されたが、会頭在任中は北海道が何をもって生きていくかを問われていた時期と重なる。この間、食と観光を北海道の強みとして成長戦略を描くことに尽力した高向氏に、後輩たちに送るエールを訊いた。(12月2日収録)

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【連載】“農と食”北の大地から
~「ローカリゼーション」が未来を拓く~
映画『幸せの経済学』ヘレナ監督の講演から

人を幸せにしないグローバル化
いま地域の論理で経済を再構築


北方ジャーナル2017年1月号
「TPP(環太平洋連携協定)からの離脱」を宣言したトランプ氏が米国大統領に就任することで流れは大きく変わった。5年余りにおよぶ日本政府や与党、経済界をあげた推進の動きや国会での強行採決騒ぎも“宗主国”の大統領選で一転し、中国封じ込めを狙うTPPの漂流が確実になった。今後は米国とのFTA(自由貿易協定)の動向から目を離せない。今、本当に考えなければならないのは、グローバル経済や自由貿易協定では人々を幸せにできないということだ。10月下旬、「TPPを考える市民の会」が札幌市内で開いた講演会に招かれた、映画『幸せの経済学』のヘレナ・ノーバーグ=ホッジ監督は、グローバル社会から脱却する「ローカリゼーション」の重要性を説いた。講演要旨を紹介する。(ルポライター 滝川 康治)

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【ニュース】

■法令違反の北清企業で社長が辞任
 “大嶋降ろし”で進む現場の正常化

 ──大きく事態が動いた旧知床花ホテル解体事件

■ジミー・ペイジなぜ演奏しなかった?
 札幌の弁護士が理由説明求め提訴

 ──「楽しみにしてたのに…」鳴り物入りイベントの肩透かし

■95年で途絶えた留萌─増毛の鉄路
 迫る大量廃線時代との向き合い方

 ──鉄道無き新たな地域ビジョン構築が急務

■英の路上支援誌、札幌上陸10周年
 『ビッグイシュー』通巻300号に

 ──年末はカレンダーも登場、チカホ販売は6年めへ

■“スッパ抜き”でトーンダウンした
 元小樽市長による告発騒動の顛末

 ──決め手欠く“森井降ろし”に本人は素知らぬ顔

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【新春インタビュー】

■北海道知事 高橋 はるみ 氏

鉄路の存続危機や人口減少問題
自ら陣頭に立ち難題解決に臨む


北方ジャーナル2017年1月号
北海道新幹線の開業に、北海道日本ハムファイターズや北海道コンサドーレ札幌の活躍といった道内スポーツの盛り上がりなど、「本当にたくさんの感動と勇気を与えて貰った1年」と2016年を振り返る高橋はるみ知事(62)。一方で、今夏は前例のない4つの台風の相次ぐ上陸・接近で、人的被害はもとより北海道の一次産業に甚大な被害をもたらし、被災地域では今なお復旧への取り組みが続いている。このような中、高橋知事は北海道新幹線の開業とは裏腹にJR北海道の鉄道事業縮小に関して大きな危機感を抱き、同社に強く注文をぶつける。「人口減少・危機突破」に向け、自ら陣頭に立つ姿勢を鮮明にする同知事に今後の道政の舵取りを訊いた。


■札幌市長 秋元 克広 氏

冬季アジア大会を成功に導き
北海道・札幌五輪招致に弾み


北方ジャーナル2017年1月号
就任から1年半、秋元克広札幌市長(60)が着々と実績を積んでいる。子育て支援や待機児童問題に取り組み、経済、雇用創出にも成果をあげている。その一方で、給食調理用ボイラーの煙突からアスベストを含む断熱材が落下した問題や、スポーツ部元職員による官製談合防止法違反という市役所の体制不備を衝く事件なども起きた。2017年は冬季アジア大会の開催や冬季五輪招致に向けた機運醸成など、市民一丸となった盛り上がりをどう演出していくかも課題だ。就任3年目となる秋元市長に市政運営のポイントなどについて訊いた。  (11月30日収録)


■石屋製菓 社長 石水 創 氏

道外初の直営店に新工場稼働
創業70年目で臨む新たな挑戦


北方ジャーナル2017年1月号
北海道を代表する銘菓「白い恋人」を手掛ける石屋製菓(本社札幌)。2016年はメインスポンサーを務めるプロサッカーチーム・北海道コンサドーレ札幌がJ2リーグ制覇でのJ1リーグ昇格という快挙に沸いたが、17年も4月に東京・銀座の新商業施設に初の道外直営店をオープンするほか、秋には生産能力が大幅に向上する北広島市の新工場稼働も控えるなど、嬉しい出来事が続く。また、札幌の人気観光スポットとして定着している白い恋人パークも、新しい楽しみを提供するさまざまな取り組みを今後次々と展開していく計画だ。「しあわせをつくるお菓子」をモットーに、消費者の笑顔を念頭に置いた経営に力を入れる石水創社長(34)に今後の展望を訊いた。(11月14日収録)


■医療法人社団 元生会 理事長 森山 領 氏

“医療格差”に苦しむ北海道こそ
新たなイノベーションで対処を


北方ジャーナル2017年1月号
国の医療制度改革を背景に道内でも医療法人の再編が続いている。こうした中、旭川市で森山病院などを運営する医療法人社団元生会(森山領理事長)が9月1日、医療法人交雄会メディカルから愛生会病院(旭川市東旭川町共栄)を譲り受け、急性期、慢性期に加え神経難病といった特殊疾患にも対応する医療グループへと飛躍した。JR旭川駅近くで2020年春に北彩都地区再開発のシンボルとなる新病院をオープンする計画も進んでいる。新たなステージに挑戦する森山理事長(62)に将来に向けての医療ビジョンや国の医療政策に対する提言を訊いた。(11月17日収録)


■ホクノー 社長 野地秀一 氏

深刻化する少子高齢化社会に
対応した健康寿命延伸に尽力


北方ジャーナル2017年1月号
札幌市厚別区を地盤に食品スーパー6店舗を展開しているホクノー(本社札幌)。合併や業務提携など業界再編が進む道内食品スーパー業界において、地域密着の営業スタイルや独自のアイディア経営で、競合他社と一線を画する存在感を放つ。その同社が拠点を置くもみじ台地域は、2016年1月現在の住民基本台帳で65歳以上の老年人口の占める割合が43・8%と、札幌で最も高齢化が進んでいる。いわば全国に先んじて、深刻化する少子高齢化社会に対応したビジネスモデル構築を余儀なくされた格好だ。そこで同社が始めたのが、地域住民の健康寿命を延ばす取り組み。その概要を野地秀一社長(48)に訊いた。(11月15日収録)


■北海道信用組合協会 会長 林 伸幸 氏

地域の隅々まで資金を供給する
信組の底力を連携強化で発揮へ


北方ジャーナル2017年1月号
中小零細企業や家族経営の事業所などを主な取引先とする信用組合。道内にある7つの信組の預金量は総額で約6300億円、貸出金の総額は約3500億円で、地域の隅々にまで資金を供給する、人体で言えば毛細血管にも似た役割を果たしている。道内7信組で作る一般社団法人北海道信用組合協会会長を務めているのは2016年6月、北央信組理事長に就任した林伸幸氏(62)。マイナス金利や業態を超えた金利競争など信組を取り巻く経営環境は厳しい。林会長に信組経営の方向性や成長戦略などを訊いた。(11月28日収録)

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【医療】
札幌東徳洲会病院の新院長に
就任した太田智之医師に訊く

先人たちの努力を踏まえて
グローバルな急性期病院へ


これからも基本は医療の原点“救急"

北方ジャーナル2017年1月号
365日24時間救急、急性期対応の総合病院として知られ、近年は積極的に外国人患者も受け入れている医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(札幌市東区・325床)の新院長に太田智之医師(51・前副院長)が就任した。「生命を安心して預けられる病院・健康と生活を守る病院」を理念に30年前の1986年に開院し、いまやJCI認証を取得するなど国際的にも評価が高まっている札幌東徳洲会病院の今後のロードマップとは──。清水洋三前院長(75)から後継指名を受け、地域の拠点病院の舵取り役を任された新トップに抱負を訊いた。(11月25日収録)

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【医療】
小林麻央さんを襲った「若年性乳がん」の
対策を麻生乳腺甲状腺クリニックに訊く

標準療法に加わる“新薬"の可能性
「あきらめない」ための選択肢とは何か


北方ジャーナル2017年1月号
歌舞伎俳優・市川海老蔵さん(39)の妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が進行性の乳がんを患っていることを公表してから、「若年性乳がん」への関心が高まっている。日本乳癌学会の統計によると、乳がんは40~50代に最も多く発症し、35歳未満の「若年性乳がん」は全体に占める割合こそ2.7%と少ないが、予後が悪く深刻なケースになることが少なくない。日本人女性の12人に1人が罹るとされる乳がん。リスクが高いとされる若年期の乳がんの予防策や治療法にはどのようなものがあるのか。乳がん検査・治療で、かねてから定評がある医療法人社団麻生乳腺甲状腺クリニック(札幌市北区・19床)の亀田博理事長・院長に最新事情を取材した。

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【ススキノ】

オープン1周年。“スポーツイヤー”で
盛り上がる注目スポット──キングスター


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【連載】
ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺 (16)

いま、偏見を乗り越えよう!
当事者が連携し情報を発信


旭川で4団体協同の「ひきこもりカフェ」

北方ジャーナル2017年1月号
道内各地で活動するひきこもり当事者4団体の協同による「北海道ひきこもりカフェin旭川」が11月下旬、旭川市の障害者福祉センター「おぴった」で開かれた。当事者たちが地域の垣根を超えてつながりながら、同じ悩みを持つ人や社会へメッセージを届けていく──。そんな思いが込められた、ひきこもりをめぐる新たな動きを取材した。(写真・文/武智敦子)


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【ズームアップ】
さっぽろ天神山アートスタジオディレクター小田井真美さん

来札アーティストの
活動支援を通して
地域再生を仕掛けたい


北方ジャーナル2017年1月号
現代アートは「馴染みにくい」という言葉とセットに語られることが多かった。だが、最近はその流れが変わりつつある。アートと社会を結び、その魅力を伝える人たちの活躍があるからだ。2014年夏に開設された「さっぽろ天神山アートスタジオ」(札幌市豊平区)のディレクター・小田井真美さんもその1人。国内外のアーティストが札幌に滞在しながら、制作やリサーチ活動を行なう「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」の普及に取り組む小田井さんに、札幌におけるアートの可能性を聞いた。(取材・文/武智敦子)

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【マンガ】

回顧2016 化けの皮がはがれた人々 石川 寿彦

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【フォトレポート・トピックス】

*「この際、寿司喰いねえ!」ホームレス45人に支援団体が粋なはからい
*OBC「奉行フォーラム」に800人が来場
*さっぽろテレビ塔、開業60年 節目の冬を彩る光の幻想空間
*豊水総合メディカルクリニックが新たに泌尿器科を開設
*世界のアニメ文化と北海道を“北のゲートウェイ”から発信
*札幌が“爆ぜた”! “日ハム日本一パレード”にファン14万人が都心で歓喜
*網走バスがマイクロ路線バス運行 ローコストで地域生活の足を守る
*水環境を守る北海道コカ・コーラ 「サントス」寄付金が1億円突破
*ニトリが新宿エリアに初出店 「都心型店舗」積極展開に意欲

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【連載コラムなど】
*道北フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『歳末・新春市場』

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