2016年11月05日
「即戦力市長と言ってもらえるように」 秋元札幌市長がセミナー開催
会場はほぼ満席となった「秋元克広のさっぽろ未来セミナー」(11月2日、ロイトン札幌で)
【リアルエコノミー提携記事】秋元克広札幌市長の就任1年半にあたる11月2日、さっぽろの未来をつなぐ市民の会と秋元克広連合講演会の主催による「秋元克広のさっぽろ未来セミナー」が、札幌市中央区のロイトン札幌で開催された。これは政治資金パーティーに位置付けられる集会で、会費は1万円。会場には1000席が用意されたがほぼ満員となった。
挨拶する「さっぽろの未来をつなぐ市民の会」共同代表の加藤欽也ほくていホールディングス社長=演壇と秋元市長夫妻
セミナーは2部構成。1部は、早稲田大学スポーツ科学学術院教授で札幌市の冬季五輪開催概要計画書検討委員会委員長の原田宗彦氏が、『スポーツツーリズムによるまちづくり』をテーマに講演。
原田氏は、スポーツイベントには人を惹きつける磁力があるとして「スポーツは隠れた資源。スタジアムもアリーナも必要ないアウトドアスポーツは北海道と親和性が高く、観光資源として無限に広がっている」と強調した。
また、冬季五輪の札幌招致に触れて、「札幌市は1972年の五輪で使われた大倉山ジャンプ台を整備して年間45万人が訪れる観光資源にしている。素晴らしいことだ。競技施設と住居が近い『設・住一致都市』は世界的にも珍しい」と述べた。
そのうえで五輪誘致とシティプロモーションを同じ土俵で行う「スポーツビット」を推進していくべきと訴えた。「外資にオリンピック施設を作ってもらう選択もある」と話し、ウーバーやエアビーアンドビーのシェアリングエコノミーも最大限利用できるようにすることが大切とした。
「即戦力市長と言ってもらえるように」と秋元市長
2部は秋元市長による市政報告で、企業誘致による雇用の場の確保、今年4月に東京に人材確保のためのUIターン就職センターを開設したこと、保育所定員を増員して待機児童数を昨年の69人から8人に減らしたことなどを報告した。
観光イベントのホワイトイルミネーションを今年からリニューアル、西8丁目まで広げるほか冬季オリ・パラ招致に繋げるため来年2月の冬季アジア札幌大会、3月の障がい者スキーワールドカップを成功させたい意向を滲ませた。
最後に「まもなく2年の折り返しを迎えるが、課題はたくさんある。それらに対応して即戦力の市長と言ってもらえるように頑張っていきたい」と述べた。
タグ :札幌市
Posted by 北方ジャーナル at 15:29│Comments(0)
│政治経済
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