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2016年09月03日

札幌東徳洲会病院と札幌市が外国人患者受入協定


協定書を手に取る清水院長(左)と秋元市長(9月2日午後、札幌市役所市長会議室で)

医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(清水洋三院長)と札幌市(秋元克広市長)は9月2日、外国人患者の受入に関する協定を締結。その締結式が札幌市役所の市長会議室で行なわれた。

この協定は、札幌市を訪れる外国人観光客の急増に伴い、日本語での意思疎通が困難な外国人が病気や怪我に見舞われた場合に、その対応を円滑に行なうため結ばれたもの。実際、札幌市の夜間急病センターが対応した外国人患者数は2013年度が334人、14年度で424人、15年度は546人と年々増加しており、こうした状況に休日対応できる医療機関が不十分だったことも課題になっていた。

こうした中、市がパートナーとして協力を求めたのが札幌東徳洲会病院。同病院は、13年6月に「国際医療支援室」を開設して以来、専属の医療通訳の常駐や民間の通訳会社とも提携して海外10カ国語に対応する外国人患者受入体制を整備しており、院内にはイスラム教の礼拝施設も備えている。今年度は既に月平均76人の外国人患者に対応したという。

今回締結された協定の中身は、札幌東徳洲会病院が平日の夜間及び土日祝日の終日(9時~翌9時)、直接来院した外国人患者の受診に対応すると共に、救急隊からの受入要請に応じるというもの。発効は今年10月1日からで、市はそれまでにホームページなどを通じて周知に力を入れ、ホテルや旅館、旅行会社などにも積極的にアナウンスしていく方針だ。

締結式で秋元市長は、「札幌市の外国人宿泊者は約200万人で3~4年前と比べて倍増しており、今後もさらに増えていくだろう。そうした人々が安心して滞在していただく上でも、この協定は非常に有効で心強い」と語り、清水院長は「当院をパートナーに選んでいただいたことに非常に感謝と誇りを感じると共に、期待を裏切らないよう力を尽くしたい」と述べた。


締結式後に行なわれた講演会(同日夕、札幌市保健所講堂で)

締結式後には札幌市保健所講堂で成田空港検疫所・宇都宮啓所長を講師に招き、「救急医療と国際対応」をテーマに外国人患者受入で懸念される海外からの感染症対策に関する講演を実施。医療関係者ら約160人が集まった。

国際観光都市として欠くことのできない外国人向け医療の充実。札幌東徳洲会病院は万全の体制でその重責を担う。
 


タグ :札幌市

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