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2015年12月15日

北方ジャーナル2016年1月号

北方ジャーナル2016年1月号



12月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPAR、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【報道】道警不祥事から考える

深く詫び、而して知らしめず
警察官処分連発 北海道警の匿名発表・
墨塗り開示・取材自粛願い


北方ジャーナル2016年1月号
詐欺、情報漏洩、飲酒運転、文書偽造──。この秋から冬にかけ、北海道警察の不祥事が止まらない。ことの大小にかかわらず、新聞などが報じた処分事案は8月から毎月発生。10月中旬に再発防止プロジェクトチームが設けられてからは、むしろそれまでを凌ぐ重大な不祥事が増えた感がある。問題があかるみに出るたびに謝罪コメントを発表する道警だが、その一方、各事案について積極的な情報開示に努めているかどうかとなると…。(小笠原 淳)

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【報道】「秘密保護法」違憲訴訟に一審判決

司法判断避けた東京地裁
フリー記者の闘い 次幕へ


北方ジャーナル2016年1月号
新聞・テレビなどの大手報道機関に属さないフリー記者らが「特定秘密保護法」の違憲・無効を訴える――。11月下旬、その争いに最初の審判が下った。裁判所は憲法判断を避けて原告の求めを却下、併せて申し立てていた国家賠償請求も棄却した。2年越しの裁判は実質敗訴に終わったが、原告らにとってはある程度織り込み済みのこと。12月1日、争いは高裁に持ち込まれた。(小笠原 淳)

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【報道】前代未聞、暴力団との“関係”まで明かした民事訴訟の代償(4)

違法カジノの店長兼ディーラーが
イカサマなどを赤裸裸に告白!


北方ジャーナル2016年1月号
不動産賃貸業の若手社長が、事件化していない自身の違法カジノ経営について、民事提訴により“カミングアウト”する──。不動産賃貸業で道内大手の(株)ハイチエイジェント(札幌市)と同社の鷹野公弘社長が平成24年5月28日に提起した「不当利得返還等請求事件」に関する続報だ。この事件は、被告が違法カジノ店の“表向きの経営者”とされる後藤郁享氏のほか、不動産業の道内大手でゴルフ場経営なども手掛けるキタコー(株)(札幌市)と同社の草野浩平社長らであったことから、金融業界を中心に秘かに注目を集めてきた。訴訟は26年8月29日の札幌地裁判決を経て札幌高裁に争いの場を移し、27年7月24日の判決では控訴をいずれも棄却。原告側のほぼ全面敗訴で幕を閉じた。だが、違法カジノの元オーナーに対する元“表向きの経営者”の遺恨は、いまだ鎮静化していないようだ。 (12月7日現在)

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【小樽】山田勝麿・元小樽市長に訊く

「森井市長には期待をしていたが、
まちづくりのビジョンが見えない」


北方ジャーナル2016年1月号
2015年春の小樽市長選で大差を付けて現職を破った森井秀明市長の就任から約8カ月。28年間続いた5団体の相乗り体制を批判し、清廉さを売りに初当選を果たしたが、蓋を開けると自身の「しがらみ」に縛られ議会で立ち往生する姿ばかりが目立つ。このまま信頼は地に落ちていくのか、議会との関係は修復できるのか──。3期12年に亘り小樽市政の舵取りをした山田勝麿元市長(76)に、森井市政への苦言などを聞いた。


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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(13)

泊原発対岸のマチ、岩内に建てられた“石碑と新庁舎”
水上勉の反核の思いが碑文に結実


北方ジャーナル2016年1月号
泊原発を望む岩内町の高台。その雑木林の一角に建てられた石碑に原発の存在を問う碑文「三行の希い」が刻まれた。2015年10月初旬に行なわれた石碑の完成式には、主催した民間団体のほか北海道視覚障害者憲法9条の会のメンバーらが参加し、泊原発を再稼働させないよう気勢を上げた。一方、同町では同年5月、原発マネーの一部を使って建設した総工費約16億8600万円の新庁舎がオープン。海岸近くにあった古い庁舎を取り壊して高台に移り、住民サービスの向上が図られた。原子力規制委員会の審査が進まず、年度内の泊原発再稼働が見通せない中、原発の“対岸”のマチ、岩内に「反核」をはっきりと記した碑が建てられた意義は小さくない。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【シリーズ】家族の事件簿
File #04 札幌・長女刺殺事件

そして“人形の家”が残った


北方ジャーナル2016年1月号
その“家”が何軒つくられたのか、詳しく知る人はいない。つくり手自身、わかっていないかもしれない。7年前から暮らす集合住宅で、ほとんど近所づきあいがなかった彼女の、それがほぼ唯一の趣味だったことは確かだ。その趣味もここ半年は手つかずで、おそらく今後もしばらくの間は取り組むことができないだろう。本年5月下旬、重い知的障碍をもつ札幌の女性が実母に殺された。現場に残されたいくつかの“家”は、何を語るのか。(小笠原 淳)

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【訃報】

“ホームレスの母"逝く
札幌・路上支援のパイオニア
眞鍋千賀子さん「偲ぶ会」で120人が哀悼


北方ジャーナル2016年1月号
延べ2000人を下らない“おじさん”たちの感謝の涙が、この冬は哀しみのそれに変わった――。
 札幌で路上生活を経験したことのある人の中に、その名を知らぬ人はほとんどいないだろう。眞鍋千賀子さん・享年74。ホームレス支援NPO代表としての活動は、16年前の春にたった1人で始めた取り組みが原点だった。(小笠原 淳)

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【ニュース】
■道教大函館校の「市民公開講座」で
 横山社長と石井頭取が学生を鼓舞

 ──産金学連携の討論会で人材育成テーマに談論風発

■小樽市“除雪危機”は解決も
 森井市長からの謝罪はなし

 ──12月2日に開会の第4回定例会も波乱含み(12月6日現在)

■労災認定めぐる行政訴訟で証人尋問
 元行員と道銀3人が初めて法廷対峙

 ──「支店勤務時のパワハラで精神疾患になった」と元行員

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【新春インタビュー】

■北海道知事 高橋 はるみ氏
「人口減少・危機突破」に向けて幅広い政策で北海道の底上げを

■札幌市長 秋元 克広氏
大転換期をマチの魅力を高める好機に

■つしま医療福祉グループ代表 対馬 徳昭氏
地域包括ケアの先駆けとして国が頼りにする存在へ

■医療法人社団 元生会理事長 森山 領氏
健康と予防医療をテーマにした複合施設を建設

■北海道信用金庫協会会長 杉山 信治氏
地域密着の強みを活かして活力の芽を生み育てる

■北の達人コーポレーション社長 木下 勝寿氏
ネット通販は志を持った商品づくりがカギ

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【インタビュー】
北見の新市長に就任した辻 直孝氏に訊く

「笑顔ひろがる北見に!」へ全力投球
期待大の「ふるさとテレワーク」

“市政の危機"を乗り越え市民と前進

北方ジャーナル2016年1月号
オホーツク最大の拠点都市でありながら、これまで新庁舎建設などをめぐり市政運営に混乱が少なからず続いてきた北見市。その政争のマチで、前市長の急死という非常事態を受け“オール北見”の統一候補として9月27日の選挙に出馬、相手候補を破り初当選したのが前常呂自治区長の辻直孝氏(62)だ。同市は2016年3月には合併10周年を迎え、地域の牽引役としての役割はますます大きくなる。危機に直面した市政の立て直しをはじめ新庁舎建設や地方創生への取り組みなど、喫緊の課題にどう向き合うのか──。就任して2カ月たらずの辻市長を直撃した。(11月18日午後、北見市役所で収録)

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【連載】ルポ 「ひきこもり」──長期高齢化の周辺(4)

謂われなき排除と異端視──

家族会を苦しめる地域社会の「リアル」


全国で推定70万人といわれるひきこもり。この問題がクローズアップされるようになっても、当事者や家族への謂われなき偏見や差別はいまだに根深い。立ち上がった家族会でさえも小さな地域社会の中では白眼視される現実。世間の冷たい目を気にし、地域に埋もれていくひきこもりや家族はどれほどいるのだろう。2016年で発足20年目を迎える「小樽・不登校・ひきこもり家族交流会」の道のりを辿りながら、ひきこもりを輩出しつつ排除し続けてきた地域社会のありようを考える。(武智敦子)

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【医療】
乳がんの早期発見・治療に取り組む
札幌の「麻生乳腺甲状腺クリニック」

大調査で判明した効果的な検診
発見はマンモとエコーの併用で


北方ジャーナル2016年1月号
日本人女性の12人に1人が罹るとされる乳がん。早期発見と治療法の進歩で死亡率は減少傾向だが、我が国の乳がん検診率は欧米に比べて低いことが課題となっている。ところが、9月下旬に元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が、乳がんで手術を受けたことを公表してから、検診の受診希望者が急増する異例の事態に。この中で「“一過性のブーム”に終わらせないためにも定期的に、そして効果的な検診を受けてほしい」と強調するのが、医療法人社団 麻生乳腺甲状腺クリニック(19床・札幌市北区)の亀田博理事長だ。この亀田理事長に乳がん検診をめぐる最新事情を取材した。マンモグラフィーと超音波検査の併用が大きな効果を上げているという。

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【連載】戦争遺産をめぐる旅(10)

「靖国神社」とは、いかなる場所か
靖国の杜に木霊する「みたま」
遊就館の展示から学ぶことは


北方ジャーナル2016年1月号
「東京九段の靖国神社に行ったことはありますか?」。この問いに「はい」と答える人の中で、戦没者の遺族や関係者以外の人はどれだけいるだろうか。ヤスクニは、中曽根元首相が公式参拝した昭和60年以降、中国や韓国との外交問題の火種となり、そのことが、戦争を知らない世代をこの宗教施設から遠ざける一因となっている。だが、靖国神社の本殿脇にあって海外で“戦争博物館”とも紹介されている「遊就館」は一見の価値がある。靖国神社とは元々どういう場所だったのか。そして明治以降の戦争で犠牲となった人たちが、どうして国のために命を捧げなければならなかったか。この施設に行けば、その理由の一端が分かるはずだ。政治家の公式参拝の是非を問う前に、靖国神社は誰もが一度は訪れるべき場所だと改めて感じた。(ジャーナリスト 黒田伸)

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【マンガ】回顧2015

世の中偽装だらけ! (石川寿彦)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
独自のコミュニティづくりを目指す「やまの会」(せたな町)

都市住民や料理人と交流重ね
創出する“新しい農業の世界”


北方ジャーナル2016年1月号
5年前、新規就農者が多い道南のせたな町で「やまの会」という有機農業者グループが誕生した。みずから生産した食材を軸に料理人や都市住民などとつながり、交流のすそ野を広げるなかで新たなコミュニティを創りつつある。現在のメンバーは5人。新規参入者とUターン就農者がバランスよく参加し、より魅力的な農業をめざす。無農薬・無肥料で米づくり、トマトや大豆の不耕起栽培、牛や豚、羊の放牧飼育、チーズや農産加工品の製造・販売──そうした取り組みを続ける会員たちを紹介し、経済第一主義に走らず、環境を守りながら豊かな農業の世界を追い求める、ひたむきな姿をお伝えしたい。(ルポライター 滝川 康治)

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【話題の人】
小説『残響』で北海道開拓に燃えたサムライ、
村橋久成に光を当てた田中 和夫さんに訊く

「村橋が開拓使を辞してから
空白の11年。行脚放浪ではなく
何かがあったのだと思います」


薩摩藩出身の開拓使官吏で、麦酒醸造や製糸業、琴似屯田兵村などの創設に指揮を執り、道内産業の礎を築いた村橋久成(1842─1892年)。2018年の北海道開拓150年を記念し、彼の生涯を軸にした北海道開拓の歴史をNHKの大河ドラマに誘致しようという動きが始まっている。呼び掛けたのは、33年前に小説『残響』で歴史に埋もれていた村橋の業績と生涯を掘り起こした札幌市在住の作家・田中和夫さん(82)だ。150年の時空を超えて、北海道開拓に夢をかけたサムライの魂が再び甦る──。(聞き手・武智敦子)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

世界の“人口爆発”の恐怖

格差拡大とエネルギー・食糧問題深刻化の先にあるものとは?


最近になって、普段はあまり使っていない私のタブレットの中に面白いアプリが入っているのに気づいた。“World population”というものだが、なんと世界の人口の数字がリアルタイムで表示されるのだ。見ている間に数字がものすごいスピードで変化する。わずか2分ほどで世界の人口が約500人も増えた。ちなみに、今日(12/3)の15時15分現在、世界人口総数は約73億6千万人、今日1日で生まれた人が約25万人、死んだ人が約11万人という数字が出ている。このアプリと情報のネットでの発信元はアメリカらしいが、いったいどのようなメカニズムで動いているのか(この数字を誰がどのような方法で収集し、発信しているのか)、私にはさっぱりわからない。というより、この数字はかなりインチキくさい。というのも、例えば、デスクトップPCのネットでも見れる同種のものとは常にデータがややズレているからだ。しかし、大まかに見るなら、ここに表示される数字(3桁以上)、そして世界の人口の動きはほぼ正しいものとみなして良いのだろう。

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*札幌異才探訪
*トンデモ撮影日記
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*新連載:私のラバさん酋長の娘

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『いつか降りてくるだろう』

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