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2015年02月14日

北方ジャーナル2015年3月号

北方ジャーナル2015年3月号




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【報道】南幌 祖母・母殺害事件(3)

「よくぞ生き延びた」
17歳加害少女 医療少年院へ
「壮絶な虐待」に心の傷深く


北方ジャーナル2015年3月号
《医療少年院に送致して、治療及び矯正教育を施し、社会適応を図るべきである》──。昨年10月に空知管内南幌町で起きた殺人事件について、札幌家庭裁判所は1月21日、事件を検察官送致せず、加害者の少女(17)を医療少年院に送る保護処分を決めた。被害者となった祖母と母親による長期間の虐待を認めた形で、少女の付添人弁護士らは家裁決定を「順当な判断」と評価、彼女には心のケアこそが必要だと訴えている。(小笠原 淳)

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【報道】年始の札幌郊外、深夜の火事騒ぎ

未明の住宅街で爆発、暴走
札幌・東区 トラック火災の怪


北方ジャーナル2015年3月号
年明け早々の1月9日、札幌市東区の住宅街でやや謎めいた車輌火災が起きた。車の持ち主が設けていた監視カメラの映像には、不審な人物が現場から立ち去る姿が。映像を入手した民放局は放火事件を思わせる扱いでニュース放映したが、なぜかすぐに話題が収束、その後の捜査の経緯などはほとんど報じられていない。“被害者"の男性は「2年前にも同じことがあった」と言うのだが──。(小笠原 淳)

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【報道】札幌市白石区川下に大量投棄された「建設残土」

原野商法跡地で“残土ビジネス"
「被害地主」らが業者を追及へ


北方ジャーナル2015年3月号
建築工事などで発生する建設残土の処理が各地で社会問題化する中、その残土が地権者に無断で札幌市内の私有地に大量に投棄されていた事実が浮上した。白石区川下地区の5ヘクタールあまりの土地を受け入れ業者が十数年にわたり「残土置場」として事業に利用。産廃が不法投棄された可能性も浮上している。原野商法跡地を舞台にした“残土ビジネス"の実態を追った。

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【新連載】戦争遺産をめぐる旅

軍により地図から消された
毒ガス製造拠点、大久野島

終わらない“毒ガス島"の戦後


北方ジャーナル2015年3月号
軍人や軍属174万人、民間人40万人、合わせて214万人あまりの日本人が犠牲となった太平洋戦争が1945年の夏に終結してから今年で丸70年を迎える。戦後、奇跡的な経済の高度成長を成し遂げた日本の中で、戦争を知る世代はわずかとなり、戦争があったことさえ知らない子供たちも増えているという。しかし、国内や国外のかつての戦地には旧日本軍が残した爪痕や連合国軍との激しい戦闘を伝える“負の遺跡"が数多く残されている。「戦争遺産」を改めて訪れることは、戦争を知らない世代への重要なメッセージとなるのではないか──。そうした思いから負の歴史を再び掘り起こす旅に出ることにした。今回は、陸軍の毒ガス生産拠点になっていた瀬戸内海に浮かぶ大久野島を訪れてみた。(ジャーナリスト 黒田伸)


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【開発】
住友不動産に10億円超え(?)で売却された伊藤義郎邸

伊藤氏が目指した“開発と自然保護の両立"の行方は
超一等地に高さ100mの高級賃貸マンション


北方ジャーナル2015年3月号
またひとつ札幌の名士の邸宅が消える。伊藤組土建名誉会長で伊藤家3代目当主、伊藤義郎氏が保有する家屋と敷地の一部が昨年末、不動産大手の住友不動産(東京)に売却された。明治期から継承してきた土地の一部を手放し有効活用を図るのが目的だが、開拓当時の風景が残る広い庭とそれに溶け込むように建っている邸宅が消えていくのは、時代の流れとは言え名残り惜しいものがある。2年後には100メートル級の高層マンションが姿を現すという。“有効活用"に向け大きな一歩を踏み出した伊藤氏にスポットを当ててみた。

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【経済】道内の「お騒がせゴルフ場」はどこだ?

シーズン前の最終局面に露呈する“身売り"や“清算"
注目選手権誘致成功のゴルフ場も


北方ジャーナル2015年3月号
立春が過ぎ春の足音が近づいてきた。ゴールデンウイークのころから始まる北海道のゴルフシーズンに向け、今からプレーを楽しみにしているゴルファーも多いだろう。ただこの時期、業界としては身売りや新体制への移行などシーズン本番に向けて最終的な局面を迎えるゴルフ場が少なくない。今年も、シーズンを前にいくつかのゴルフ場にそんな動きがあった。道内の“お騒がせゴルフ場"をピックアップしてみよう。

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【報道】フル稼働の北電火発に不意の“トラブル"

労働局が北電・苫東厚真を調査
1号機の業務委託で法令抵触?


北方ジャーナル2015年3月号
2月上旬、フル稼働中の北海道電力・苫東厚真発電所(胆振管内厚真町)に北海道労働局が立ち入り、関係者らへの聴き取り調査を行なった。火力発電所内の作業について、北電の子会社と業務委託先業者との間で法令に抵触するやり取りがあった疑いがあり、現場での聴き取りはそれにからむ調査だったと思われる。当の北電子会社自らが公式サイトで公表したこの問題、同社は「突発的なトラブルが起きた際」に限ってのことだったとしているが…。(小笠原 淳)

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【雪対策】
大雪の札幌市内で関心を集める“人気"の雪たい積場

昨冬はシーズン最盛期で閉鎖
「新琴似8横」はどうなる?


北方ジャーナル2015年3月号
2月上旬には羅臼町など道東地方で記録的な大雪となったが、寒気と暖気が入り交じり気温の高低差が激しい札幌市内も積雪量は多い。札幌市雪対策室事業課によると、2月2日午前9時時点における市内72カ所の雪たい積場への搬入量は約1075万㎥。過去最大量となった平成24年度の同日時点が約1120万㎥、過去3番目の25年度が957万㎥だったことから見ても、かなりの積雪量であることが分かる。民間排雪業者の増加が雪たい積場への搬入量を押し上げているとの声もあるが、こうした中で市内屈指の規模を誇る雪たい積場「新琴似8横」の動向が、市内北部の除排雪関係者の関心を集めているようだが──。(2月4日現在)

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【流通】
特集 食品スーパーに見る“道民の台所事情"

届かない“アベノミクス"
コープさっぽろ・マックスバリュ北海道
道内流通2社トップが語る「現実と戦略」


北方ジャーナル2015年3月号
食品スーパーは最も消費者と直結している業種。その動向は景気のバロメーターとも言える。この中で、昨年4月の消費増税以降の売上げの低迷は景気が拡大しているとは言い難い結果を示した。アベノミクス効果は少なくとも道内には波及しておらず、ディスカウント業態の好調さはむしろ格差拡大を臭わせる。この現状を食品スーパー大手はどう捉え、どう戦略を立てているのか。本特集では、道内に本拠地を置くコープさっぽろの大見英明理事長(56)とイオングループの食品スーパー、マックスバリュ北海道の出戸信成社長(49)のインタビューをお届けする。テーマは「道民の台所事情」。そこから見えてくるのは依然として厳しい現実だ。

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【教育】
いま日本社会を“母子関係"から問い直す

「母性ほど尊いものはない」
この真理を最重要価値観に

少子化と子供の受難の時代にこそ響く
小児科の重鎮・田下昌明氏の持論とは

北方ジャーナル2015年3月号
真の母親になりきれない「発達障害母」が社会に“蔓延"しつつあるようだ。その結果として見え隠れするのが子供への虐待、ネグレクト(育児放棄)などだ。「発達障害母が日本の未来を危うくする」。2年前の本誌のインタビューでこう指摘し警鐘を鳴らした小児科の重鎮、田下昌明医師(77)が、今回は長年の研究成果に基づき母と子の関係修復や母性の立て直しについて独自の主張を展開する。小手先の少子化対策や女性支援より大事なものとは何か。そして脆弱な母子関係、虐待などの負の連鎖を断ち切るための処方箋とは──。(1月26日収録 聞き手=本誌代表・工藤年泰)

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【連載】
岐路に立つ若者の就労支援事業 (7)

キャリア教育の実践とは
小中高から大学までの縦の導線をどう確立するか


北方ジャーナル2015年3月号
ニートなど若年無業者の増加を背景に、学校教育の中でしっかりした職業観を育む「キャリア教育」が全国の教育現場に広がっている。少子高齢化、産業構造の変化、雇用の多様化──。激動する社会の中で子供や若者たちに社会人、職業人としての自立をどう教えていくのかが問い直されているようだ。NPO法人「教育プラットホーム北海道」(小樽市、木下修理事長)の藤田和久副理事長に、キャリア教育の意義や在り方を聞いた。(武智敦子)

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【長期連載】“農と食"北の大地から

産業用大麻の可能性(その10)
検証・道の栽培試験と検討会のあり方

非公開、縦割り行政、及び腰
道は可能性追求に向け本気を


北方ジャーナル2015年3月号
産業用大麻(ヘンプ)の栽培は道内3カ所で行なわれている。その一つが道立総合研究機構の試験場に委託した道の栽培試験で、栃木県が育成したヘンプの種子を譲り受け、採種の可能性などを調べてきた。しかし、試験場所は「非公開」とされ、道の産業用大麻可能性検討会の委員が見学に訪れることもない。一方、東川町が提出した新品種の育成をめざす研究計画に対し、規制当局の道医務薬務課は冷淡な対応で臨んでいる。薬理成分の測定環境の整備をめぐっても、道の及び腰の姿勢が目立つ。今、ヘンプの可能性を探る取り組みを充実させるために何が求められるのか──試験栽培や検討会のあり方、育種、盗難防止策、測定態勢などの課題を探った。(滝川 康治)

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【ひきこもり】
『ひきこもりと心のケア 経験者が聞く支援の最前線』(仮題)の編者に訊く

社会的排除の視点から見るひきこもり
元当事者がインタビュー集を出版へ


「ひきこもり」という現象が起きる意味は──。ひきこもり経験を持つ男性(53)が、当事者の視点からこの問題にアプローチしようと臨床心理、精神医学、特別支援教育、社会福祉など各分野の識者を訪ね取材を続けている。今年8月下旬には、これまでの活動をインタビュー集としてまとめ全国出版する予定だ。「ひきこもり問題を社会的排除という枠組みの中で読んでもらえれば」と話している。

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【話題の人】
札幌市中央区にアトリエを開設する予定の
スイーツデコプランナー・ 林 美枝さんに訊く

「作家として成長するためアート系で活躍する人たちの感性にも触れていきたい」

ケーキやマカロン、フルーツ。色とりどりのスイーツはどれも美味しそう。でも、食べてはいけません──。今、スイーツ(お菓子)をモチーフにしたアクセサリーや雑貨が女性に大人気だ。スイーツデコプランナーとして独創性のある作品を手掛ける林美枝さん(44)は、“熱中できる何か"を探している時にスイーツデコの魅力を知り、現在は会社勤めと創作活動を両立させながら、作家としての道を歩んでいる。3月には札幌市中央区内にアトリエを開設する予定という林さんに、“起業"までのエピソードやモノ作りの楽しさを訊いた。(聞き手・武智敦子・1月18日収録)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

日本人の“不条理"な死を悼む
イスラム国の犯罪の背景にあるものは?


「イスラム国」(Islamic State、略称IS)と名乗ってはいるものの、もはやイスラム教徒とはとうてい思えない殺人(テロ)集団によって、数日前に2名の日本人のかけがえのない命が失われた。この“不条理"きわまりない死に、いま私たち日本人は大きな衝撃を受け、やり場のない悲しみと怒りの中にある。彼らの残虐非道な行為を私たちは断じて許すことはできない。
 今回犠牲となった2人の日本人が、どのような能力や個性をもった人物であったのか、あるいはどんな思想信条をもち、どのような家庭環境や友人・知人関係の中で生きてきたのか、そんなことは彼らにとってはどうでもよいことであっただろう。彼らにとって重要なことはただひとつ、この2人がたまたま「日本人」であったということのみである。彼らは言う、「今後日本人であれば誰でも殺害する」と。その理由は、「日本」という国が自分たちにとっての「敵」(または敵の一味)であると彼らが判断したからである。

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【フォトレポート・トピックス】

*真冬の札幌で“琉球の夜"を満喫 2月27日に「北海道泡盛の夕べ」

*「ハッピーアクション」に取り組む新和ホールディングス

*「さっぽろばんけい」に国内最大のハーフパイプコースがオープン!

*“聖地"昭和新山で今年も雪上のバトル! 国際雪合戦、まもなく開催へ

*地元食材の豊かさをアピール! ホテルオークラ札幌で「江別フェア」

*キリングループが北海道地区の事業方針を発表

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『春ノ音楽祭開幕』

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