さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市東区

ログインヘルプ


 › 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ › バックナンバー › 北方ジャーナル2014年12月号

2014年11月15日

北方ジャーナル2014年12月号

1412表紙


11月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPARオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【報道特集】 南幌 祖母・母殺害事件

「誰も気づいてあげられなかった」
「失われた10年」経た少女の決断

北方ジャーナル2014年12月号
およそ10年間にわたってその家で何が起きていたのか、全容を知る人はどこにもいない。否、よく知っていた筈の4人のうち、2人はほぼ同時に命を落とし、1人は当面そこを離れ、残る1人は司直の手に落ちている。10月1日未明、空知管内南幌町の住宅街で悲劇は起きた。高校生の少女が祖母と母とを手にかけた殺人事件。犠牲となった2人がその瞬間、向けられた刃の意味を正しく悟ったかどうかは、やはり誰にもわからない。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道】
札幌市内の民間学童保育所「強制わいせつ事件」の余波

公判で起訴事実を認めた元指導員
“共同経営"の妻は「気付かなかった」


北方ジャーナル2014年12月号
「子どもにイタズラした例の指導員が逮捕されていたらしい」。札幌市内の民間学童保育所の周辺で囁かれていた“噂"が表沙汰になったのは、朝日新聞が9月16日付夕刊で掲載したスクープ記事がきっかけだ。指導員がその立場を利用し、通所児童に対して行なった“犯行"は、被害児童やその保護者に深い心の傷を負わせたのはもちろんのこと、他の学童保育所の関係者にも大きな衝撃を与えた。当該保育所は閉鎖され、被告となった元指導員の公判も11月7日に結審を迎えた今、騒動は沈静化の兆しを見せている。だが、新たに学童保育所を開設した被告の妻に対し、その道義的責任を問う声は収まっていないようだ。(副編集長・打田尚志、11月7日現在)

----------------------------------------------------------------------

【流通】自治体がラブコールする世界最大手の進出先は?

「イケア」噂の出店候補地に
急浮上する江別市大麻地区


家具・インテリア小売の世界最大手でスウェーデン発祥のイケア。その日本法人であるイケア・ジャパン(本社千葉県船橋市)が札幌近郊への出店計画を明らかにしたのは今年2月末だった。道内でもイケアの初進出を歓迎する声は多く、札幌近郊の自治体もラブコールを送る。噂の出店候補地は2つや3つにとどまらない。その中で最近、急浮上しているのが江別市大麻地区。道央道江別西インターチェンジにも近く、札幌市と隣接しているので広範囲の集客が見込める。イケア・ジャパンは2020年までに札幌圏に出店するとしている。果たして江別市内への出店が現実のものとなるのか──。

----------------------------------------------------------------------

【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(7)

漁業者の「大反対」から議論が
始まった北海道初の原発建設

決定から泊1号機稼働までに20年


北方ジャーナル2014年12月号
北海道・札幌通商産業局・北電の3者による協議で共和・泊地区が原発建設予定地に決定されてから1989年6月に泊原発1号機が営業運転を開始するまで実に20年もの歳月がかかっている。その間にさまざまな反対運動が起き、共和・泊地区だけでなく岩内町など原発に隣接するマチの人々の生活は大きく変化した。泊原発の立地によって最も影響を受けることが懸念されたのは漁業者だった。「絶対安全」と言われ続けた日本の原発。だが、ひとたびコントロールできなくなると長い間、放射性物質という得体の知れない「悪魔」と闘わなければならなくなる。当時、泊や岩内、積丹半島の海を守ろうと信念を持って原発建設反対を訴えた人たちがいた。だが、建設を前提にした北海道初の原発は、その歩みを止めようとはしなかった。(ジャーナリスト 黒田 伸)


----------------------------------------------------------------------

【矯正施設】刑務所・少年院が沸いた「プリズンコンサート」

塀の中の歌声、15年で350回
“受刑者のアイドル"ペペ
道内公演で“世界一"申請へ


北方ジャーナル2014年12月号
結成以来15年間にわたって刑務所などの矯正施設でコンサートを続けてきた女性デュオが10月中旬、札幌刑務所など道内7施設を巡る「プリズンコンサート」を開いた。“千秋楽"の同15日に網走刑務所で350回めのステージを務めた2人は、近く「世界で最も多く矯正施設で歌った歌手」としてギネス記録を申請する。節目を迎えた北の地に、塀の中のスタンダードナンバー『元気だせよ』が力強く響いた──。

----------------------------------------------------------------------

【PHOTO REPORT 】

北方ジャーナル2014年12月号
■今こそ考える 信仰とは、思想とは、組織とは――

10.21. 鈴木邦男 vs 上祐史浩 in 札幌

北方ジャーナル2014年12月号
■元道警・原田さんら警鐘 「保護法退治」企画に100人

施行間近、参加者の関心高く

北方ジャーナル2014年12月号
■山動かした7万4332筆

小樽海水浴場轢き逃げ事件 訴因変更、危険運転適用へ

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】

■予定通り? 否定しつつ周到に準備を
 重ねた佐藤氏が知事選に出馬を表明
──TV番組降板後、独立研究会や自著刊行で“下地づくり"

■「パワハラで降格を強要された」
 元男性行員が道銀を提訴した理由
──地位確認と未払い賃金3500万円の弁償を要求

■後志圏の中核病院として期待
 小樽市立病院が12月1日に開院
──新築・統合を経て先端機器を備える二次医療機関に


----------------------------------------------------------------------

【特集 2014オホーツク】

いま、聞こえる変化の足音

医療と一次産業に次代の胎動
見えてきた“林業再生"の道筋


今回のオホーツク特集は“目に見える変化"をキーワードに管内を概観してみた。北見にみる都市機能の再編、オホーツク全体で再整備が進む医療インフラ、そして紋別の林業とコラボしたエネルギー開発。そのどれもが来るべき時代に備える投資であり、変化の足音のように感じられる。地域が置かれている人口減少や高齢化という厳しい現実を踏まえ、明日を模索するオホーツク。後半の市長インタビューと併せ、この地域の“いま"をレポートする。

【インタビュー】
オホーツクを牽引する中核都市へ(北見市長 櫻田 真人氏)北方ジャーナル2014年12月号

医療インフラは新たな時代に  (紋別市長 宮川 良一氏)北方ジャーナル2014年12月号


----------------------------------------------------------------------

【医療】
目標は帝王切開できる助産院
“自然な出産"を全力でサポート

清田区に誕生した母子に優しい
産婦人科「札幌みらいクリニック」


北方ジャーナル2014年12月号
産科・婦人科の「札幌みらいクリニック」(石渡瑞穂院長・19床)がこの秋、札幌市清田区平岡地区に開院した。「お母さんと赤ちゃんに優しいクリニック」を基本理念に掲げ、妊婦が陣痛から分娩、回復までを移動せずに過ごせるLDRシステムを採用。家族の立会分娩や出産当日からの母児同室・母乳育児をすすめるなど「親子の絆」づくりをサポートする取り組みが話題を呼んでいる。「お産は自然の営み。ここでは“帝王切開もできる助産院"を目指していきたい」と語る石渡院長に今後の抱負を聞いた。

----------------------------------------------------------------------

【医療】ドクターに訊く“理想の医療"

「これが僕のめざしていた
循環器医療の“完成形"です」


札幌心臓血管クリニックの新棟が完成!
カテーテル室を6室に倍増し、循環器内科・心臓血管外科・不整脈治療の3本柱が本格稼働

北方ジャーナル2014年12月号
循環器内科・心臓血管外科・不整脈治療の3つの循環器分野で、国内有数の症例数を誇る札幌心臓血管クリニック(医療法人札幌ハートセンター・札幌市東区)。春から進められてきた第3期工事が完了し、10月から新たな体制でスタートしている。藤田勉理事長に新体制の詳細と、理想とする医療像を語ってもらった。

----------------------------------------------------------------------

【就労支援】岐路に立つ若者の就労支援事業 (4)

「地域」に生きる──
月形町・コミュニティハウス「樺月荘」の
若者たちの暮らしと中間的就労


働くことに困難を抱える若者を一般就労へと橋渡しする「中間的就労」が注目されている。来年度から始まる「生活困窮者自立支援法」でも柱の1つとなる方向で、道央圏ではNPO法人「コミュニティワーク研究実践センター」(以下、コミュニティワーク)が月形町で実験的な取り組みを行なっている。その拠点となるのが、若者たちが地域に定住しながら社会との接点を探り自立を目指すコミュニティハウス「樺月荘」だ。ただ、国の補助金事業であるため、資金面や運営面での不安定さが課題になっている。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【教育】
NPO法人・療育教室「楽しい広場」代表の伊澤崇弥氏に訊く

“発達障害児"へのレールを敷かないで
言葉の遅れ、多動、感情のコントロールができなくても──
元養護学校教諭が早期発見・療育の現状に警鐘


発達障害の早期発見・早期療育が重視される流れの中で、気になるのが「発達が遅れている」だけで発達障害児のレッテルを貼られてしまう昨今の“風潮"だ。3歳児健診で「発達障害の疑いがある」と指摘されたり、就学時健診の後に「普通学級は無理」という通知が届き、ショックを受ける保護者も少なくないという。元養護学校教諭で、NPO法人・療育教室「楽しい広場」(札幌市)の代表として、発達に不安を持つ乳幼児の療育相談にあたってきた伊澤崇弥さんは、「発達の遅れには個人差や育ち方などの原因がある」と様々な観点から警鐘を鳴らしている。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食"北の大地から
ハトムギ栽培の可能性
『北のはと』にみる育種から販売までの営み

食用や薬用に活用できる有望作物
普及と生産増に向け需要の拡大を


北方ジャーナル2014年12月号
1980年代半ば、名寄市内にある厚生省の北海道薬用植物試験場(当時)で北国に適したハトムギの育種が始まった。在来種のなかから有望なものが選抜され、新品種の『北のはと』が誕生。08年から商業栽培が始まり、道北の士別市や渡島管内八雲町などで生産が続く。この品種の利用権を獲得した薬用農産物の卸会社が中心になって、栽培から加工、販売に至る取り組みも進む。ハトムギの粒や粉を使った食品をはじめ、医薬品や化粧品、石鹸などの商品も生まれている。食用と薬用の両面で活用できるハトムギについて、生産農家や卸会社、農業改良普及センターの関係者の話を折り込みながら、その営みと今後の可能性を追ってみた。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】

「札幌遠友塾自主夜間中学」の創設メンバーで、
「北海道に夜間中学をつくる会」の 工藤 慶一代表に訊く

「負けてたまるかという意地がある。後に引く気持ちは全くありません」


戦後の混乱や貧困などで義務教育を受けられなかった人たちの学び舎「札幌遠友塾自主夜間中学」の開設から今年で24年。創設メンバーで、「北海道に夜間中学をつくる会」の代表でもある工藤慶一さん(66)は、行政の壁と闘いながら義務教育未修了者に教育を受ける権利の保障を求め、今も奔走を続けている。学びたいという、切なる願いに寄り添った四半世紀に亘る活動の原点は──。学びの輪を広げる取り組みと想いを訊いた。(聞き手・武智敦子・10月20日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

「脱原発」への決断こそ出発点
北海道独立の鍵としての再生可能エネルギーの可能性


 初雪とともに、私の部屋の壁に掛かっている2カ月めくりのカレンダーがもう最後の1枚になってしまった。なんでもそうだが、あるものが残り少なくなるというのは寂しいものだ。朝晩の冷え込みも徐々に厳しくなり、私たち北海道民の日常生活に暖房が欠かせない冬の季節の到来である。
 ところで、まるでそれにタイミングを合わせるかのように、わが北海道電力は今月から電気料金を値上げした。しかもかなり大幅な値上げである。これによって生産コストがはね上がる企業も大変だが、いまやライフスタイルのすみずみまで電気使用に依存している一般家庭、特にこれから寒い冬を迎える北海道の人びとにとってその打撃は大きい。しかも困ったことには、その電力を生産し供給する会社(北電)が“独占企業"であるために、今回のように電気料金を一方的に値上げされても、私たち消費者は、他の商品の場合とは違って、より安い売り手を選択することができないのだ。

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】

*女性デュオ「ペペ」 道内凱旋 刑務所、少年院で「元気だせよ!」

*札幌刑務所、「新」納骨堂で初の慰霊祭

*新千歳空港国際アニメーション映画祭2014

*オホーツクで活性化する林業ビジネス

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*カイた人にキイてみた

----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『青いあおい月』

同じカテゴリー(バックナンバー)の記事画像
北方ジャーナル2024年4月号
北方ジャーナル2024年3月号
北方ジャーナル2024年2月号
北方ジャーナル2024年1月号
北方ジャーナル2023年12月号
北方ジャーナル2023年11月号
同じカテゴリー(バックナンバー)の記事
 北方ジャーナル2024年4月号 (2024-03-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年3月号 (2024-02-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年2月号 (2024-01-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年1月号 (2023-12-15 00:00)
 北方ジャーナル2023年12月号 (2023-11-15 00:00)
 北方ジャーナル2023年11月号 (2023-10-14 00:00)

Posted by 北方ジャーナル at 00:00│Comments(0)バックナンバー
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
削除
北方ジャーナル2014年12月号
    コメント(0)