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2014年11月11日

前舟橋町政を批判していた駒井氏が羽幌町長選で初当選

前舟橋町政を批判していた駒井氏が羽幌町長選で初当選
「ハートタウンはぼろ」の町有化を反対していた駒井氏を主に迎える羽幌町役場

11月9日、新人3人で争われた留萌管内の羽幌町長選で前町議の駒井久晃氏(61)が2484票を獲得し、初当選を果たした。4期を務めた舟橋泰博町長の事実上の後継候補と見られていた前町議橋本修司氏(59)を490票差で破った形。舟橋町政で進められた第3セクター「ハートタウンはぼろ」の商業施設町有化などをめぐって住民への説明責任を問う声が多かっただけに、駒井氏はこうした批判票の受け皿になったと見られる。町選管の発表では当日有権者数6472人で有効投票数は5429票。次点の橋本氏は1994票、平山光彦氏は951票。投票率は84.63%で2010年の前回を7.44ポイント上回り、町民の関心の高さを示した。

当選した駒井氏は町議5期を務め、選挙では毎回トップ当選を果たすなど住民の間で知名度は高かった。4期目になると議長に就くというのが同議会の一般的な流れだが、同氏は議長経験がない異色の存在。家業は灯油やプロパンガスを扱う商店だが、商工会が中心になって設立されたTMO組織の第3セクター「ハートタウンはぼろ」にも距離を置いていた。

前舟橋町政を批判していた駒井氏が羽幌町長選で初当選
新人3氏で争われた選挙戦(写真は3氏のリーフレット)


今回の選挙戦で駒井氏は、1998年11月の町長選で新人だった舟橋氏に敗れた元町長の押之見松彦氏を顧問に就けるなど反舟橋町政をアピール。経営に行き詰まっていた「ハートタウンはぼろ」を町有化するにあたり、町議会では3月に買い取り予算確保、6月には財産取得の2回の採決が行なわれたが、同氏はいずれも反対票を投じていた。すでに町有化された「ハートタウンはぼろ」を今後どのように運営していくのか、注目されるところだ。初登庁は12月1日が予定されている。


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Posted by 北方ジャーナル at 10:24│Comments(0)政治経済
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前舟橋町政を批判していた駒井氏が羽幌町長選で初当選
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