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2014年08月14日

北方ジャーナル2014年9月号

北方ジャーナル2014年9月号


8月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPARオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【特集】

内閣総理大臣・安倍晋三殿
「戦争」をご存じですか

6人の語り部があの夏を振り返る


北方ジャーナル2014年9月号
日本に軍隊があったころ、銃を手に取り戦地に向かった人がいる。本土の攻撃になす術なく立ち尽くした人がいる。仕事や教育の機会を奪われ、財産の多くを失った人がいる。爆煙の中で九死に一生を得た人も、親兄弟の命を無惨に奪われた人も、他国民の命を容赦なく奪った人もいる。生き伸びて終戦を迎えた誰もがほどなく知ることになる、あの1文。60余年の間、その“解釈”は変わりようもなかった。《日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する》──。戦後生まれの内閣総理大臣の「解釈」を、たとえば彼らはどう受け止めるか。あの夏から69年を経た今、戦争を知る6人の語りに耳を傾けてみたい。(インタビュー・構成/小笠原淳)

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【報道】札幌北署管内ガスボンベ事件(4)

「私は、誰かに嵌められました」
“摸倣”除く5件で逮捕5回
長期勾留、「相当」と裁判所


北方ジャーナル2014年9月号
本年1月から5月にかけて札幌北警察署管内で起きた連続ガスボンベ破裂事件。5件めの事件の容疑者として4月30日に逮捕された女性(52)はその後、勾留20日間ごとに再逮捕され続け、結果としてそれまでに起きていた5事件すべてへの関与を疑われることに。否認を貫く女性の長期勾留を裁判所は「相当」と見做し、捜査機関は今もその身を拘束し続ける。今月上旬、その日数は100日を超えた──。(小笠原 淳)

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【経済】古平町で破綻した“タラコ産業”の行方

管財人が原卵を売り急ぎ?
買ったのはカネシメ高橋水産

失われた雇用と産業の“復活スキーム”を


北方ジャーナル2014年9月号
古平町水産加工業協同組合(吉野浩次代表理事、以下加工協)と加盟企業6社が総額72億円の負債を抱え経営破綻し、地域に激震が走ったのは今年2月。この事態を受けて“古平ブランド”で親しまれてきたタラコや辛子明太子の生産がほぼストップ。パート従業員など130人が職を失い、文字通りマチを支えてきた基幹産業のひとつが消えた。あれから6カ月、地元はどうなっているのか──。今回の破産手続きを検証しながら“古平再生”に向けた課題を追った。

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【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」(5)

「再稼働できないから値上げ」
いま、原発で道民が試される

原子の火が呼び込まれた泊村、歴史の真実


北方ジャーナル2014年9月号
北海道電力が7月31日に経済産業省に申請した家庭向け電気料金の再値上げ。このことに憤りを覚えた道民は多かったのではないか。どこかで“対岸の火事”と思っていたフクシマの原発事故。まさかあれから3年の間に遠く離れた北海道の電気料金が2度も値上げされ、全国最高水準となって道民の生活を直撃するとは。「泊が戻れば黒字基調になり値下げも可能」とした川合克彦社長の泊再稼働を人質に取ったような発言も問題だ。値上げ申請の日、泊原発周辺の海岸線は夏休みというのに閑散としていた。かつて炭鉱で栄え、泊原発の立地と深い関係がある茅沼地区も静まり返ったままだった──。(ジャーナリスト 黒田 伸)


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【経済】札幌で消えゆく名士たちの邸宅

今井家、福山家に続き伊藤家も…
分譲マンションに変貌する一等地

薄れる過去の記憶と積み重なる新たな歴史


北方ジャーナル2014年9月号
《ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず》という方丈記の冒頭の一節が頭をよぎる。札幌の名士と呼ばれた老舗企業経営者の邸宅が相次いで姿を消そうとしているからだ。経営の行き詰まりから手放さざるをえなかった御仁もいれば、敷地の有効利用を図るためマンションを建てるケースもある。理由はそれぞれだが、札幌でも指折りとされた邸宅が取り壊され、マンションなどに変わっていくことに一抹の寂しさを覚える札幌っ子もいるだろう。誌面の都合で多くを紹介できないが、本稿では3人の経済人をピックアップし、彼らの自宅の変遷を辿ってみたい。

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【ニュース】

■北電、家庭用17%増の再値上げへ 再稼働見込み、国内初の「2度め」
──原発稼働前の水準に「感慨無量」と、川合社長

■札地裁で刑事被告人が自殺未遂 勾留尋問後、所内「仮監」で首吊り
──再発防止「難しい」と矯正関係者

■提訴から4年で「守る会」一部勝訴 “篠路福移湿原”訴訟で地裁判決
──「環境権」は棄却。原告・被告とも控訴か(8月6日現在)

■「保護法退治」、市民らシンポ企画 集団的自衛権との関連など議論
──元道警・原田さん、憲法学・清水さんら登壇。23日・札幌

■「カジノカフェ」で意見交換会も 小樽でカジノ反対運動が本格化
──“推進派”と“反対派”がシンポ共催で合意

■道議年額456万円 政務活動費の“前渡しで使い切り”は悪しき慣例
──違法判決が出ても続く上部団体への上納金払い


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【教育】不登校・ひきこもり支援の現場から

お盆休みに読みたい“心の処方箋”


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【医療】

悪性腫瘍、糖尿病網膜症などにも対応する
“眼科手術専門クリニック”

高度な「白内障ダメージアウト手術」を
提供するカルナメドアイがオープン!


北方ジャーナル2014年9月号
免疫細胞療法や遺伝子治療などを組み合わせたがん治療に取り組む「がんメディカルクリニックCARNAMED(カルナメド)」(札幌市北区)が7月、札幌の大通に眼科手術クリニック「カルナメドアイ」をオープンした。ここでは、これまでのがん治療の実績を踏まえ、目にできる悪性腫瘍の治療をはじめ糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症、白内障や緑内障などに対応。最先端の技術と手術による新時代の眼科治療が展開されている。メディカルグループカルナメドの総院長である高柳芳記医師に取材し、「カルナメドアイ」を中心にグループ全体の取り組みをレポートする。

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【環境】注目される人工再生木材「エコロッカ」

環境に優しい建築材。天然の風合いと
耐久性で公共施設や福祉施設で普及へ

エア・ウォーターの支援で再生したカムイ社が北海道で販路拡大


北方ジャーナル2014年9月号
7月下旬、リニューアルオープンした札幌競馬場のメインスタジアム。ここの屋上デッキなどに新世代の建築材として注目される人工再生木材「エコロッカ」が使われている。供給しているのはエア・ウォーター(本社大阪市・青木弘会長)のグループ企業であるカムイ・エンジニアリング(本社標茶町・以下カムイ社)だ。産業用ガスや食品など多岐にわたる事業を展開しているエア・ウォーターだが、同社が住設関連分野として取り組んでいるのが廃木材と廃プラスチックを原料とするエコロッカの事業だ。耐久性と天然木材の風合いを併せ持つ新素材。カムイ社とエア・ウォーターのかかわりをはじめ、住宅用エクステリアや学校や公共施設、商業施設など多方面に利用が広がってきたエコロッカの可能性をレポートする。

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【就労】岐路に立つ若者の就労支援事業 ①

若年無業者支援に大きな意義も
危機を迎えた「サポステ」の今

行革推進会議で仕分けの対象に


北方ジャーナル2014年9月号
若年の未就労者(無業者)、いわゆるニートなど就労困難な若者に対する国の就労支援事業「地域若者サポートステーション」(サポステ)が存続の危機にある。昨年秋、政府機関の行政改革推進会議が実施した「秋のレビュー」で費用対効果などから「有効とは言い難い」と判定され、事業の廃止を含めた大幅な見直しを求める声が上がったからだ。事業が廃止されたとしたら、若者たちはどこに行けばいいのか──。そんな不安が支援者らに広がっている。ある地域のサポステを取材し、支援の現状と課題を探った。(武智敦子)

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【長期連載】“農と食”北の大地から
「アニマルウェルフェア畜産」の今(その5)
シンポジウム報告:需要システムをいかに実現するか

世界で進む家畜福祉による畜産革命
求められる価値観の転換と市場創出


北方ジャーナル2014年9月号
立ち遅れている日本のアニマルウェルフェア(家畜福祉)畜産システムを発展させるには、需要市場の創出が欠かせない。生協や産直の宅配事業体、流通企業、料理人などが協働し、どのようなフードチェーンを開発できるかを議論するなかで、アニマルウェルフェア食品の可能性を探るシンポジウムが7月5日、東京都内で開かれた(主催はNGOの「農業と動物福祉の研究会」)。動物の生理に適う飼育方法など家畜福祉につながる実践例が紹介されたが、消費者の理解はまだまだ低い。シリーズの第5回は、需要拡大には関連食品の認証システムづくりが急務であることが浮き彫りになった、シンポのやり取りなどを報告する。

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【話題の人】
道立近代美術館を拠点に活動する
アートナビゲーター・ 高橋 淑子さんに訊く
「アートナビゲーターの役割は
美術館の敷居をなくすことです」


“文化の秋”を前に、札幌市内では「札幌国際芸術祭」や「徳川美術館展」などの大型アートイベントや展覧会が相次ぎ開催されている。美術の醍醐味は自分なりに観て感じ、読み解くことにあるが、事前に鑑賞ポイントやエピソードを知っていれば、作品をより楽しむことができそうだ。そこで今回訪ねたのが、社会とアートをつなぐ活動を続けているアートナビゲーターの高橋淑子さんだ。アートに関する高度な知識を持ちつつ、1人の鑑賞者としての視点を大事にする高橋さんに、人生を豊かにするアートの魅力や美術館の楽しみ方などをたっぷり訊いた。
(聞き手・武智敦子・7月21日収録)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

軍備で国民の命と安全を守れるか?
安全保障“神話”を粉砕しよう!


7月17日、マレーシア航空17便の乗客298人が、ウクライナ上空できわめて悲劇的な死を遂げた。犯罪や戦争などにはまったく関わりのない、そしてそれぞれの幸せや夢の実現に向けて未来に生きる権利を持っていた300人もの子どもや大人が、1万メートルの上空で、一瞬にして機体とともに粉々にされる…。こんな悲惨なこと、不条理なことがあっていいのだろうか。どうやらその原因は地対空ミサイルの誤射らしい。勿論その責任はそれを発射した人間にあるが、それ以前に決定的な原因がある。それは、「ミサイルという殺人兵器の存在」そのものだ。これは、アメリカで頻発する銃の乱射事件の最大原因が、殺人道具である銃の大量存在にあるのと同様である。



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【フォトレポート・トピックス】

*新和グループが「社会貢献賞」を受賞!

*壁は高いか──。北電が泊原発の“安全”をアピール

*アサヒビール㈱北海道統括本部が新幹線開業カウントダウンモニュメント

*キリンビールが道内の名水百選を守る活動

*サントリービア&スピリッツ㈱北海道支社が「北海道ハイボール宣言」

*21回目も大盛況!「泡盛を楽しむ北海道の集い」

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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『ヤドカリ』

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