2014年06月14日
北方ジャーナル2014年7月号
6月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPAR、オンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。
【報道】札幌北署管内ガスボンベ事件 (2)
「私はしていません」
ボンベ事件、否認貫く容疑者
「摸倣犯」は再び警察を標的に
本年1月から4月にかけて(あるいは5月以降も)札幌北警察署管内で立て続けに発生した、連続ガスボンベ爆破事件。4月26日から警察の聴取を受け、同30日に逮捕された容疑者女性は、一貫して容疑を否認し続けている。直接証拠がみつからない中で検察は起訴に踏み切り、警察は再逮捕。一方の弁護人は起訴前の公開法廷で無実の主張を展開し、容疑者自身も「やっていない」と明言した。今後は裁判官と、そして一般市民からなる裁判員とが、遠からず彼女を裁くことになっている。いずれ下される結論がどうなるかは、まだ誰にもわからない。(6月8日時点・小笠原 淳)
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【報道】住宅街を震撼させた兇悪事件
その夜、何があったのか
上野幌・行方不明女性殺害事件
ひと気ない緑地で未明の兇行
札幌・厚別の郊外、深夜に消息を絶った若い女性が、失踪3週間後に遺体でみつかった。にわかに全国の耳目を集めることになった殺人・死体遺棄事件。被害者の発見とともに報道はピークを迎えたが、事件解決までには道のり遠い様相だ。その悲劇は、このまま時間とともに忘れられてしまうのか。現時点であきらかになっていること、あるいはわかっていないことを記録しておくとともに、事件捜査のあり方を検証してみたい。(小笠原 淳)
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【司法】「開かれた司法」が閉じ始めた (9)
手荷物検査に年間2850万
地元弁護士会には連絡なし
間歇的に報告を続けている裁判所の手荷物検査問題レポート、第9弾。地元札幌の高等・地方裁判所で昨年3月に突如始まった検査は、年度が改まった本年4月以降も引き続き行なわれている。中止を申し入れてきた弁護士会には何の連絡もなく、裁判所は3月初旬に警備業者の入札を実施、市内の業者と年間契約を結んだ。エックス線装置と金属探知機で傍聴人らのプライバシーを侵す取り組みに、2850万円の血税。政令市の裁判所で全国唯一の異様な警備態勢は、誰のためなのか。(小笠原 淳)
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【原発】
緊急レポート・幌延“核のゴミ"処分研究施設の今を追う
波紋広げる原子力機構の理事発言
「撤去・埋め戻し」の約束を反故?
協定当事者の道は住民の不安に向き合え
「(協定に沿って研究施設を)埋め戻すのはもったいない。『埋めて芝生で返せ』と言われてもやる気がしない」──高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けた技術開発などを進める幌延深地層研究センターを運営する日本原子力研究開発機構の筆頭理事が4月24日、地元町議にこう言い放った。北海道と幌延町、同機構が締結した協定では、「20年程度」とされる研究期間の終了後に地下施設は埋め戻すことを明記しており、約束は反故にされかねない。今後、さらに坑道を掘削し、新たな試験を始める構想もあるが、当事者の道庁の動きは鈍い。節目を迎えた「幌延計画」の現状を追い、事業を疑問視する道北の住民や首長らの声に耳を傾けた。(ルポライター・滝川康治)
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【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(3)
ニシンと石炭景気が去った
ふるさとに灯った原子の火
泊村に注がれた巨額の原発マネーで建設された施設のなかで、観光客向けに造られたのが、かつてニシン漁でにぎわった地元の歴史を再現した史料館「鰊御殿とまり」だ。だが、訪れる人は年々減り、昨年の入場者は過去最低の3200人あまりしかなかった。ニシン景気、そして茅沼炭鉱の石炭景気。長年にわたって村を支えた産業は、いかに栄えいかに衰退したのか。それらがなくなったエアポケットに、いつの間にか忍び寄ってきたのが「原子の火」だった。(ジャーナリスト 黒田伸)
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【地域経済】「IR推進法案」の本質とは何か──
小樽「カジノ論争」の行方
誘致に乗り出す経済界に対し
弊害を懸念する市民が反対運動
全国各地でカジノ解禁への期待が高まる中、小樽市では地元経済界が中心となって誘致に乗り出す一方で、市民らが「カジノはNO」と声を挙げた。カジノを巡っては、観光振興や雇用創出などの経済効果が期待される反面、治安の悪化やギャンブル依存症の増加といった悪影響も懸念されている。そもそも、カジノ合法化の本質とは何なのか。論議の行方が注目される。
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【精神保健】「意思の問題」ではなく「完治しない病気」
本当は怖い「ギャンブル依存症」
パチンコや競馬に金を浪費し多重債務に陥ったり、窃盗、横領など犯罪に手を染める──。カジノ解禁を巡り、「ギャンブル依存症」の増加が心配されている。依存症は「意思の問題」と捉えられがちだが、精神科医で道立精神保健福祉センターの田辺等所長は「一度なると引き返せない病気」だと指摘する。
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【金融】北洋銀行・石井純二頭取に訊く
「挑戦」を掲げた新中期3カ年計画
いま“銀行の枠"を超えた成長支援を
公的資金1000億完済、史上最高益達成の
石井頭取が明かす“北海道活性化戦略"とは
公的資金を完済したうえで2014年3月期決算で史上最高益を確保した北洋銀行(本店札幌・石井純二頭取)。アベノミクスの追い風を受けた株高効果が大きかったとはいえ、コンサルティング機能が一役買った融資増も同行の筋肉質な体制づくりに寄与している。そんな中で、同行は新中期経営計画をスタートさせた。メインテーマは「挑戦」だ。道内3行が一体化した北洋銀が大きな節目で宣言したこの2文字は、北海道のリーディンクバンクとしての矜持を公言したものと受け止められる。頭取就任3年目に入った石井純二氏に「挑戦」に込めた思いと今後の戦略を訊いた。(5月20日収録)
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【経済】札幌ハイヤー協会新会長、今井一彦氏に訊く
「改正特措法でタクシー業界は再生するか?」
業界を疲弊させた過剰競争
減車で運転手の待遇改善を
一般社団法人札幌ハイヤー協会は、4月末の定期総会で今井一彦氏(東邦交通社長)を新会長に選任した。今井氏は同協会副会長として加藤欽也前会長(昭和交通社長)を8年間にわたって支えてきた実績があり、満を持しての会長就任だ。タクシー業界では、昨秋成立した改正特別措置法の下、規制緩和で過剰になった競争を是正する、いわば“揺り戻し"の動きが始まっている。札幌交通圏(札幌市・江別市・石狩市・北広島市)は減車などに強制力がある特定地域に指定される公算が強く、新会長の今後の指導力が期待されている。その今井会長を直撃した。
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【ニュース】
■調査研究ならぬゴミ袋や菓子代にも費消される札幌市「政務活動費3億円」
──今年も使途の公開開始。上部組織への上納金の行方は?
■精神障害者をサポートする地域拠点「リカバリーハート札幌」がオープン
──札幌市が地域活動支援センターとして認可
■6年後から姿を消す運命? 札幌市の「借上市営住宅」
──需給調整や地域偏在の解消に便利な面もあるが…。
■「カジノ誘致に反対!」小樽で市民団体が発足
──日本弁護士連合会もカジノ法案に反対
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【教育】シリーズ 発達障害を考える(29)
排除しない社会をつくり傷ついた人たちを支援する
触法発達障害者支援の現状と課題
札幌市自閉症・発達障がい支援センター「おがる」山本 彩所長に訊く
障害のあるなしにかかわらず、人を排除しない、排除されない社会であれば、どんなに楽に息をつけるだろう。しかし、社会が複雑化する中で「普通の人たち」と異なる感じ方や行動をする少数派はスポイルされがちだった。多数派から排除されたことで、いじめやうつなどの二次障害に苦しむ人たちの中には、犯罪の加害者になるケースもある。彼らを追い詰めず、社会の構成員として認めるための取り組みが始まっている。(武智敦子)
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【フォト・ギャラリー】
「人宇宙」 狩野美香子
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【食】
美食界の重鎮、大狩 洋氏が開く第2幕
進化するレストラン「ルアンジュ・クー」
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【医療】
「社会医療法人 康和会」のサービス付き高齢者向け住宅
「しらかばの杜」が8月1日オープン!
社会医療法人 康和会(加藤康夫理事長)が昨年から札幌市内の東月寒地区で整備を進めていたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「しらかばの杜」が8月1日、オープンを迎える。この「しらかばの杜」では天然温泉大浴場を完備し、7つの介護事業所を施設内に併設。隣接する康和会の基幹病院、札幌しらかば台病院(遠藤高夫院長)による医療面のサポートも万全だ。“老後の安心"を求める地域のニーズに応える取り組みとは──。
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【介護】いま、認知症を考える──介護福祉の現場から(前篇)
巨大な社会問題と化した認知症
いま地域ぐるみでケアの確立を
北海道友愛福祉会・中田 清理事長が
認知症高齢者問題を現場から報告!
推定患者数460万人──。いまや我が国の“巨大な社会問題"となりつつある認知症。昨年度、認知症による徘徊で行方不明となり警察へ届け出があった数は1万人を超え、この春からは関連の事件報道も目立つようになってきた。高齢化が進む中で避けて通れない大きな課題に我々はどう対処していけばいいのか。この認知症問題に長年にわたり介護の現場で正面から向き合ってきたのが社会福祉法人 北海道友愛福祉会の中田 清理事長だ。認知症とはいかなる病気か、そして有効な処方箋はあるのか。「いま、認知症を考える」前篇の本稿では、中田理事長へのインタビューから認知症高齢者の実態に迫る。(5月13日収録)
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【資産運用】夏のボーナス特集──資産運用で失敗しないコツ
NISAで資産運用の裾野拡大
基本は「殖やすより減らさない」
夏のボーナス時期が近づいてきた。景気回復感が高まっている今年は株高を背景に資産運用を考える人も増えてくるだろう。個人の貯蓄を投資へとカネの流れを変えるNISA(少額投資非課税制度)も始まり、投資経験のない人たちの口座開設の動きも活発だ。退職世代も老後の生活を見通した資産運用が気になるはず。安全で安心な運用のコツはどこにあるのか。マネープランや高齢者の資産運用について詳しく、本誌でもお馴染みのファイナンシャルプランナーの須藤 臣さんに、心がけるべきポイントを伝授してもらった。
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【話題の人】
上位蜃気楼「高島おばけ」の研究に取り組む 大鐘 卓哉氏に訊く
「地域に眠る『宝』を掘り起こすことが学芸員の使命だと思います」
春から初夏にかけて石狩湾で見られる「高島おばけ」をご存知だろうか。江戸時代に蝦夷地を探検した松浦武四郎(1818─1888年)が小樽の高島沖で見たという蜃気楼である。小樽市総合博物館の学芸員・大鐘卓哉さん(47)は、17年前に「高島おばけ」の存在を知ってから継続的な観測を続ける蜃気楼研究の第一人者だ。観測シーズンも今が佳境。蜃気楼の神秘と魅力を知るべく、博物館に大鐘さんを訪ね、“楽しい科学の授業"をしていただいた。
(聞き手・武智敦子、5月22日収録)
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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇
「独立」を北海道の教育のベースに
教育の原点はその地方固有の生活と文化にあり!
教育や学習の目的は単なる立身出世や飾りとしての教養を身につけることではない。その原点はやはり人が生き抜く能力を獲得することにある。このような観点からみても、今の日本の教育が大きな問題をかかえていることは明らかであろう。以前私は本誌で「教育革命講座」を連載した(平成9年4月号~平成10年11月号)。それと内容的に重なる部分もあるが、ここであらためて、将来の独立国北海道でいかなる教育が目指されるべきかについて、数回に分けて論じてみたい。
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【フォトレポート・トピックス】
*6月21日から札幌芸術の森で「存在の美学」札幌展を開催
*しあわせな食感が広がる石屋製菓「白いロールケーキ」
*咲き誇る“栄華の夢" 小樽・旧青山別邸の「牡丹・芍薬まつり」
*「エクストラコールド BAR」が札幌に上陸!
*サッポロビールとホッカイドウ競馬、JRA札幌競馬場がコラボ
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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
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【表紙】鈴木翁二画
『地上の名まえはあじさい』
【原発】検証「泊原発は本当に必要なのか」(3)
ニシンと石炭景気が去った
ふるさとに灯った原子の火
泊村に注がれた巨額の原発マネーで建設された施設のなかで、観光客向けに造られたのが、かつてニシン漁でにぎわった地元の歴史を再現した史料館「鰊御殿とまり」だ。だが、訪れる人は年々減り、昨年の入場者は過去最低の3200人あまりしかなかった。ニシン景気、そして茅沼炭鉱の石炭景気。長年にわたって村を支えた産業は、いかに栄えいかに衰退したのか。それらがなくなったエアポケットに、いつの間にか忍び寄ってきたのが「原子の火」だった。(ジャーナリスト 黒田伸)
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【地域経済】「IR推進法案」の本質とは何か──
小樽「カジノ論争」の行方
誘致に乗り出す経済界に対し
弊害を懸念する市民が反対運動
全国各地でカジノ解禁への期待が高まる中、小樽市では地元経済界が中心となって誘致に乗り出す一方で、市民らが「カジノはNO」と声を挙げた。カジノを巡っては、観光振興や雇用創出などの経済効果が期待される反面、治安の悪化やギャンブル依存症の増加といった悪影響も懸念されている。そもそも、カジノ合法化の本質とは何なのか。論議の行方が注目される。
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【精神保健】「意思の問題」ではなく「完治しない病気」
本当は怖い「ギャンブル依存症」
パチンコや競馬に金を浪費し多重債務に陥ったり、窃盗、横領など犯罪に手を染める──。カジノ解禁を巡り、「ギャンブル依存症」の増加が心配されている。依存症は「意思の問題」と捉えられがちだが、精神科医で道立精神保健福祉センターの田辺等所長は「一度なると引き返せない病気」だと指摘する。
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【金融】北洋銀行・石井純二頭取に訊く
「挑戦」を掲げた新中期3カ年計画
いま“銀行の枠"を超えた成長支援を
公的資金1000億完済、史上最高益達成の
石井頭取が明かす“北海道活性化戦略"とは
公的資金を完済したうえで2014年3月期決算で史上最高益を確保した北洋銀行(本店札幌・石井純二頭取)。アベノミクスの追い風を受けた株高効果が大きかったとはいえ、コンサルティング機能が一役買った融資増も同行の筋肉質な体制づくりに寄与している。そんな中で、同行は新中期経営計画をスタートさせた。メインテーマは「挑戦」だ。道内3行が一体化した北洋銀が大きな節目で宣言したこの2文字は、北海道のリーディンクバンクとしての矜持を公言したものと受け止められる。頭取就任3年目に入った石井純二氏に「挑戦」に込めた思いと今後の戦略を訊いた。(5月20日収録)
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【経済】札幌ハイヤー協会新会長、今井一彦氏に訊く
「改正特措法でタクシー業界は再生するか?」
業界を疲弊させた過剰競争
減車で運転手の待遇改善を
一般社団法人札幌ハイヤー協会は、4月末の定期総会で今井一彦氏(東邦交通社長)を新会長に選任した。今井氏は同協会副会長として加藤欽也前会長(昭和交通社長)を8年間にわたって支えてきた実績があり、満を持しての会長就任だ。タクシー業界では、昨秋成立した改正特別措置法の下、規制緩和で過剰になった競争を是正する、いわば“揺り戻し"の動きが始まっている。札幌交通圏(札幌市・江別市・石狩市・北広島市)は減車などに強制力がある特定地域に指定される公算が強く、新会長の今後の指導力が期待されている。その今井会長を直撃した。
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【ニュース】
■調査研究ならぬゴミ袋や菓子代にも費消される札幌市「政務活動費3億円」
──今年も使途の公開開始。上部組織への上納金の行方は?
■精神障害者をサポートする地域拠点「リカバリーハート札幌」がオープン
──札幌市が地域活動支援センターとして認可
■6年後から姿を消す運命? 札幌市の「借上市営住宅」
──需給調整や地域偏在の解消に便利な面もあるが…。
■「カジノ誘致に反対!」小樽で市民団体が発足
──日本弁護士連合会もカジノ法案に反対
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【教育】シリーズ 発達障害を考える(29)
排除しない社会をつくり傷ついた人たちを支援する
触法発達障害者支援の現状と課題
札幌市自閉症・発達障がい支援センター「おがる」山本 彩所長に訊く
障害のあるなしにかかわらず、人を排除しない、排除されない社会であれば、どんなに楽に息をつけるだろう。しかし、社会が複雑化する中で「普通の人たち」と異なる感じ方や行動をする少数派はスポイルされがちだった。多数派から排除されたことで、いじめやうつなどの二次障害に苦しむ人たちの中には、犯罪の加害者になるケースもある。彼らを追い詰めず、社会の構成員として認めるための取り組みが始まっている。(武智敦子)
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【フォト・ギャラリー】
「人宇宙」 狩野美香子
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【食】
美食界の重鎮、大狩 洋氏が開く第2幕
進化するレストラン「ルアンジュ・クー」
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【医療】
「社会医療法人 康和会」のサービス付き高齢者向け住宅
「しらかばの杜」が8月1日オープン!
社会医療法人 康和会(加藤康夫理事長)が昨年から札幌市内の東月寒地区で整備を進めていたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「しらかばの杜」が8月1日、オープンを迎える。この「しらかばの杜」では天然温泉大浴場を完備し、7つの介護事業所を施設内に併設。隣接する康和会の基幹病院、札幌しらかば台病院(遠藤高夫院長)による医療面のサポートも万全だ。“老後の安心"を求める地域のニーズに応える取り組みとは──。
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【介護】いま、認知症を考える──介護福祉の現場から(前篇)
巨大な社会問題と化した認知症
いま地域ぐるみでケアの確立を
北海道友愛福祉会・中田 清理事長が
認知症高齢者問題を現場から報告!
推定患者数460万人──。いまや我が国の“巨大な社会問題"となりつつある認知症。昨年度、認知症による徘徊で行方不明となり警察へ届け出があった数は1万人を超え、この春からは関連の事件報道も目立つようになってきた。高齢化が進む中で避けて通れない大きな課題に我々はどう対処していけばいいのか。この認知症問題に長年にわたり介護の現場で正面から向き合ってきたのが社会福祉法人 北海道友愛福祉会の中田 清理事長だ。認知症とはいかなる病気か、そして有効な処方箋はあるのか。「いま、認知症を考える」前篇の本稿では、中田理事長へのインタビューから認知症高齢者の実態に迫る。(5月13日収録)
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【資産運用】夏のボーナス特集──資産運用で失敗しないコツ
NISAで資産運用の裾野拡大
基本は「殖やすより減らさない」
夏のボーナス時期が近づいてきた。景気回復感が高まっている今年は株高を背景に資産運用を考える人も増えてくるだろう。個人の貯蓄を投資へとカネの流れを変えるNISA(少額投資非課税制度)も始まり、投資経験のない人たちの口座開設の動きも活発だ。退職世代も老後の生活を見通した資産運用が気になるはず。安全で安心な運用のコツはどこにあるのか。マネープランや高齢者の資産運用について詳しく、本誌でもお馴染みのファイナンシャルプランナーの須藤 臣さんに、心がけるべきポイントを伝授してもらった。
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【話題の人】
上位蜃気楼「高島おばけ」の研究に取り組む 大鐘 卓哉氏に訊く
「地域に眠る『宝』を掘り起こすことが学芸員の使命だと思います」
春から初夏にかけて石狩湾で見られる「高島おばけ」をご存知だろうか。江戸時代に蝦夷地を探検した松浦武四郎(1818─1888年)が小樽の高島沖で見たという蜃気楼である。小樽市総合博物館の学芸員・大鐘卓哉さん(47)は、17年前に「高島おばけ」の存在を知ってから継続的な観測を続ける蜃気楼研究の第一人者だ。観測シーズンも今が佳境。蜃気楼の神秘と魅力を知るべく、博物館に大鐘さんを訪ね、“楽しい科学の授業"をしていただいた。
(聞き手・武智敦子、5月22日収録)
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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇
「独立」を北海道の教育のベースに
教育の原点はその地方固有の生活と文化にあり!
教育や学習の目的は単なる立身出世や飾りとしての教養を身につけることではない。その原点はやはり人が生き抜く能力を獲得することにある。このような観点からみても、今の日本の教育が大きな問題をかかえていることは明らかであろう。以前私は本誌で「教育革命講座」を連載した(平成9年4月号~平成10年11月号)。それと内容的に重なる部分もあるが、ここであらためて、将来の独立国北海道でいかなる教育が目指されるべきかについて、数回に分けて論じてみたい。
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【フォトレポート・トピックス】
*6月21日から札幌芸術の森で「存在の美学」札幌展を開催
*しあわせな食感が広がる石屋製菓「白いロールケーキ」
*咲き誇る“栄華の夢" 小樽・旧青山別邸の「牡丹・芍薬まつり」
*「エクストラコールド BAR」が札幌に上陸!
*サッポロビールとホッカイドウ競馬、JRA札幌競馬場がコラボ
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【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
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【表紙】鈴木翁二画
『地上の名まえはあじさい』
Posted by 北方ジャーナル at 00:00│Comments(2)
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この記事へのコメント
最近、近所のコンビニで貴誌を見かけなくなりました。どこに行けば確実に買えるのでしょうか。罪界ナントカはいつも売れ残っていますが。
Posted by testudo at 2014年06月14日 12:09
【ご返答】お問い合わせ、ありがとうございます。本誌は全道のセイコーマート全店、有名書店で扱っていただいております。ネットでは日本最大のマガジンサイト「Fujisan」で注文することができます。コンビニではセコマ以外は扱っておりません。弊社にメールや電話で連絡いただければ、直接販売も可能です。どうぞ気軽にご利用ください。
Posted by 北方ジャーナル at 2014年06月14日 12:43
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