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2014年03月05日

野島社長、痛切! JR北海道・坂本相談役「お別れの会」に2900人

野島社長、痛切! JR北海道・坂本相談役「お別れの会」に2900人
参列者に微笑みかけるような坂本相談役の遺影(3月4日午後、ロイトン札幌で)

 1月15日に余市港の沖合で遺体となって発見された坂本眞一相談役(元社長)の「お別れの会」がJR北海道の主催で3月4日、ロイトン札幌で営まれた。約1万本の花で埋め尽くされた祭壇に掲げられた遺影に向かって献花、手を合わせる道内外からの参列者は約2900人に及んだ。

 菊や胡蝶蘭、カーネーションの白い生花で埋められた祭壇の中央に微笑みかけるような坂本相談役の遺影が掲げられ、別室には同氏が国鉄大阪鉄道管理局施設部長だった1983年ころからの足跡を辿るパネル写真が約70枚展示された。同氏が描いた十勝岳連峰と欧州の古い街並みを描いた絵画2点とともに在りし日の坂本氏を収録した約10分間のDVDも繰り返し流された。

「お別れの会」は参列者に配慮し予定より30分以上早い午後0時半ころから始まった。午後3時まで参列者が途切れることはなく、会場となったロイトン札幌に入ろうとする高級車が数珠つなぎになり一時渋滞を引き起こすほどだった。

 高橋はるみ知事や上田文雄札幌市長、高向巖北海道商工会議所連合会会頭など道内政財界トップのほか、野中広務元自民党幹事長、松田昌士元JR東日本社長など道外の著名人も数多く参列、故人との最期の別れを惜しんだ。

野島社長、痛切! JR北海道・坂本相談役「お別れの会」に2900人
痛切な面持ちで報道陣の囲み取材に応じる野島社長

野島社長、痛切! JR北海道・坂本相談役「お別れの会」に2900人
野島社長はまもなく退任する見込みだ

 野島誠社長は会の終了後に報道陣の囲み取材に応じ、「多くの方に献花をいただき坂本相談役が多方面で活躍されていたことを改めて認識し、悲しみがこみ上げてきた。北海道新幹線開業を心待ちにしていた坂本相談役だったが、あと2年という時に大変残念。まず安全な鉄道にして新幹線を計画通り無事開通させることを遺影に向かって心の中で考えた」と痛切な面持ちで語った。

 JR北海道が社葬に近い形で「お別れの会」を開催したのは、2011年10月28日に京王プラザホテル札幌で営んだ故・中島尚俊社長の時以来2度目になる。  (こ)



Posted by 北方ジャーナル at 13:45│Comments(0)
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