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2014年02月15日

北方ジャーナル2014年3月号

北方ジャーナル2014年3月号



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【緊急特集・瀕死のJR北海道】
水死体で発見されたJR北海道の坂本相談役

3年間でトップ2人が“自殺”
犠牲者はどこまで増えるのか

データ改竄ではトカゲの尻尾切りの社内処分


1403余市
JR北海道(野島誠社長)に何が起きているのか──。レール幅の検査データ改竄問題や国交省による処分で揺れる同社を、あまりも衝撃的なニュースが襲った。1月15日朝、同社の相談役で元社長の坂本眞一氏(73)が余市港沖合で水死体で発見されたのだ。数々のトラブル、不祥事に加えこの3年間で現役社長と元社長2人が日本海に身を投げるという異常事態。同社は検査データの改竄で5人を解雇、合計75人を処分する前代未聞の大量処分を発表したが、“トカゲの尻尾切り”という印象は否めない。いったい犠牲者はどこまで増えるのか。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【緊急特集・瀕死のJR北海道】
今こそJR北海道は発展的解体を

会社分割しかない再生の道
いま、試される国の真剣度

「グッドカンパニー」でJR東日本と経営統合を


1403幹部会見
1月下旬、国土交通省から事業改善命令と監督命令を受けたJR北海道(野島誠社長)。これを最後の再生の機会と見る向きが多いが、同社の根本問題は株式会社として経営が成り立つ仕組みをどう構築するかにある。約30年前の国鉄改革の手法を応用して「グッドカンパニー」と「バッドカンバニー」に同社を分割。“グッド”を活かして株式上場の道を探り、“バッド”は清算の方向で進めていく以外に真の再生はあり得ないのではないか。JR北海道に向き合う国の真剣度が今こそ試されている。 (ジャーナリスト 佐久間康介)

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【緊急特集・瀕死のJR北海道】
連載(第46回) 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

JR北海道、もうひとつの問題
公益企業の情報開示とは


1403内部文書
JR北海道をめぐる話題、とりわけネガティブな話題がいっこうに尽きない。鉄路を利用する一般の道民は、そうした話題をどうやって知るのか。言うまでもない、メディアの報道を通じてだ。札幌市中央区のJR北海道本社2階に拠点を構える北海道運輸・航空記者クラブ(21社加盟)。そこに加盟する報道機関の、あるいは非加盟メディアの記者たちが、たびたび感じていることがある。JR北は、なぜ情報開示に消極的なのか――。不祥事が続く公益企業が抱える問題は、「不祥事」だけではなかった。(小笠原 淳)

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【緊急特集・瀕死のJR北海道】
連載(第20回)公共交通をどうする?

想像を超えるJR北海道の“墜落"
現場の不実と経営の無策が生んだ悲惨


1403JRイメージ
昨年、本欄で私は期待を込めて「JR北海道には早々に本来の姿を取り戻してほしい」と書いた。しかし同社の“墜落”は想像を遥かに超えていた。2011年の現役社長の自殺、そして年明け早々には元社長の相談役が自ら命を絶ち、1月末にはATSを壊した元運転士が器物損壊の疑いで道警に逮捕されるに至った。同社の状況は異常を通り越し悲惨という印象だ。レール幅のデータ改ざんなどを見る限り、現場の怠慢によるミスや思い違いではなく故意に列車や利用者を危険に晒した印象はぬぐえない。保線や運行現場での不実な行為がどのような危険をはらんでいたのか、そして経営陣は何をするべきだったのか、改めて検証してみた。(平里 朝)


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【連載】元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」 (最終回)

北海道でも脱原発を争点に
“地域の未来”を考えよう

「騙されていた」元首相たちが戦った都知事選


1403脱原発
2月9日に投開票を迎えた東京都知事選。医療法人徳洲会グループからの5千万円受領問題で猪瀬直樹・前知事が辞任に追い込まれなければあり得なかった選挙だ。このなかで特に私が注目したのは小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に呼応した細川護煕元首相の出馬だった。原発のない地域で脱原発を最大の争点にするという異例の選挙戦、原発を推進していた国の元最高責任者2人がタッグを組んで「原発ゼロ」を訴えた事実は何を物語っているのか。来春の道知事選、札幌市長選においても候補者は泊原発と幌延の研究施設の将来を争点にして子供たちの住む北海道の未来を考えるべきではないのか。これが、本連載を終えるに当たって私が辿り着いた結論である。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【札幌市長選】
“政高経低”の自民党市長選候補者選び

経済人の「秋元副市長擁立」を
封じ込めた町村衆議の“采配”

「本間」で自民党、経済界は一枚岩になれるのか?

1403町村氏
来春に行なわれる札幌市長選をめぐり迷走していた自民党札幌支部連合会(以下札連)は1月16日、推薦候補を前回に続き本間奈々氏(44)に決定した。年明け後、経済人有志27名が札連に対して秋元克弘副市長(57)の推薦要請を行なったものの、早くから本間氏一本化を構想していた町村信孝衆議(69)はこの提案を検討の俎上にすら乗せず、“造反”を逆手に取って力ずくで押し切ったかっこうだ。一連の騒動から浮かび上がってくるのは経済人らに広がる“町村アレルギー”の根深さだ。そして有志27名の真の思惑とは。本番に向けて自民党と経済界は一枚岩になれるのか。

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【報道】
小樽殺人事件、4年目の急展開(2)

849日間の桎梏
小樽女性殺人事件、不起訴決定
記録に残された「見込み捜査」


1403小樽署
1人の女性を2年半にわたって縛り続けた枷が、不意に解かれた──。本誌前号で報告した、小樽女性殺人事件。容疑者として逮捕されたのち勾留満期で釈放されたその人は、ついこの間まで「処分保留」扱いを受けていた。札幌地方検察庁が不起訴を決めたのは、1月31日夕。警察はメディアを通じて「非常に残念」と述べたのみで、当事者への謝罪は口にしていない。「疑わしきは無実」の原則を態度で示すまでにこれほどの時間を要したのは、なぜなのか。(小笠原 淳)

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【雪対策】
昨シーズンの搬入量“断然トップ”の雪たい積場に一体何が?

「新琴似8横」がシーズン中に閉鎖
現場管理者は札幌市に補償請求も


道内各地で記録的な大雪となった昨シーズン。札幌市が開設した約70カ所の雪たい積場の中で圧倒的トップの搬入量を記録した「新琴似8横」が、今シーズンは12月21日から3月20日までの開設期間の途中、2月10日の午前9時をもって閉鎖した。札幌市雪対策室事業課によれば、その理由は「予定搬入量に達したため」。だが例年、予定搬入量はあくまで「目安」に過ぎず、積雪量によってフレキシブルに対応してきたはずで、現に昨年の8横は予定搬入量の2・3倍を受け入れている。まだまだ冬本番だというのに、8横に何があったのか──。(2月7日現在)

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【ニュース】

■JR北海道 坂本眞一氏の急死で露呈した北海道経済界の人材不足

■上田市長が政治資金パーティーで示した自信と4選出馬への“含み”

■別海町で「拳銃」の落とし物? 道警拾得物サイト、珍ミス訂正


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【教育】シリーズ 発達障害を考える (26)

触法は「認知のズレ」による
社会不適応行動のひとつ

発達障害があるから犯罪者になるわけではない


2001年の春、東京都台東区の路上でレッサーパンダの帽子に毛皮のコート姿の札幌出身の男性(当時29)が、短大生の女性(当時19)を刺殺した。マスメディアは、この「浅草レッサーパンダ事件」を発達障害者が起こした凶悪な通り魔事件としてセンセーショナルに報じた。これをきっかけに、発達障害者が何か問題を起こすと、障害が原因のように取り上げる風潮ができ上がった。しかし、専門家は言う。「彼らは特性ゆえに周囲から誤解され、孤立することで被害者感情を強める。その特性や行動に周囲の理解や支援がなかった結果なのだ」──。発達障害と触法を巡る周辺を取材した。(武智敦子)

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【医療】
札幌心臓血管クリニックが今秋、カテ室を倍増しさらに飛躍!

本格稼働した循環器治療の“3本の矢”
年間症例数が国内トップレベルに


1402藤田氏
札幌心臓血管クリニック(医療法人札幌ハートセンター・札幌市東区)にとって昨年は開院5周年の記念すべき年であるとともに大きな転機となる年だったようだ。19床のクリニックから53床の病院へと生まれ変わるとともに、不整脈治療のスペシャリストである鵜野起久也ハートリズムセンター長が常勤医として赴任。循環器内科・心臓血管外科・不整脈治療の3つの循環器分野で、国内有数の症例数を誇る専門病院となった。藤田勉理事長に昨年を振り返ってもらい、今後の展望を語ってもらった。(1月16日収録)

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【医療】

国内有数の専門病院が取り組む患者に優しい脳神経外科治療

札幌の中村記念病院がガンマナイフの
最新モデル「パーフェクション」を導入


1403中村記念
国内における有数の脳神経外科専門病院として知られる札幌市内の社会医療法人医仁会 中村記念病院(中村博彦理事長・院長)が、このほど放射線治療機器「ガンマナイフ」の最新モデルを導入した。従来機器に比べ治療できる脳内の範囲が広がったほか、オートマチック化により照射するガンマ線の太さや形状をコントロールでき、複雑な形状の病巣にも対応することが可能になったのが大きな特徴だ。進化が目覚ましいガンマナイフ治療の現状について中村理事長に取材した。

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【医療】
医療法人設立10周年を迎えた「えにわ病院」の増田武志理事長に訊く

手術数トップの整形外科として
次代に相応しいリハビリ施設を

全国屈指の急性期病院が目指す“明日”

1403増田氏
人工関節置換術の分野で全国的に有名な医療法人社団 我汝会 えにわ病院(恵庭市・150床)が今年で新法人設立10周年を迎えた。手術数の増加に伴い、近年では札幌市内にも関連病院やクリニックを展開。今後は、医療環境の変化を見据えてリハビリ分野の強化を目標のひとつに掲げる増田武志理事長に、これまでの10年と今後の展望を取材した。(1月30日収録)

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【アート】
「帝銀事件」の再審請求人・平沢武彦氏が遺したもの

事件の真相究明、“画家・平沢”の
名誉回復は新たな時代へ


1948年に発生した「帝銀事件」で死刑判決を受け、95歳で獄中死した平沢貞通元死刑囚(1892~1987年)。その養子で再審請求活動を続けていた平沢武彦氏(当時54)が、東京都杉並区の自宅で孤独死していたと報じられたのは昨年10月のことだ。テンペラ画(顔料を卵などで溶き描く技法)で独自の画風を築いた“画家・平沢”の名誉回復に向け、20年以上にわたり全国に散逸した絵を探す旅を続けてきた彼が残したものは、夥しい資料と獄中画など約1000点の絵だった──。作品は再び闇に埋もれてしまうのか。武彦氏を知る道内の関係者にも波紋が広がった。

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【話題の人】
中高年ひきこもりのドキュメント映像を制作した
鷹島 史帆さんと筒井 愛さんに訊く

「偏見を持たれていても会うと違う。
ひきこもりは他人事ではありません」


中高年ひきこもりの現状を追ったドキュメンタリー映像、「心の居場所~中高年ひきこもり支援の現場」の試写会が1月上旬、札幌市内で開かれた。この作品は、北星学園大学文学部4年の鷹島史帆さんと筒井愛さんが卒業研究として制作したもの。当事者や家族への支援を行なうNPO法人の活動に焦点を当てながら、高齢化するひきこもりの現状を内側からとらえた。国や行政の支援の枠から外れた中高年ひきこもり者の映像化は国内でも例がなく、意欲的な取り組みに大きな反響が寄せられている。(聞き手・武智敦子、1月22日収録)

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【長期連載】“農と食"北の大地から
連載第130回 迷走の度を増すTPPの行方/特別インタビュー
“TPP秘密交渉”の正体を訴え続ける元農林水産大臣・山田 正彦 さん

「TPPに参加すればすべてが
大企業の弱肉強食の市場原理で
動き、北海道は取り残される」


1403山田氏
「TPP(環太平洋連携協定)に参加すると、大企業による弱肉強食の市場原理ですべてが動く。米国の議会事情や小国の反対などもあり、早期の交渉妥結は無理。秘密交渉の実態を伝え、あらゆる手を使って闘う」と力を込めるのは、元農林水産大臣で「TPPを考える国民会議」副代表の山田正彦さんだ。オバマ大統領の一般教書演説(1月28日)には交渉妥結の目標期限などの言及はなく、米国内では政府に強い貿易交渉権限を与える法案をめぐり政府と議会の対立が激化している。交渉の長期化が濃厚になるなか、TPP問題をどう捉えればいいのか──。反対運動を続ける山田さんの話を聴いた。(1月23日、東京都内で収録・ルポライター 滝川 康治)

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【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

「品性」に欠けた日本社会
「強い日本」より「品性豊かな北海道」をめざそう


言うまでもないことだが、国の政治的最高責任者である首相が、国家や人間社会のあるべき姿について、1人の政治家としての理念や思想をもち、それを国民にわかりやすく語りかけ、そしてそれを政策として実行するための行動を起こすことは当然のことである。リーダーシップの発揮という意味でもそうあることが望ましい。その点では、最近の歴代首相(名前や順番を思い出せないほど多いが)の場合にはこのような国造りの理念がよく見えなかったという点で、いずれも物足りない

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【フォトレポート・トピックス】

*「ちだ歯科クリニック」がリニューアル
*イーグルGが雪まつり会場で今年も臓器移植医療を後押し
*今年も“聖地”昭和新山で国際雪合戦、まもなく開催!
*“イレズミ牧師”が今春、ススキノに教会をオープン
*旭川の豊岡中央病院がLED照明を全館に導入
*キリングループが事業方針会見を開催
*3月5日に「北海道泡盛の夕べ」開催!

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【連載コラムなど】
*狩野美香子の“一撮入魂"
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(プラチナ るか)
*シネマ『ハロー!純一』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*カイた人にキイてみた
*新連載・古本屋女房の“古本的日常"

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『出待ち(季節は玉に乗って)』

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