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2013年01月15日

北方ジャーナル2013年2月号

北方ジャーナル2013年2月号


1月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPARオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【巻頭特集】底辺からの訴え

「新政権への期待? …ねえよ」
生活保護受給者・ホームレス50人に訊く
「自公政権に何を期待しますか」


北方ジャーナル2013年2月号新政権発足の翌週に幕を開けた2013年。暦が変わる年末年始、底辺にいる人たちに3つの問いを投げかけてみた。「新しい政権に何を期待しますか」「現在、支持する政党はありますか」「2013年はどんな年になってもらいたいですか」──。50人から返ってきた声が政権の中枢に届くことはおよそあるまいが、これらがすべて国民の声であることは間違いない。生活保護受給者20人・ホームレス30人の語りから、何が見えてくるだろうか。(小笠原 淳)

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【貧困問題】足下にある貧困

路上からのSOS 年の瀬も絶えることなし
2012→2013 ホームレス最後の砦で見たもの


北方ジャーナル2013年2月号新年最初の発行号で年末年始の路上の姿を報告することが、ここ数年で恒例化した。本年もまた、生活保護受給者及びホームレス50人へのインタビュー企画を掲載している(10ページから)。札幌市北区の不夜城に関心が向いたのは、その取材の最中のこと。7年前からホームレス支援を続ける自立支援事業所とその関連団体は、大晦日も元旦もフル稼働していた。眠らない支援拠点に眼を奪われた記者の一人称で、その慌しい数日間を再現してみる。(小笠原淳)

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【連載 第41回】 「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

「市民感覚に照らすなら室料は徴収すべきです」
北海道市民オンブズマン連絡会議
代表監事・橋本勝三郎さんインタビュー

北方ジャーナル2013年2月号記者クラブ問題を追及し続けているのは、クラブ非加盟のフリーランス記者ばかりではない。多くのクラブが行政などの公的機関と深くかかわっていることから、それらお役所のあり方を監視する市民の中にも記者クラブ問題に関心を寄せる人はいる。たとえばこの人──。「役所のお金は、すべてガラス張りにすべきです。メディアの拠点とて例外ではありません」。素朴な疑問を口にするのは、札幌市の橋本勝三郎さん(73)。20年以上にわたって行政や議会への提言を繰り返してきた監視役が今、地元の記者クラブにその眼を向け始めた。(小笠原 淳)

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【鼎談】避難者支援のトップラン ナーが語る

「フクシマ」広域避難者のこれから


北方ジャーナル2013年2月号東日本大震災の発生から間もなく2年を迎える。国を挙げての「復興」は遅々としながらも進んでいるように見えるが、いまだ将来の展望を描けない被災者は多い。今回は、福島第一原発の事故により故郷を離れた「広域避難者」にスポットを当て、震災直後から当事者への支援に奔走してきた湊源道さんと本間紀伊子さん、さらに広域避難者・支援者の交流会に出席するため来札していた村上岳志さんにも急遽参加をお願いし、被災者・避難者の現状や支援のあり方などについて語り合ってもらった。(副編集長・打田尚志、12月20日収録)


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【シリーズ】発達障害を考える(13)

自己肯定感を取り戻す“学びの場”
「工房mole」に見る新たな支援の可能性


北方ジャーナル2013年2月号発達障害などの困難を持つ人の就労は依然として厳しい。そんな中で、2012年4月に開設された就労支援継続B型事業所「工房mole」(札幌市北区)は、家族のようなコミュニティを作り上げながら、当事者が自分の特性を理解し地域社会で暮らせるような取り組みを模索している。工房の利用者を取材し、支援のあり方を考えた。 (武智敦子)

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【連載】
元道新記者・黒田伸の「原発洗脳日記」(第5回)

記者クラブという船に乗り“科学への夢”を盲信した私

決定的だった毛利さんとの出会い──

北方ジャーナル2013年2月号1990年当時、私が北海道新聞記者として所属していた科学技術庁記者クラブでは、担当分野は大きく分けて原子力開発、宇宙開発、海洋資源開発の3本の柱があった。幌延問題は最も重い課題だったが、もう一つの課題がアメリカのスペースシャトルに日本人として誰が最初に搭乗するのかをスクープすることだった。当時の宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)が採用した3人の宇宙飛行士候補のうちの1人が当時、北海道大学工学部助教授の毛利衛さんだったからだ。フクシマの事故が起きてから原子力発電を否定する人は多いが、原子力の平和利用そのものを否定しているわけではないだろう。幌延町や東海村を見学した私はその後、核燃料サイクルの中心となる使用済み燃料の再処理施設を建設する青森県六ヶ所村を訪れる機会を得た。宇宙開発も核燃サイクルも、日本の先端技術として、同じように自分の脳内に刻み込まれたのである。(ジャーナリスト・黒田伸)

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【ニュース】
◆教育訓練機関の理事長不祥事で
見えた求職者支援制度のあり方

──訓練生に多大な迷惑を掛けたNPOの認定継続に批判の声

◆本誌連載・須賀さんが初出版
「恥多き生涯」の悲喜劇、1冊に

──ラルズ「古本市」会場で人生初のサイン会も実現

◆難産の御前水GC更生計画決定に
会員が即時抗告、先行きは不透明

──土壇場で「アイランドはスポンサーに相応しくない」との声

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【長期連載】“農と食”北の大地から
「産業用大麻」の可能性(番外編)/特別インタビュー
産業用大麻の普及に努める北海道ヘンプネット世話人代表
菊地 治己 さん

道は種子確保や検査体制検査体制の支援を
産業振興に資する可能性を見直し
本道農業の一翼を担う新規作物に


北方ジャーナル2013年2月号「日本一マイナーな産業用大麻の普及に余生を懸けたい」と力を込めるのは、北海道ヘンプネット世話人代表で旭川在住の菊地治己さん。長年にわたり道の農業試験場で稲の育種に携わり、『ゆめぴりか』など名だたる道産米の育ての親でもある。このシリーズの締めくくりは、食品や工業製品、バイオ資源として産業用大麻にはどんな有用性があるのか、種子の確保や検査体制、栽培免許に対し北海道や国が採るべき道は何か──などについて、菊地さんの主張や提言に耳を傾けた。併せて、本道における大麻栽培の歴史を年表にまとめたので、参考にしていただきたい。(12月19日、旭川市内で収録 ルポライター 滝川 康治)

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【2月7日 「北方領土の日」特集】

ロシアの“シグナル”を逃さず
新政権で本格的な領土交渉を


北方ジャーナル2013年2月号根室市は北方領土を間近に望む四島返還運動の原点のマチ。戦後67年、北方四島はソ連邦、そしてロシアに不法占拠された状態が続き、返還交渉は一進一退を繰り返してきた。その間、根室市の経済は縮小を続け元島民も高齢化、返還運動は正念場を迎えている状態だ。そんな中で今年も「2月7日」が巡ってくる。158年前のこの日、日露通好条約が締結されロシアとの国境が画定。政府はこの2月7日を領土返還運動の基点にすべく「北方領土の日」として定めた。昨年末に自民党政権が誕生したが、これを機にロシア側も返還交渉へのシグナルを出し始めている。今こそ国民の声を反映させた政治の力で返還の糸口を掴む好機とすべきだ。

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【がん治療】
変革期を迎えた日本のがん医療(札幌発・前篇)

手術、放射線、抗がん剤──。
いま標準治療の限界を超えよう

「がんメディカルクリニック」CARNAMED(カルナメド)の新たな挑戦


北方ジャーナル2013年2月号がん治療の新たな拠点が北海道に誕生した。10月下旬、JR札幌駅北口直結のビルに開業した「がんメディカルクリニックCARNAMED(カルナメド)」が、それだ。今、注目が集まっている免疫療法や温熱療法などを組み合わせた“3C(がん複合カスケード)治療”を提案。道内初となる「見える細胞培養クリーンルーム」を隣接し、日本のがん治療に一石を投じるべく独自の挑戦が始まっている。ここの“主”は高柳芳記総院長(53)。これまで釧路で「がん統合補完医療外来」を展開してきた経験を元に、満を持して札幌での開業にこぎつけた。その高柳総院長が取材に応じ、取り組みの一端をあきらかにした。

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【インタビュー】
ヒューマン2013/旭川発 田下昌明 氏に訊く

日本再生のカギは母子関係
“真に育つべき”は「母親」だ

「亡国の育児からの脱却」を唱える
小児科の大家が新たな視点で直言!


北方ジャーナル2013年2月号子を産んだだけでは母には非ず。真の母親になるためには、出産後最低3年間は我が子と過ごし密接な関係を築かねばならない。これを怠れば、“発達障害母”なる発達不全の母になりかねない──。2007年に著した『真っ当な日本人の育て方』(新潮社)で戦後、米国から入った育児の常識が日本人をダメにしたと訴えた小児科医、田下昌明氏(75)が、今度は「子育ては母育て」という新たな視点で母子関係論を展開している。混迷を深めるばかりの政局、根無し草のように浮遊し続ける若者。今抱えている日本の問題を解決するための視座とは、そして個人と社会の真の幸福とは──。田下氏の示唆に富んだ発言の中にそのヒントが隠されている。(本誌代表・工藤年泰、12月12日収録)

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【インタビュー】新政権への提言──安倍内閣にモノ申す

アークスの横山清社長が消費増税・公共事業増に直言!


北方ジャーナル2013年2月号第二次安倍内閣が昨年末に発足し、経済回復を最優先に一段の金融緩和や公共事業増額などを華々しく打ち出している。それらを受けてマーケットでは株高と円安が進み、経済界はおしなべて歓迎ムードだ。しかし、消費増税やインフレターゲット導入など消費環境の先行きが読めない政策も待ち構えている。先月号では総選挙直前に識者の提言を特集したが、今月号は安倍政権への期待と懸念について小売大手、アークス社長の横山清氏を直撃した。食品スーパー業界を合従連衡で生き抜いてきた横山氏の見方とは──。

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【インタビュー】
「KONSENネット」を設立した大地みらい信金の遠藤修一理事長に訊く

逆境に耐えてきた“地域力”
根釧ブランドを世界に発信


北方ジャーナル2013年2月号地域経済の閉塞に伴い信用金庫が厳しい経営環境に置かれている中で、大地みらい信用金庫(本店・根室市)が独自の動きを見せている。地元経済の活性化を目指したネットワーク組織「KONSEN(根釧)魅力創造ネットワーク」を12月18日付で設立したのだ。“産官学金”の関係者が一堂に会し、まずは地域で強みのある「食」に照準を当て消費者目線で付加価値を高める。そのうえで首都圏や東南アジアでのマーケット開拓に活路を見出していくのが目的だ。組織の呼びかけ人であり、同ネットワーク代表に就いた遠藤修一理事長に設立の狙いなどを訊いた。

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【メディカルレポート】
社会医療法人 医仁会  中村記念病院

全国屈指の脳外科専門病院が
社会医療法人化し機能を拡充


北方ジャーナル2013年2月号日本初の脳神経外科専門病院として約半世紀にわたり救急医療に貢献してきた中村記念病院(札幌市・504床)を運営する医療法人医仁会が昨秋、道から社会医療法人として認定を受けた。優秀な専門医を豊富に揃え、ガンマナイフなど最新の高度先進医療機器をいち早く導入するなど脳神経外科の治療拠点として全国的に有名な同病院。医仁会では今回の“社会医療法人化”を契機に治療体制をより強化し、いっそう患者への貢献を果たす方向を打ち出した。理事長・院長として指揮を執る中村博彦氏に病院が目指す新たな方向性を訊いた。

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【話題の人】
天然絵の具制作画家で、カフェ「森のヤシンカ」を運営する 有本 ゆかりさんに訊く

「人が自然と共存しながら生きていく。
そんな新しい時代が来ると思います」


北方ジャーナル2013年2月号札幌市営地下鉄の東西線円山公園駅でバスに乗り換え「慈恵会前」で下車し、藻岩山の中腹に向かって歩くこと約20分。山懐に抱かれたカフェ「森のヤシンカ」にようやく辿り着いた。ここは天然絵の具制作画家の有本ゆかりさんが2011年12月にオープン。森の霊気が降り注ぐ豊かな空間では音楽やアートなど、さまざまな分野で活躍するアーティストたちのイベントが行なわれ、店主自慢の身体に優しい野菜料理を味わうこともできる。長年アトピー性皮膚炎と闘った経験から、心のあり方を問うようになったという有本さんを訪ね、カフェを開くまでの経緯や今後の活動について訊いた。
(聞き手・武智敦子、12月28日収録)

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【長期連載】
白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

北海道を「エコトピア」に
北海道独立のビジョンと可能性を考える (1)


「理想や理念を思い描き、語ること」、そして「将来的なビジョンを作り、示すこと」、これこそ、日本人が最も苦手とするものだ。“想像力の貧困”ともいえるこのような負の国民性を改めて目にしたというのが、今回の衆議院議員選挙(選挙活動と結果を含めて)に対する私の正直な感想である。勿論、選挙の結果は国民多数の意志として尊重しなければならない。しかし少なくとも個人的には、これで日本国の未来に光がさすどころか、ますます不透明で暗くなったように感ずるのは、私の視力低下のせいだけではないだろう。

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【連載コラムなど】
*ビール・インフォメーション
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(ライン「こころ」)
*人物株価
*シネマ『あらしのよるに』
*イベント『おびひろ氷まつり』
*視点 公共交通をどうする?
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記"
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『離岸歌』


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