2012年08月28日
札幌市内に84人 支援団体がホームレス人数調査
早朝の河川敷で調査にあたる労福会メンバーら(25日午前4時11分、札幌市内)
道内でホームレス支援を手がける北海道の労働と福祉を考える会(労福会、嶋田佳広代表)が25日早朝、札幌市内でホームレス人数調査を行なった。27日までのまとめによると、市内10地域で84人のホームレスを確認(男68、女8、不明8)、昨年同時期の調査結果(計61人)に較べて20人以上の増加がみられた。
調査は、学生など27人が札幌市中心部や郊外、河川敷など10地域に分かれて実施、25日午前3時半から同6時まで目視で人数をカウントした。
人数調査は厚生労働省の取り組みで毎年1月に行なわれており、札幌では今年1月の調査で57人が確認されていた。ただ、調査は早朝に目視で行なわれるため、積雪寒冷地の札幌では冬期間、凍死を避ける目的で夜間に屋外を歩き続けているホームレスが多く、公式な数字に反映されない人が常にある程度いると考えられている。このため労福会では、会発足時の1999年から独自に夏期の調査を続けており、厚労省の調査とほぼ同じ条件で作業にあたっている。
今回は、前2回に較べて20人以上増える結果となった。とりわけJR札幌駅周辺や大通周辺で多数のホームレスが確認されることになったが(それぞれ32人、26人)、集計を担当した労福会の山内太郎さん(札幌国際大講師)は、これについて調査時間帯の繰り上げなどを原因に挙げている。
「夏期の週末は午前4時ごろにはすでに活動を始めている人が多いと聞き、これまで同4時だった調査開始時刻を3時半に早めました。それで調査の精度が増した、ということが考えられます」
労福会では今後も年2回の調査を続けていく考えで、学生を中心に参加者を募集している。詳細は、同会公式サイト参照( http://roufuku.org/ )。 (ん)
人数調査は厚生労働省の取り組みで毎年1月に行なわれており、札幌では今年1月の調査で57人が確認されていた。ただ、調査は早朝に目視で行なわれるため、積雪寒冷地の札幌では冬期間、凍死を避ける目的で夜間に屋外を歩き続けているホームレスが多く、公式な数字に反映されない人が常にある程度いると考えられている。このため労福会では、会発足時の1999年から独自に夏期の調査を続けており、厚労省の調査とほぼ同じ条件で作業にあたっている。
今回は、前2回に較べて20人以上増える結果となった。とりわけJR札幌駅周辺や大通周辺で多数のホームレスが確認されることになったが(それぞれ32人、26人)、集計を担当した労福会の山内太郎さん(札幌国際大講師)は、これについて調査時間帯の繰り上げなどを原因に挙げている。
「夏期の週末は午前4時ごろにはすでに活動を始めている人が多いと聞き、これまで同4時だった調査開始時刻を3時半に早めました。それで調査の精度が増した、ということが考えられます」
労福会では今後も年2回の調査を続けていく考えで、学生を中心に参加者を募集している。詳細は、同会公式サイト参照( http://roufuku.org/ )。 (ん)
Posted by 北方ジャーナル at 18:59│Comments(0)
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