2012年04月20日
「脳神経外科塾」を開講したカリスマ医師、上山博康を直撃
取材に応じた上山医師(右)と谷川医師(左)(4月19日夕、禎心会病院で)
我が国の医療業界に一石を投ずる試みが札幌の地で始まった。禎心会病院(東区・142床)に4月2日オープンした「脳卒中センター」、そしてその内部に設立された「上山博康脳神経外科塾」がそれだ。全国を奔走しながら顕微鏡下で巨大な脳腫瘍手術に挑み、マスコミにも数多く取り上げられているスーパードクター、上山博康氏(63)。その上山医師が愛弟子の谷川緑野医師(50・前網走脳神経外科病院院長)とタッグを組み世界最高レベルの脳外科治療を提供すると同時に、自身の持つ技術のすべてを後進に伝授しようという取り組みである。その上山医師と谷川医師が4月19日夕、本誌の取材に応じ、今回のプロジェクトの全貌と狙いを熱く語った。
詳細は次号6月号で…では洒落にならないので、概略を少しお伝えしておこう。今回の取り組みは、禎心会病院を運営する社会医療法人禎心会(徳田禎久理事長)と網走脳神経外科病院を運営する社会医療法人明生会(橋本政明理事長)の提携により実現したものだ。救急救命医療に深くかかわる脳外科医の不足と偏在の現状を打開しようと両理事長が合意。旭川赤十字病院に所属していた上山医師を招聘して脳外科分野の治療拠点と教育拠点を札幌に設立する構想が練られ、上山医師の片腕に同氏の愛弟子として知られる谷川医師が選ばれたという流れだ。すでに19日現在、“塾生”として全国から4名の脳外科医が同センターに着任しており、教育機関としての活動も始まっている。
「脳卒中センター」が開設された禎心会病院
「谷川センター長の脳外科医としての技量は、すでに私と同レベル。私は“客寄せパンダ”となって多くの塾生を集めていく役割を果たしたい。このプロジェクトを通し、私の持てる限りの医療技術はもちろん医師としての大事なスピリットを伝え、多くの脳外科医のエキスパートを育てたい。そしてその彼らが、今後の地域医療に貢献してくれることを願っています」(上山医師)
今度こそ「詳細は次号で」ということで…。 (く)
「脳卒中センター」が開設された禎心会病院
「谷川センター長の脳外科医としての技量は、すでに私と同レベル。私は“客寄せパンダ”となって多くの塾生を集めていく役割を果たしたい。このプロジェクトを通し、私の持てる限りの医療技術はもちろん医師としての大事なスピリットを伝え、多くの脳外科医のエキスパートを育てたい。そしてその彼らが、今後の地域医療に貢献してくれることを願っています」(上山医師)
今度こそ「詳細は次号で」ということで…。 (く)
Posted by 北方ジャーナル at 18:01│Comments(0)
│編集長日記
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