2011年06月03日
「子供たちの未来と原子力」をテーマにフォーラムを開催
講演で原発の危険性を指摘する斉藤さん
「原子力発電は理想のエネルギーなのか?」をテーマにした「第1回子どもたちの未来を創る会フォーラム」が6月2日、札幌市北区のエルプラザで開かれた。「岩内原発問題研究会」代表の斉藤武一さんらが「泊原発の本当の姿──過去から未来へ」と題して基調講演し、原発の危険性や原発の代替エネルギーなどについて解説した。
札幌市内のフリージャーナリストらで組織する「子どもたちの未来を創る会」(のしろや秀樹代表)がエネルギー問題について考えようと主催した。
斉藤さんは泊原発から約4キロ先にある岩内町在住。岩内港の岸壁で30年以上海水温の観測を続けながら脱原発を訴えてきた。手製の紙芝居を使って講演した斉藤さんは、東洋大学の渡辺満久教授(変動地形学)が09年に泊原発の10〜15キロ沖合いに、これまで確認されていなかった活断層があることを発見し、原発の耐震性に不安が高まっていると説明。また、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故が起きてから20年で子供の甲状腺がんになる確率が10倍に高まっているとし、「福島から100キロ以上はなれた場所に子供たちを集団疎開させるべき」と指摘した。
「自然エネルギーで脱原発社会を」と話す鈴木さん
続いて、登壇したNPO法人「北海道グリーンファンド」事務局長の鈴木亨さんは、「原発もない温暖化もない、私たちのこれからの選択」をテーマに講演。月々の電気料金に5%を“グリーンファンド”分として加算、積み立てたファンドを自然エネルギーによる「市民共同発電所」の建設に運用する「グリーン電気料金制度」の事例などを紹介。風力発電やバイオマス、太陽光発電など自然エネルギーの導入により温暖化のない脱原発社会が実現すると強調した。(あ)
「自然エネルギーで脱原発社会を」と話す鈴木さん
続いて、登壇したNPO法人「北海道グリーンファンド」事務局長の鈴木亨さんは、「原発もない温暖化もない、私たちのこれからの選択」をテーマに講演。月々の電気料金に5%を“グリーンファンド”分として加算、積み立てたファンドを自然エネルギーによる「市民共同発電所」の建設に運用する「グリーン電気料金制度」の事例などを紹介。風力発電やバイオマス、太陽光発電など自然エネルギーの導入により温暖化のない脱原発社会が実現すると強調した。(あ)
Posted by 北方ジャーナル at 15:10│Comments(0)
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