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2011年05月14日

「北方ジャーナル」2011年6月号



5月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマートオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。



【東日本大震災 捜索の現場から】
「至上命令   生存者救出」
──捜索隊長が知った“日常の尊さ”


一面の瓦礫の山。そこに埋もれる半壊した一軒家。室内に家具の残骸が散乱し、その下に階段が隠れている。半ばほどに倒れる若い女性。動かない腕の中で、生まれて間もない赤ん坊が冷たくなっていた──。「第一目標、生存者救出」と号令をかけていたリーダーの願いは叶わず、現地での任務は遺体収容に終始することになる。2度に亘って被災地に赴いた警察官にとって、それは終生忘れられない日々となった。 (小笠原 淳)


【東日本大震災 “災害弱者”を救え】
国際ボランティア、現場は自国
──東北に“飛んだ”福祉車輌


この5月で活動13年になる札幌市のNPO「飛んでけ! 車いす」の会(中央区・柳生一自代表)。国内で使われなくなった車椅子を修理し、航空手荷物として途上国に届ける国際ボランティアで、これまで74カ国・地域に1970台の車椅子が“飛んだ”。その創立メンバーと若手会員が東北を訪ねたのは、4月中旬のこと。車椅子1台と福祉車輌1台を仙台に飛ばし、海沿いの七ヶ浜町に支援物資を運ぶ。届ける以上に得るものが大きいことは、海外への支援と変わるところがなかったという。(小笠原 淳)


【東日本大震災──大打撃を受けた高齢者介護】
「崩壊から再生の歩みを」
中田清・全老施協会長が見た被災地

東日本大震災により岩手・宮城・福島3県をはじめとする被災地の高齢者福祉施設が甚大な被害を受け、危機的な状況に陥っている。特別養護老人ホームの全国団体である公益社団法人・全国老人福祉施設協議会(以下全老施協・中田清会長)は、この未曾有の災害にどのように対応したのか。被災地に赴き、過酷な現実を目の当たりにしてきた中田会長に取材した。


【連載】(第24回)「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」
無断複製歓迎!
2010年度 札幌地方検察庁
定例記者会見 ほぼ全記録


昨年6月、札幌圏の官庁記者会見で初めてオープン化が実現した札幌地方検察庁の定例会見。開始当初から質疑応答の録音・撮影、即ち“可視化”を求め続けた本誌の要望はついに受け入れられず、年度が替わって次席検事は異動した。札幌地検の公式サイトなどで会見録が公開される予定はなく、今後も完全な密室で“オープン会見”が続くことになりそうだ。ならば、民間の月刊誌編集部が役所に代わって記録を残しておこう。手元に残る全16回ぶんのメモを、ここに一挙公開する。無断複製・流出、大歓迎!(小笠原淳)


【報道特集】札幌市内で起きたアスベスト飛散問題を追う
西岡総業の違法解体で住宅街に
飛び散った半トンのアスベスト
工事を発注したビルオーナーの責任は?


高度成長期のビル建設で大量に用いられ、後年非常に厳しい規制がかけられるようになったアスベスト。吸い込むことで肺がんなどの健康被害を引き起こす、この建築資材を大量に使った札幌市内のビルの解体工事が無届けのまま始まっていた。工事業者は札幌市の命令で作業を一時ストップしたが、すでに半トンものアスベストが住宅街などに飛散してしまった可能性が高い。解体工事業者を直撃し、取材を進めてみると意外な事実が判明してきた──。


【シリーズ・児童福祉施設】
親はどこに、子はどこへ──(1)札幌乳児院

子供たちに笑顔と涙を


 全国に約4万2千人──。なんらかの理由で実の親と暮らせず施設に入所している児童(18歳以下)の数だ。“タイガーマスク現象”によって一時はそうした子供たちに世間の注目が集まったが、東日本大震災以降はそんなムードも沈静化。施設で暮らす子供たちやその周辺で汗を流す人々の姿を、相も変わらず我々はあまり知らない。シリーズ1回目の本稿では、2歳までの子供が入所する札幌乳児院にフォーカスし、入所児童の実例とともに道内におけるネグレクトの状況を追った。


【報道特集】集団食中毒から3カ月弱、学校給食の「安全・安心」は──
「今後も信頼回復に努力する」
岩見沢市が学校給食を再開


岩見沢市内の小中学校に通う児童生徒、教職員の間で集団食中毒が発生したのは今年2月。同月14日に岩見沢市(渡辺孝一市長)が発表した時点で、腹痛などの症状を訴えていた児童生徒は925人(7名が入院)だったが、最終的な罹患者数(3月22日現在)は児童生徒1484人、教職員74人の計1558人(うち入院者30人)へと膨らんだ。食中毒の発生以来、提供がストップしていた同市の学校給食は、GW明けの5月6日にようやく再開。大半の保護者はこれを歓迎している模様だが、そもそもなぜ食中毒が発生したのか、そして学校給食の「安全・安心」はどのように担保されたのか、再開直前の同市内の動きを追った。

【東日本大震災──「脱原発」の視点から】
「終焉に向かう核と化石燃料の時代」
飯田哲也氏が語る「自然エネルギーと節電の豊かな暮らし」


4月30日、札幌市内で市民団体が開いた脱原発イベント「はんかく祭」。ここで環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長が講演し、自然エネルギーと節電がもたらす豊かな可能性に触れながら世界が「核と化石燃料の時代」から決別しつつある現状を訴えた。折しもそんな中、国は5月6日に東海地震の発生リスクにさらされている浜岡原発を全面停止する方針を発表した。福島第一原発の事故を引き起こした東日本大震災は、我が国のエネルギー政策に大きな転換を迫っているようだ。


【東日本大震災──フォト・レポート】
「言葉にならない」 福島、4月―5月 
撮影=吉田 泰三


「心中を察すると、言葉にならなかった…」
 札幌市のカメラマン吉田泰三さん(51)は、4月中旬から3週間に亘って福島を撮り続けた。
 4月18日に郡山市の知人宅を訪ね、全国の有志から同地に送られたという支援物資の仕分けや配送などを手伝った。作業の傍らスチルカメラで街の姿を記録し、出会った人たちの語りをムービーカメラに収めた。
「原発20㎞圏内封鎖」の報に触れたのは、封鎖当日の21日正午ごろ。磐梯スキー場に設けられた避難所で、圏内の浪江町から避難してきた人たちに出会った時だ。「今日の夜中で町に入れなくなる、その前に一度だけ家に戻りたい──」。町民の声を聴いた吉田さんは、一時帰宅する家族に同行、その一部始終を映像で記録することになる。


【2011統一地方選総括・道内首長選で示された民意】
担い手に「若さ」求めた有権者
地方で深まる市民参加への思い
30代市長の誕生は北海道が変わるサイン?

4月10日と24日に投開票が行なわれた今回の統一地方選では、道内8市12町の自治体で首長選が繰り広げられた。東日本大震災の影響が色濃く漂う中、前半戦の札幌市長選では上田文雄氏(62、民主・社民・国民新・市民ネット推薦)が3選を果たしたが、後半戦の首長選では30代市長が相次ぎ当選。現職が敗れるなど変化の兆しがあちこちで見られた。総じて言えば市民参加の行政を求める胎動が地方で顕著に表れたと言えそうだ。識者のコメントを交えながら拠点都市の選挙結果を総括してみた。


【春の道庁幹部人事】
高橋道政の「総仕上げ」を
左右する初動体制の行方は
人気という綺麗な包装紙の中は空箱?


184万票と次点候補に3倍以上の差を付け、179市町村でいずれもトップ得票という完全制覇を道政史上で初めて成し遂げた高橋はるみ知事(57)。大量得票で自信を深めた高橋知事が3期目をどう運営していくのか、期待と不安がないまぜになった空気が道庁の内外に漂っている。この中で、人気先行の高橋知事が1期目や2期目で目立った実績がなかったことを挽回するため、強権で道政運営に臨むことを警戒する雲行きもある。元気な知事が道をいかに元気にしていくのか──駆動装置とも言える道庁幹部には、高橋道政1期目、2期目と比べものにならないほど政治力と行政力が要求されることになる。匿名を条件に複数の関係者から取材した内容をもとに5月下旬に決まる幹部人事を“覆面座談会風”に占ってみた。


【報道特集】
(社)北方圏センターの季刊誌で起きた“言論封殺事件”の顛末

編集責任者を無視した「廃棄処分と刷り直し」
事件の背景に潜む天下り団体の組織体質


国際交流などの事業に取り組む(社)北方圏センター(南山英雄会長)が発行する季刊誌『Hoppoken』。この最新号が印刷・納本された段階で一度、廃棄処分扱いとなり、教育問題の特集記事などが削除・改変されたうえで再発行されるという事件が起きた。ジャーナリスト出身の編集責任者がまとめた道教委の施策に対する批判的な記事などが、幹部職員による「この雑誌にはふさわしくない」という判断で封殺された形だ。廃棄処分の憂き目に遭った雑誌を入手し、その内容を検証するなかで見えてきた同センターの組織体質──事件の顛末と関係者の話を紹介し、多額の道補助金が投入されてきた公益法人のあり方も探ってみた。(ルポライター・滝川 康治)

【ニュース】

「小樽ジャーナル」記者が市議当選
 職員逮捕で騒然の市に「風吹かせる」

 ──当選後に退職、新会派結成するも、「フリーで記者活動続ける」宣言


噂の北雄ラッキー“アークス入り”
 「今年がタイムリミット」との声も

 ──ラッキーは「自主独立に変わりない」と否定するが……。

北広島の北海道歯科技術専門学
 校に噴き出た「金銭不祥事疑惑」

 ──理事長や事務長の交代が意味するものは……。


【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡
──アカシア川篇(4)
「おっぱい吸ってないで、硬い米のメシを喰えって」

札幌市が誘致した酪農団地近くの農地に、今春から除排雪などの心配がいらない「エコ村」を建設すると宣言した地元の“元農家”田中賢三氏(63)。農地法や都市計画法に違反することは先刻承知、「文句があるなら告発しろ」と挑発するのだから、市にとって厄介な人物だ。すでにエコ村の建設予定地を確保しているという田中氏だが、思い返せば昨年8月の豪雨で同氏が手塩に掛けたパークゴルフ場が水没して以降、周辺の雨水の受け皿である準用河川アカシア川をめぐっても田中氏は舌鋒鋭く市を批判していたはず。アカシア川の河川改修も、確か今年度内に再開されるはずだが──。


【話題の人】
道内の農民らで構成されるオーケストラ
北海道農民管弦楽団代表 牧野 時夫さんに訊く
「土地を耕し、音楽を愛するのは
賢治の遺志を引き継ぐことでした」


「北海道農民管弦楽団」(通称、農民オケ)は道内の農民らで構成される世界でも珍しいオーケストラだ。農閑期を利用して年に1度の定期演奏会を開き、今年2月11日から17日には農業国デンマークで初の海外公演も果たした。旗揚げから17年。農民オケの代表で余市町の有機栽培農家である牧野時夫さんは、「農民こそが真の芸術家になりうる」という宮沢賢治の言葉を理想に掲げる。ところが、そんな牧野さんを不安に陥れたのが東日本大震災による福島第一原発の事故だった。泊原発から半径30キロ圏内にある余市も看過してはいられない。「今こそ全ての命を危険にさらす原発を止める時がきた」。ただちに「泊原発を止める会」を立ち上げ原発反対を訴えた原動力は、命を育む農業と心を豊かにする音楽への愛情だった。


【レポート】余市町・ビバハウスの11年(後編)
限界集落に若者を──
「若者自立塾廃止」を乗り越えた民間施設の夢


学校に通わず求職活動もしない、いわゆるニートと呼ばれる若者たちの自立を後押しする「基金訓練若者自立支援プログラム」が、昨年8月から余市町の㈲青少年自立支援センター「ビバ」で始まり、9カ月が過ぎた。厚生労働省の委託事業「若者自立塾」の廃止に伴い導入されたプログラムで、半年間の合宿生活の中で基本的な生活習慣やコミュニケーション能力の向上を図る。だが、他者との関係を築けず自信を喪失した若者と向き合うことには、第三者が考える以上に多くの困難がつきまとう。基金訓練の運営母体「ビバハウス」代表の安達俊子さん(69)、尚男さん(71)夫妻の取り組みを通して支援の行方を探った。


【生きるための処方箋】
札幌市内のNPО法人が「北海道ひきこもり支援ハンドブック」を発行
ひきこもり者が“当事者目線”で取材・執筆

NPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(札幌市・田中敦理事長)が、「北海道ひきこもり支援ハンドブック」を発行した。田中理事長らひきこもり経験のあるメンバー5人が、道内にある公的相談機関や親の会、自助グループなどを取材。専門家ではなく“当事者”の率直な目線で捉えた各機関の取り組みが紹介されている。

当事者研究導入で注目されるカリタス家庭支援センターの取り組み
様々な悩みを包括的に支援

悩みや苦しみを一人で抱え込まないで──。札幌市中央区の「カリタス家庭支援センター」は、家庭問題や医療、法律など様々な相談に応じている。2004年の開設以来、相談件数は増加の一途を辿り、“生きにくさ”を抱える現代人の姿を浮き彫りにしている。昨年5月には精神疾患を抱える人などを対象にした「当事者研究」のプログラムを導入するなど、悩みの“特性”に配慮した事業展開にも注目が集まる。ソーシャルワーカーで代表の堤邑江(くにえ)さんにカリタスの取り組みを訊いた。


【インタビュー】
『マイ・バック・ページ』の山下敦弘監督に訊く
“ビデオ世代”が描いた全共闘時代の挫折と葛藤。
「この映画は、ラストシーンの沢田の涙が全てです」






60年代後半から70年代前半の学生運動を舞台に、若きジャーナリストと学生活動家の葛藤と挫折を描いた映画『マイ・バック・ページ』がこのほど完成した。4月4日キャンペーンのため来札し、本誌の単独インタビューに応じた山下敦弘監督(34)は、「あの時代、なぜ若者たちがあんなに熱く本気になれたのかが分からなかった。だからこそ僕らの感覚で当時の熱気を描きたかった」と作品への想いを熱く語った。


【長期連載】
ホンネで語る北海道独立論 (特別篇) 白井暢明
福島原発事故から国と地方との関係を考える
北海道は「脱原発宣言」を!


 今回の東日本大震災は、多数の人命の犠牲という未曾有の悲劇をもたらしたが、それと同時に、私たち日本国民全体に対して、いまこそ真剣に考え、取り組まなければならない大きな課題を突きつけている。そこには、単なる「人間対自然」という、いわば“自然的”ないし“哲学的”なレベルの問題だけではなく、「国(中央)対地方」あるいは「都会(過密地域)対田舎(過疎地域)」という、“政治的”または“社会的”ともいうべきレベルの問題、つまり、地方自治や地方主権にまで関わる重大な問題が含まれているように思われる。そこで今回は反原発の立場から、その後者に重点をおいて私見を述べたい。


【フォトレポート・トピックス】

●市民団体が札幌で脱原発イベント
●『看護が変われば、病院が変わる!』出版記念写真展を開催
●30歳、夕張市に全国一若い市長が誕生!
●ニトリホールディングスが札幌で決算報告会


【人物株価】〜この人の株は上がったか下がったか〜
●渡辺 孝一 ●吉田 晃敏 ●中川 利若
●中松 義治 ●羽柴 秀吉 ●長谷川 伸一
●菅  直人 ●佐藤 静雄 ●堀江 貴文
●石原 慎太郎 ●勘坂 康弘


【information】
■シネマ『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』
■シネマ『軽蔑』
■新譜情報


【連載コラム】
*北方ジャーナル←→財界さっぽろ「交換誌面批評」
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(カプリ娘「あいな」)
*新連載:気になるあの娘のOnとOff(シレナ2「こころ」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
 とり・みき『クレープを二度食えば』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
 長谷川四郎『シベリヤ物語』
*新設企業ファイル


【表紙】鈴木翁二画
『舗道の唄』


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