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2011年04月15日

「北方ジャーナル」2011年5月号



4月16日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマートオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。



【東日本大震災 検死の現場から】

「死亡時刻 3月11日 午後4時ごろ」

仙台市若林区・荒浜沿岸。大津波の犠牲者が最初期に確認された地だ。札幌市内の医師らが現地派遣の要請を受けたのは、巨大地震発生翌日の3月12日。明けて13日早朝に出発した3人のチームは、同日午前にその地に降り立つ。それから2日間、眼前の地獄絵に立ちすくむいとまもなく感情を押し殺して取り組み続けたのは、犠牲者一人ひとりと向き合う作業だった。検死の現場で、医師たちは何を見たのか。 (小笠原 淳)


【東日本大震災 救助の現場から】

「誰かいるか」 瓦礫の中、耳を凝らした4日間

大規模災害に備え、心構えは万全だった。だが、眼前に果てなく拡がる瓦礫の巷を眼にした時、誰もが「ここは日本なのか」と息を呑んだという。地震発生翌日の3月12日に小樽港を発った消防士たちは、14日早朝に宮城県石巻市の湊地区を訪れた。「誰かいるか」──。応える声を求めて叫び続ける緊急消防援助隊の隊員たちにとって、それは短くも長い4日間だった。 (小笠原 淳)


【徹底検証】
公共電波を使ったシナリオありき(?)の“誹謗中傷”報道

札幌市環境事業公社を「官益法人」と
断じたテレビ東京の“トンデモ番組”


人と会えば東日本大震災の話題という最中、廃棄物業界関係者に会う度に聞かされたセリフがある。曰く、「テレ東の番組見た? 凄い中身だったらしいね」、「札幌市と環境事業公社を一刀両断だったらしいけど、ネタ元がミナミ商会って本当かい?」……。一体、どんな番組だったのか。何人かの業界関係者に電話を掛けるも、側聞情報ばかりで実際に番組を観たという人物になかなか出会えない。数日掛かって当の「田勢康弘の週刊ニュース新書」(3月5日放送)のビデオを入手し再生すると、テレビ画面に映し出された番組の内容は、にわかに信じ難いものだった──。(4月6日現在)



【東日本大震災──被災した故郷をめざして小樽から仙台へ】

耳目を集める甚大な被害はない。しかし──

震災直後、被災地に駈け付けたのは公務員や医師、ボランティア団体だけではない。故郷が被災したことに居ても立ってもいられず現地に向かった一般市民も多くいた。小樽市桂岡町で便利屋を営む杉本美行さん(45)もその一人。3月11日の大地震以来、杉本さんは2度にわたって故郷・仙台の地を踏んだ。拍子抜けするほど街には地震の爪痕がなかった。しかし、故郷に暮らす人々の様子はそれまでとはまるで違った──。


【大震災で変わる北海道経済の「かたち」】

北海道を東北の救世主に!
大打撃を受けた漁業と本州進出企業


今回の未曾有の災害は、日本のあり方、北海道のあり方を根本から変えるだろう。エネルギーの原発依存や東京一極集中の見直し、サプライチェーンのあり方、産業構造の組み替え、農水産業の産地移転──。いまだ被害の全容を把握できず、被災者たちの受け入れスキームが決まらない中、手探りで復興へ歩を進めていかざるを得ない状況が続いている。まずは道内経済界が直面した難題と始まった支援を俯瞰し、今後の方向性を模索したい。


【問われる原子力発電】

「次の世代のために原発を止める時が来た」

北電泊原発(後志管内泊村)は大丈夫なのか? 東日本大震災による東京電力福島第一原発事故で原発の“安全神話”は完全に崩れた。4月初旬には原発に反対する市民らが札幌市内で泊原発の停止とプルサーマル計画の撤廃を求めるデモを実施。呼びかけ人の1人で岩内原発問題研究会の代表を務める斉藤武一さん(58)は、33年前から岩内港で原発の温排水が海に与える影響を調べ続けている“市民科学者”だ。泊原発は環境にどんな変化をもたらしたのか。そして人体への影響は──。3月末、札幌市内で行なわれた斉藤さんのトークライブに密着し“脱原発社会”を考えてみた。


【「月刊すすきのDNA」
編集長・坂田広之が見た「震災後の歓楽街」】


「こんなススキノ見たことない。ネオンが消えた──」


北方ジャーナルのページを一部“占拠”し、編集長を名乗って「月刊すすきのDNA」復刊を目論んでいたところだった。ススキノ生活30年の私ならではの面白い情報を伝えようと頭を悩ませていた矢先、あの東日本大震災が発生した。何はともあれ私は夜の歓楽街に飛び出した。1993年、奥尻島を中心に大被害を及ぼした南西沖地震のときより酷い。いや、こんなススキノ、見たことがない。ネオンが消えてしまったのだ──。


【北海道から、被災地へ──】

「被曝したって構わない」(チームやんじー)

 ボランティア歴30年。石狩管内当別町の山口幸雄さん(63)が3月22日午前、被災地に向けて出発した。同行する11人はすべて民間の有志たち。リーダーの渾名を採って「チームやんじー 災害支援プロジェクト」と名乗る。

「鉛筆1本、ミルク1罐でも」
(北海道)

 震災発生当初は支援物資の募集を控えていた北海道内各地の自治体だが、3月下旬には順次募集を開始し、同24日から受付を始めた札幌市などの窓口に多くの物資が集まった。
 少し遅れて28日に募集を始めた北海道も、4月1日には被災地への第1便を発送している。3月30日までに全道の1191人から寄せられた物資は、段ボール箱にして約1800個ぶん。札幌市などと同様に品目を限定し、食料品や学用品などを引き続き4月22日まで募集する(トイレットペーパーなどの生活用品は受付停止中)。

「子供たちに笑顔を」(おもちゃクリニック)

 どこにいても、人はパンのみに生きてはいない。遊び盛りの子供たちなら、なおのこと──。
 札幌市東区の柳橋正気さん(66)が仲間たちに呼びかけて実現したのは、被災地へのおもちゃのプレゼント。警察官を退職後に参加した「おもちゃクリニック」の“本業”は、おもちゃ修理ボランティアだ。

「781人の善意届け」(札幌市共同募金委員会)

 3月19日、札幌市共同募金委員会が大規模な街頭募金を実施、ボランティア参加した市民781人が同市中心部の80カ所で声を嗄らせた。開通まもない札幌駅前通地下歩行空間でも、コンサドーレ札幌など道内スポーツチームの選手ら149人が募金を呼びかけ、多くの市民が思い思いに浄財を寄せた。


【フォト・レポート】
震災の地を往く


瓦礫の中の希望
(写真・渡部 真)





【ニュース】

事業仕分け? 10年目でネットから
消えた地元ニュースサイト「BNN」

 ──北海道空港グループとの連携強化で再編される組織と事業


家庭ごみ収集への新規参入を阻む
北広島市の厚い壁

 ──担当部局は「問題なし」でも指名委員会は「NG」


北海道歯科医師会の会長選で副会長が
造反した背後に「指導医療官」の影?

 ──水面下の駆け引きより患者と地域のための活動を



【「開かれた司法」の実態】
札幌高裁・地裁に開示請求してみたら(下)

職務として“飲み会”企画
判決要旨も「存在しない」


裁判所に文書開示請求をしてみたらどうなるかという話の、第2弾。唐突な“出禁”通告をきっかけに開示請求という形でしか裁判所への問い合わせができなくなった記者は、なぜか普通に取材できたころよりもちょっと気味のよい経験をすることになった。回答が文字でしっかり残るというのは、これでなかなか滋味深い。しかも行政府への開示請求と違って、費用は実質タダ。ついでにこういう作文で原稿料を稼ぐこともできたりするのであった(安いけど)。 (小笠原 淳)




【連載】
「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

記者と議員は両立できるか
──小樽市政記者クラブの椿事

記者クラブに加盟する政治記者が、取材者の立場を維持したまま政治家になることはできるのか──。この春、小樽市で椿事が起きた。発端は、地元のウェブメディア「小樽ジャーナル」の現役記者が小樽市議会議員選挙に立候補を表明し、当選後も取材活動を続けると明言したこと。地方議会に、議員の兼業を制限する規則はない。では、記者クラブには…?(小笠原 淳)


【連載】札幌市と“20年闘争”を繰り広げる男の軌跡
──農地違法転用篇(4)


「座頭市みたいな市議や役人なんか要らないって」

「地域密着型の経済博徒」と自らを評する“元農家”の田中賢三氏(63)は、「俺の賭場は手稲前田なんだよ。毎年2、3棟ずつ、2LDKと3LDKのアパートを建ててこうと思ってさ」と、札幌市が誘致した酪農団地近くの農地に、除排雪の心配などがいらない「エコ村」を建設すると宣言する。統一地方選では、札幌市議選に手稲区から出馬し落選した二階堂俊三氏(61)の選挙戦でも何かと気を遣うなど、「第二の人生なんだから、遊び半分で楽しくやらなきゃな」と語る田中氏の周辺は、相変わらず賑やかなようだ。


【告示直前! 夕張市長選】

夕張JC主催で公開討論会
候補予定者4氏が訴えた内容とは──


 3月27日、夕張市長選(4月17日告示、同月24日投開票)の候補予定者4氏による公開討論会が、夕張青年会議所(夕張JC・蓑島慶介理事長)の主催で開催された。会場のアディーレ会館ゆうばりには、大ホールのほか別室のモニタールームを含め約550名の市民らが詰めかけ、関心の高さを窺わせた。
 出席した候補予定者は、正式に出馬表明した順に会社役員の羽柴秀吉(61)、前衆議の飯島夕雁(46)、元東京都職員の鈴木直道(30)、市内の自営業者の笹谷達朗(52)の4氏。夕張JCのOBである市内の会社社長の柳沼伸幸さんがコーディネーターを務めた。
 東京都知事選や衆院選など全国の各級選挙に15回も落選し続け、今や全国的な知名度を誇る羽柴氏をはじめ、今回の市長選は候補予定者の経歴やキャラクターの違いが際立っていることから道内外の注目度も高い。
 高齢化比率が約44%に達する旧産炭地は、勤労世代の市外流出を止められるのか──、危機に直面する地域医療をどう建て直すのか──。藤倉肇市政下で昨年に策定された財政再生計画への評価や対応など、ここでの議論は多岐に及んだ。


【長期連載】“農と食”北の大地から(ルポライター 滝川 康治)
連載第100回 大震災と原発事故 歴史の転換点に立って


原子力と一次産業は共存できない
分散型エネルギーで明日の希望を


3月11日に発生した東日本大震災で亡国につながるTPP(環太平洋連携協定)問題は吹き飛んでしまった。人類史上に例を見ない福島原発の過酷事故によって、電力会社や政府、関連業界、御用学者らでつくる“原子力村”が喧伝する安全神話も崩壊した。大量の放射性物質が大気や水、土壌を汚し、農漁業に深刻な打撃を加えている今、泊原発をかかえる我々はこの現実をどう捉えていけばいいのか──廃炉やエネルギー自給を視野に入れながら、北の大地での希望への道を考えてみた。(4月7日現在)


【話題の人】
「才能があれば次のステージが用意されている」と語る
北海道演劇財団専務理事 平田 修二さんに訊く


「札幌に劇場文化を作るためにも
その仕組みを構築できれば」


札幌に“演劇文化”を定着させよう──。今、演劇関係者を中心に、そんな計画が着々と進められている。来年の一月末から冬の1カ月間を「札幌演劇シーズン」と銘打ち、実力ある地元劇団のレパートリー作品を交互に上演しようというのだ。去る三月には、前哨戦として北海道演劇財団付属劇団「TPS(シアタープロジェクトさっぽろ)」が、拠点劇場「シアターZOO」(中央区)で1カ月の「TPSレパートリーシアター」を敢行。劇作家、演出家で同劇団のチーフディレクターを務める斎藤歩さん作の「秋のソナチネ」など再演3作品を連続上演し成功させた。仕掛け人で北海道演劇財団専務理事の平田修二さんに、札幌の芝居の魅力と展望を訊いた。


【レポート】余市町・ビバハウスの11年(前編)

共同生活で若者の自立を
支援する民間施設の挑戦


後志管内余市町に青少年自立支援センター「ビバハウス」がある。ひきこもりやニートなど困難を抱える若者たちが、共同生活を送りながら自立を目指す民間施設だ。北星学園余市高校の元教師である安達俊子さん(69)と元同町議の尚男さん(71)夫妻が退職金などの私財を充て設立し、今年で11年目を迎えた。他者との関わりを持てない若者たちの自立を後押ししてきた夫妻は、これまでの日々を「野戦病院」に例える。余市町にビバハウスを訪ね、若者支援の現状と成果、今後の課題などを訊いた。


【観光】東日本大震災チャリティ特集
春の道内観光 さあ、薫風と陽光のなかへ──

【春の全国交通安全運動】
高齢者や児童、交通弱者を輪禍から守れ

【長期連載】
ホンネで語る北海道独立論 (特別篇) 白井暢明

未曾有の大災害で浮かび上がる“安全性”の価値
人間と自然の関係を問い直そう


 今回の災害から、私たちがあらためて真剣に考え直す必要に迫られた問題は大きく2つに分けられると思う。そのひとつは、自然災害という防ぎようのない事態に人間はどう対処すべきかという問題である。地震や津波は自然現象であり、これは防ぎようがない。問題はいかにして被害を最小限にくい止めるかということである。海岸や港にいくら高くて強固な防波堤を築いたとしても、しょせん自然の力にはかなわないということが今回のことではっきりした。
「今回の災害は“想定外”だった」という言葉がよく聞かれるが、そもそも「想定」という語自体が自然に対する人間の“おごり”を表している。もともと自然というものは、そのなかの小さな一員にすぎない人間の「想定」の枠内にとらえられるようなものではない。いくら科学技術が発達しても、自然の事象を「想定」(計算)し、「管理」するなどということがいかに人間の思い上がりであり、虚しい幻想であるかを、私たちは今回の災害ではっきりと思い知らされたのである。


【フォトレポート・トピックス】
●シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に
●現職強し! 高橋知事・上田札幌市長が圧勝
●話題の映画『マイ・バック・ページ』の山下敦弘監督が来札



【人物株価】〜この人の株は上がったか下がったか〜

● 蓮 舫  ●庄司 昭夫 ●清水 正孝
●似鳥 昭雄 ●山口 幸雄 ●高向  巖
●鈴木 伸和 ●菅  直人 ●小沢 一郎
●枝野 幸男 ●孫  正義


【information】
■シネマ『GANTZ part2』
■シネマ『マイ・バック・ページ』

【連載コラム】
*北方ジャーナル←→財界さっぽろ「交換誌面批評」
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(番外編)
*たまにはマンガも読みたまえ!
 山下和美『天才 柳沢教授の生活 ベスト盤』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
 谷譲次(長谷川海太郎)『踊る地平線』
*異聞見聞稚内
*新設企業ファイル

【今月の表紙】
鈴木翁二画
『風のやさしい夜には』


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