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2011年03月27日

ベールを脱いだ羽柴秀吉氏の“秘策”

ベールを脱いだ羽柴秀吉氏の“秘策”
左から笹谷氏、鈴木氏、羽柴氏、飯島氏

 3月27日、夕張市長選(4月17日告示、同月24日投開票)の候補予定者4氏による公開討論会が、夕張青年会議所(蓑島慶介理事長)の主催で開催された。会場のアディーレ会館ゆうばりには、大ホールのほか別室のモニタールームを含め500名を超える市民らが詰めかけ、関心の高さを窺わせた。

 候補予定者として出席した4氏は、出馬を正式表明した順に会社役員の羽柴秀吉氏(61)、前衆議の飯島夕雁氏(46)、元東京都職員の鈴木直道氏(30)、市内自営業者の笹谷達朗氏(52)。夕張青年会議所のOBである市内会社社長の柳沼伸幸がコーディネーターを務めた。

 ここでの議論は、藤倉肇市政下で昨年に策定された財政再生計画への評価や対応、高齢化比率が約44%に達する同市における高齢者福祉施策など多岐に及んだ。その詳細は次号5月号で紹介する予定だが、候補予定者個々のキャラクターが際立つ中でも、ワイドショー的な観点で同市長選に話題を提供しているのは羽柴氏の再出馬だろう。

ベールを脱いだ羽柴秀吉氏の“秘策”
約500名収容の大ホールはほぼ満席。関心の高さを窺わせた

 羽柴氏、飯島氏、鈴木氏の有力3氏が描く施策については、発売中の4月号で報じたところだが、この日の討論会では322億円の債務を2026年度までの17年間で完済するという現行の財政再生計画に対し、「早ければ4年、遅くても7年間で脱出」(本誌掲載インタビュー)と語っていた羽柴氏の“秘策”がベールを脱いだ。

「これにはいろんな秘策があるんですが、それはまだ内緒ですよ。言うと、誰かが真似るでしょ(笑)」(前同)と語っていた羽柴氏だが、その秘策とは大口債権者に対する債権放棄の要請、国や道との債権分割なのだという。この発言の直後、会場内にはどよめきが起きた。

ベールを脱いだ羽柴秀吉氏の“秘策”
途中10分の休憩に入った直後、コーディネーターの柳沼氏を呼び止めた羽柴氏。「コーディネーターはこーでぃねーと」と言ったかどうかは不明

 コーディネーターの柳沼氏に対し、たびたび「何を訊きたいのか分からない」との旨のクレームを付けて会場の笑いを誘っていた羽柴氏。独特の「羽柴節」はこの日も健在だった。(ひ)


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Posted by 北方ジャーナル at 18:29│Comments(0)政治経済
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