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2011年03月22日

チームやんじー、仙台へ出発

チームやんじー、仙台へ出発
 「人生は一度きり、災害支援で被曝するのも本望」と、チームやんじーの面々
 (22日午前、小樽市築港のフェリーターミナル)


 22日午前、「災害支援ネットワーク北海道」代表の“やんじー”こと山口幸雄さん(63)=当別町=ら12人の民間ボランティアが小樽港を出発、11日に発生した巨大地震の被災地・宮城県へと向かった。マイクロバスを含む5台の車輌に大量の食糧や支援物資を積み込み、現地で炊き出し・復興支援を手がける。活動は1年間ほど続ける予定。

 ボランティア歴30年のやんじーさんが今回の震災被害をとりわけ深刻に受け止めているのは、既報の通り。地震発生直後から全国のボランティアネットワークを通じて連絡を取り合い、支援の準備を進めてきた。道内各地から支援物資や活動支援金の提供を受け、22日までに募金約150万円が寄せられたほか、白米や馬鈴薯、人参などの食材が100kg単位で集まった。被災地では一日5000食の炊き出しが可能という。衛生用品や燃料なども積み込み、テントや簡易寝台などで各地に泊まり込んで活動を続ける。

チームやんじー、仙台へ出発

 「まずは1カ月ほど滞在し、仙台・宮城野区に物流基地をつくる。そこを拠点に県内外の各地へ支援を拡げたい」と、やんじーさん。4月上旬の帰道後も、引き続き「チームやんじー 災害支援プロジェクト」として1年間に亘る活動を計画しているという。避難所のみならず、物資や情報が充分に届いていない一般住宅なども訪ねる予定で、場合によっては福島原発事故の避難地域に入る可能性もある。
 チームの一員“みのり愛笑”こと石崎道裕さん(55)は、千歳市のラーメン店店主。19日にやんじーさんに電話をかけ、偶然この活動を知った。「運転手が足りないっていうんで、すぐ参加を決めました。被曝したらどうするかって訊かれたけど、『喜んで被曝する』って答えましたよ」と豪快に笑う。「仙台の仲間が40トンの食材を確保してるので、すぐにでも炊き出しに取りかかりたい。暖かい食事の持つ力は大きいですよ」―。
 みのりさんのラーメン店を客として訪ね、出港前日の21日に参加を決めた生杉(いけすぎ)学さん(36)は、同市で建築事務所を営む。従業員5人の事務所から、自身を含む3人が力を貸すことになった。「うちのような中小零細企業も大変だけど、被災した人たちはもっと大変。当初はボランティアなんて考えてもいませんでしたが、小さな子供が被災した様子を報道で観ているうち、身につまされて」と、決意のきっかけを語る。

チームやんじー、仙台へ出発


チームやんじー、仙台へ出発


チームやんじー、仙台へ出発

 一行は午後0時半に車輌5台で小樽港を出発、23日午前6時半には新潟港に着く予定で、同日中に山形経由で宮城に向かう。やんじーさんは、「被災地に行くことだけがボランティアじゃない。遠くにいてもできることはあるので、北海道の人たちには引き続き活動費支援などの形で協力して欲しい」と呼びかけている。  (ん)

 活動費支援・問い合わせは―、
 北洋銀行 当別支店 普通預金 0211688 山口幸雄
 やんじーさん直通(080・1877・6513)


チームやんじー、仙台へ出発



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Posted by 北方ジャーナル at 17:14│Comments(0)ニュース
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