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2010年10月25日

午後8時の奪還劇 衆院道5区補選で町村氏が大勝


早々に当確が打たれ「頑張ろうコール三唱」で沸き上がる町村氏と陣営

「政治とカネ」でミソをつけた民主党・小林千代美氏の議員辞職に伴う衆院道5区の補欠選挙が24日に投開票された。

投票締め切りの午後8時、自民党前職の町村信孝氏(66)に早々と当確が打たれ、札幌市厚別区内の選対本部集まっていた支持者らは「え、もう?」と驚きながらも、10回目の当選に大歓声が沸き上がった。

政権交代への風が吹いた昨夏の総選挙では小林氏に3万票もの差で敗れ、比例復活に甘んじていた町村氏。この補選に際しては自ら「比例バッジ」を返上し、あくまで「小選挙区バッジ」の奪還に執念を燃やす背水の陣だったが、蓋を開けてみれば同じく3万票差をつけての大勝利だった。


目が入ったダルマも満足気?

結果は、大方が予想していた通りである。先の参院選でも示されたように、1年以上が経過した民主党政権への「期待はずれ感」は非常に根深い。

鳩山前首相は発言の軽さと責任感のなさ、そして普天間問題での見識のなさも露呈してしまい、さらには自身の政治とカネの問題も相まって退陣を余儀なくされた。後を引き継いだ菅首相も尖閣諸島事件や経済問題の無策などで国民を失望させているのが現状だ。

そして「人は多いが人材なし」と揶揄されている民主党がこの補選に擁立したのは、手腕が未知数の若い元官僚だった。「脱官僚」を錦の御旗にしていたはずの同党の候補としては説得力に欠け、公開討論会での評価も決して高いものではなかった。平時とは言えない今の日本に、有権者が求めたのは結局「ベテラン」という安心感だったようだ。


三原順子氏など応援部隊も続々

菅直人改造内閣発足後初の国政選挙ということもあり、自民・民主の両党にとっての意識は「単なる北海道の一選挙区」にとどまらない。自民党は谷垣禎一総裁をはじめ石原伸晃幹事長・石破茂政調会長・小池百合子総務会長の党3役、そして言わずと入れた小泉進次郎氏や新人参議の三原順子氏。そして民主党は岡田克也幹事長や前原誠司外務大臣、何かと話題の蓮舫行政刷新担当相など、互いに知名度の高い議員を続々と北海道入りさせた。

しかし、投票率は53.48%と前回の総選挙を大きく下回った。民主党議員の辞職による補選のため、同じ民主党候補への嫌気があったのは事実。しかし、その対立候補が「自民党の町村」という拒絶反応も決して少なくない。投票先がないジレンマが「棄権」へ傾いたとしても不思議ではない。

今回、町村氏は「クリーンな政治」を前面に出した。しかし、「ダーティーな政治」というイメージで政権を追われた自民党の候補だけに、有権者に「どの口が…」と言われていたのも事実だ。昨年は自民党を反面教師とした民主党が政権を獲ったが、ミイラ取りがミイラになった同じ轍を踏まぬよう、自民党がどう変わったのかが、今後は試されるだろう。


淡々と敗戦の弁を語る中前氏

一方、江別市内の国道沿いに面した民主党・中前茂之氏(38)の選対本部。早々と「町村当確」がテレビで報じられる と、事務所の中は「えっ、もう?」という沈鬱なムードに。

中前氏は午後8時40分過ぎに姿を見せ、終始サバサバした表情で支援者への感謝、自分自身の責任、そして思いが届かなかった無念さを述べた。

今回、民主党の「命綱」である労組はさすがに動きが鈍く、なるべくしてなった結果と言えよう。来春に控えた統一地方選への影響は計り知れず、政界再編への可能性も含めて大いに注目すべき結果となった。 (や)

【関連記事】
辞職し衆院道5区補選に出馬した町村の吉凶やいかに(2010.10.12)



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Posted by 北方ジャーナル at 19:09│Comments(0)ニュース
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