2010年09月24日
収監目前のムネオが「松山千春が総選挙出馬」を明言
集会後の“ぶらさがり”で報道陣の質問に答える鈴木前衆議
開発局発注工事などをめぐる汚職事件の実刑判決が確定して議員を失職した新党大地代表の鈴木宗男・前衆院議員が9月23日夕、札幌市内のホテルで開かれた党員集会「大地塾9月例会」に登場し、300人あまりの参加者を前に収監後も党代表に留まり、復活を期すことを宣言した。
と、ニュース風に書き出してみたが、この件は他の多くのメディアも報じている。以後は「編集長日記」として印象に残った事柄をピックアップしてみたい。
当日は、党代表の収監前最後となる可能性が高い「大地塾」ということもあって、いつにも増して会場は熱気に包まれ、立ち見が出るほどだった。
政界入りに強い意欲を見せた松山千春氏
「日本には政党が山ほどあるが、党代表が牢獄の中というのは我が新党大地ぐらい。こういうユニークな政党もあっていい。いま我が国には722人の国会議員がいるが、それぞれがムネオさんぐらい働いてくれればいっぺんに日本の景気は回復する。万が一、ムネオさんが収監中に選挙ということになれば、私は先頭に立って闘う覚悟だ」
支持者らへの感謝と決意を表明した鈴木氏
こうエールを贈った党代表世話人・松山千春氏の後で登壇した鈴木氏は、さすがに万感胸に迫る思いを隠しきれない様子。郵便不正事件にからみ証拠隠滅容疑で最高検に大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者が逮捕された事件などを引き合いに出しながら、自身の事件における検察のあり方も厳しく批判。持論である「国策捜査による冤罪」を強調し、参加者に理解を求めていた。
鈴木氏は収監後も党代表に留まる考えを示し「どこにいても私なりに発信する」と意欲を見せたほか、自身の失職に伴い、衆院比例道ブロックで繰り上げ当選する私設秘書の浅野貴博氏(32)が代表代行に就き、松山千春氏と浅野氏を中心に党運営を進める考えも示した。
繰り上げ当選する浅野貴博氏
興味深かったのは集会後、報道陣の“ぶらさがり取材”で鈴木氏が松山千春氏の総選挙出馬に言及したこと。今回の集会で「先頭に立って闘う」とした松山氏の発言の真意を聞かれた鈴木氏は、「仮に私が収監されている間に総選挙という事態になれば、松山さんは意を決して出馬してくださるでしょう。小選挙区でもいいんじゃないですか」と明言。新党大地として松山氏を次期衆院選候補に擁立する考えであることを明らかにした。
挨拶の後、あふれる涙を隠せない
鈴木氏は公職選挙法の規定で懲役2年の刑期満了後、5年間は各種選挙に立候補できない。逮捕後、拘置されていた期間を差し引いても今後6年以上は“表舞台”に復帰できないことになる。収監中はともかく鈴木氏が公民権を失っている間に次期総選挙が行なわれるのは必至。かねてから噂のある松山氏の「政界入り」は、今回の鈴木氏の収監でいよいよ現実味を帯びてきたと言えそうだ。 (く)
当日は、党代表の収監前最後となる可能性が高い「大地塾」ということもあって、いつにも増して会場は熱気に包まれ、立ち見が出るほどだった。
政界入りに強い意欲を見せた松山千春氏
「日本には政党が山ほどあるが、党代表が牢獄の中というのは我が新党大地ぐらい。こういうユニークな政党もあっていい。いま我が国には722人の国会議員がいるが、それぞれがムネオさんぐらい働いてくれればいっぺんに日本の景気は回復する。万が一、ムネオさんが収監中に選挙ということになれば、私は先頭に立って闘う覚悟だ」
支持者らへの感謝と決意を表明した鈴木氏
こうエールを贈った党代表世話人・松山千春氏の後で登壇した鈴木氏は、さすがに万感胸に迫る思いを隠しきれない様子。郵便不正事件にからみ証拠隠滅容疑で最高検に大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者が逮捕された事件などを引き合いに出しながら、自身の事件における検察のあり方も厳しく批判。持論である「国策捜査による冤罪」を強調し、参加者に理解を求めていた。
鈴木氏は収監後も党代表に留まる考えを示し「どこにいても私なりに発信する」と意欲を見せたほか、自身の失職に伴い、衆院比例道ブロックで繰り上げ当選する私設秘書の浅野貴博氏(32)が代表代行に就き、松山千春氏と浅野氏を中心に党運営を進める考えも示した。
繰り上げ当選する浅野貴博氏
興味深かったのは集会後、報道陣の“ぶらさがり取材”で鈴木氏が松山千春氏の総選挙出馬に言及したこと。今回の集会で「先頭に立って闘う」とした松山氏の発言の真意を聞かれた鈴木氏は、「仮に私が収監されている間に総選挙という事態になれば、松山さんは意を決して出馬してくださるでしょう。小選挙区でもいいんじゃないですか」と明言。新党大地として松山氏を次期衆院選候補に擁立する考えであることを明らかにした。
挨拶の後、あふれる涙を隠せない
鈴木氏は公職選挙法の規定で懲役2年の刑期満了後、5年間は各種選挙に立候補できない。逮捕後、拘置されていた期間を差し引いても今後6年以上は“表舞台”に復帰できないことになる。収監中はともかく鈴木氏が公民権を失っている間に次期総選挙が行なわれるのは必至。かねてから噂のある松山氏の「政界入り」は、今回の鈴木氏の収監でいよいよ現実味を帯びてきたと言えそうだ。 (く)
Posted by 北方ジャーナル at 12:39│Comments(0)
│編集長日記
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。