2010年04月24日
「新たな創業期に入った」北洋銀・横内頭取を直撃
北洋銀行と子会社の交洋不動産が札幌市内の拓銀本店跡地に共同で建設していた「北洋大通センター」が竣工し、GW明けの5月6日から大通支店や一部の商業施設が営業を始める。これを皮切りに、来春のグランドオープンに向けて北洋銀行本部やオフィステナントが順次入居することになっており、近年なかった“大型投資効果”で大通地区へ活況が戻る呼び水になることが期待されている。
またこの北洋大通センターは、横内龍三頭取が「新たな創業期に入った」と形容する現在の北洋銀行のシンボル的存在でもある。そんな時機をとらえて、本誌は横内頭取へのインタビューを敢行したしだい。
またこの北洋大通センターは、横内龍三頭取が「新たな創業期に入った」と形容する現在の北洋銀行のシンボル的存在でもある。そんな時機をとらえて、本誌は横内頭取へのインタビューを敢行したしだい。
詳細は次号6月号でご確認願うとして話を聴いて感慨深かったのは、ここ十数年あまりの世の移り変わりだ。98年における拓銀からの営業譲渡、そして08年の札幌銀行との合併、さらにはこの年に起きたリーマンショックと世界金融危機…。かつて威容を誇った拓銀本店ビルは跡形も無く消え去ったが、姿を現した巨大な新ビルの内部のあちこちには、“マチの記憶”として拓銀のモニュメントが残されているという。
マチは過去の記憶を踏み台にして増殖を続ける。それが都市というものの本来のエネルギーなのだろう。かつて、都市銀の拓銀を筆頭に北洋、道銀、札銀3行の地方銀行を擁していた北海道も、いまや北洋と道銀の2行体制となった。時代は駆け足で先へ進んでいる──。 (く)
Posted by 北方ジャーナル at 00:18│Comments(0)
│編集長日記
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