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2010年04月20日

瑞専寺、札幌霊園で無許可営業を強行?

瑞専寺、札幌霊園で無許可営業を強行?

 石狩市厚田区にある民間墓地「札幌霊園」(経営主体・宗教法人大国教会)で経営権をめぐる内紛が起きている。その概略は、北方ジャーナル4月号(3月15日発売)で報じたところだが、墓埋法(墓地、埋葬等に関する法律)上では全くの第三者にも関わらず、昨夏に京都地裁が下した判断を根拠に実質的な「管理者」となっている阿龍山瑞専寺が、所在自治体である石狩市との「約束事」を反古にして、無許可営業を行なおうとしている疑いが濃厚だ。

 石狩市では昨年8月下旬に瑞専寺側と連絡を取り、9月中旬に法人役員や代理人弁護士に対し、瑞専寺が墓所の永代使用権の設定などを行なえば無許可営業に当たることを伝えている。石狩市によればこの際、瑞専寺側は従うことを確約したという。

瑞専寺、札幌霊園で無許可営業を強行? 石狩市では、瑞専寺は墓埋法上の管理者ではないにせよ、墓地利用者の利便を図るための管理事務所や水汲み場の維持管理などは許容されると本誌の取材に回答。一方、利用者から管理料を徴収するといった金銭授受を伴う行為は無許可営業に該当するとし、発覚した場合には告発を検討する場合もあるとしていた。

 ところが4月19日、本誌が「瑞専寺が墓地利用者から管理料を徴収しようとしている」との情報提供を受けて現地を訪ねたところ、管理事務所に備え付けられていた「札幌霊園だより」第八号(22年4月発行)において、瑞専寺が管理料の徴収のほか納骨の取り扱い、さらに墓参代行などの有料サービスを利用者に告知していることが分かった。

瑞専寺、札幌霊園で無許可営業を強行?

 冬期閉園期間が明けたばかりの閑散期でもあり、瑞専寺の呼びかけに応じた利用者がいるかどうかは不明だが、広報紙に記載された文言からも瑞専寺に無許可営業を行なう意思があることは明白と言える。石狩市ほか関係機関の今後の対応が注目される。(ひ)


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Posted by 北方ジャーナル at 10:28│Comments(0)ニュース
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