2010年04月19日
『ダーリンは外国人』in 長沼
いささか軽いタイトルで恐縮だが、本誌連載「農と食 北の大地から」の取材でルポライター・滝川康治さんに同行して長沼町に行ってきた。そこでお会いしたのが「メノビレッジ長沼」で農業を営んでいるエップ・レイモンドさんと荒谷明子さん夫妻である。
空知管内長沼町の馬追山の麓、林に囲まれた「メノビレッジ長沼」は、CSA(Community Supported Agricultureの略=地域が支える農業)と呼ばれる産直方式を日本でいち早く導入した農場だ。
ここの取組みについては4年前にも本誌(06年9月号)で滝川さんがレポートしたことがあるが、今回は以後の活動の広がりなども含めて、座談会形式でじっくりお話を聴かせていただこうという趣旨。
CSAについて、06年9月号で滝川さんは次のように説明している。
「この農場の大きな柱は、同じ地域内に住む農家と非農家が提携して有機農産物を直接受け渡しするCSAの活動である。一般の人には耳慣れないCSAとは、『かかりつけの医者や美容師がいるように、会員が共同で、かかりつけの農家を持つようなもの』(農場の案内より)
と例えられる。日本の産直をモデルにして80年代半ばからアメリカで発展してきた産直システムだ」
94年に結婚したレイモンド・荒谷さん夫妻は、もともとアメリカ中南部の穀倉地帯でCSAをやっていたが、大規模農業にはかねてから疑問を感じていたという。そんななかで、95年に札幌メノナイトキリスト教会(プロテスタント系)の有志によって設立された「メノビレッジ長沼」に飛び込むことになったもの。農業を中心にした共同体として、ここには夫妻を中心に、実にいろいろな人たちが集い農作業にいそしみ、時に生活を共にしてきた。聴けば、年々視察も多くなっているという。
詳細は次号6月号でご確認願うとして、レイモンドさんと荒谷さんと会って実感したのは、二人の仲がいいことと人柄の良さ。特に来日15年目になるレイモンドさんは人懐っこく、笑顔が素敵な「ナイスファーマー」である。どうやら来日以来、近所の先輩諸氏にもすっかり可愛がられているようだ。荒谷さんにしてみれば、まさにいま映画でも話題の「ダーリンは外国人」状態だったわけだが、そういう意味でも色々面白いエピソードを聴かせていただいた。 (く)
ここの取組みについては4年前にも本誌(06年9月号)で滝川さんがレポートしたことがあるが、今回は以後の活動の広がりなども含めて、座談会形式でじっくりお話を聴かせていただこうという趣旨。
CSAについて、06年9月号で滝川さんは次のように説明している。
「この農場の大きな柱は、同じ地域内に住む農家と非農家が提携して有機農産物を直接受け渡しするCSAの活動である。一般の人には耳慣れないCSAとは、『かかりつけの医者や美容師がいるように、会員が共同で、かかりつけの農家を持つようなもの』(農場の案内より)
と例えられる。日本の産直をモデルにして80年代半ばからアメリカで発展してきた産直システムだ」
94年に結婚したレイモンド・荒谷さん夫妻は、もともとアメリカ中南部の穀倉地帯でCSAをやっていたが、大規模農業にはかねてから疑問を感じていたという。そんななかで、95年に札幌メノナイトキリスト教会(プロテスタント系)の有志によって設立された「メノビレッジ長沼」に飛び込むことになったもの。農業を中心にした共同体として、ここには夫妻を中心に、実にいろいろな人たちが集い農作業にいそしみ、時に生活を共にしてきた。聴けば、年々視察も多くなっているという。
詳細は次号6月号でご確認願うとして、レイモンドさんと荒谷さんと会って実感したのは、二人の仲がいいことと人柄の良さ。特に来日15年目になるレイモンドさんは人懐っこく、笑顔が素敵な「ナイスファーマー」である。どうやら来日以来、近所の先輩諸氏にもすっかり可愛がられているようだ。荒谷さんにしてみれば、まさにいま映画でも話題の「ダーリンは外国人」状態だったわけだが、そういう意味でも色々面白いエピソードを聴かせていただいた。 (く)
Posted by 北方ジャーナル at 00:42│Comments(0)
│編集長日記
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