2010年04月08日
映画『春との旅』で仲代達矢と小林監督らが来札キャンペーン

試写会を前にして、ステージに登場した3氏は観客の大きな拍手で迎えられ、晴れがましい表情で、それぞれに挨拶。「ちょうど去年の今頃は苫小牧、静内、増毛で撮影していました。今回は出せる力を出し切ったつもりです」と小林監督が喜びを語ると、久しぶりにスクリーンに帰ってきた仲代さんは、「今年、喜寿(77歳)になりました。60年で150本の映画に出ましたが、この脚本と監督に出会って本当に良かった。小林監督は天才です」と絶賛。徳永さんも「撮影中は周りが大先輩ばかりで緊張しっぱなしでした。多くの皆さんに見ていただければ」と応じた。
『春との旅』は、仲代さんが演じる老人・忠男が、孫娘の春とともに、自分の終の住処を求めて疎遠となっていた兄弟たちのもとを訪ね歩くロードムービー。生きることの厳しさ、そして人と人の絆の深さ、家族の大切さを骨太なタッチで描いた人間ドラマだ。
舞台挨拶後、会場を移して記者会見が開かれ、体調不良の仲代さんを除く2氏はこの映画にかける思いを熱く語っていた。
「無縁社会」「無縁死」という言葉を最近よく聞く。誰とも縁が無くなり、孤独に暮らし孤独に死んでいく──。そんな人が多くなっている現代社会。『春との旅』は、そんな時代に送る小林監督の熱く静かなメッセージといえそうだ。
なお今回の記者会見の詳細は5月15日発売予定の6月号で紹介する。 (く)
『春との旅』は、仲代さんが演じる老人・忠男が、孫娘の春とともに、自分の終の住処を求めて疎遠となっていた兄弟たちのもとを訪ね歩くロードムービー。生きることの厳しさ、そして人と人の絆の深さ、家族の大切さを骨太なタッチで描いた人間ドラマだ。

「無縁社会」「無縁死」という言葉を最近よく聞く。誰とも縁が無くなり、孤独に暮らし孤独に死んでいく──。そんな人が多くなっている現代社会。『春との旅』は、そんな時代に送る小林監督の熱く静かなメッセージといえそうだ。
なお今回の記者会見の詳細は5月15日発売予定の6月号で紹介する。 (く)
Posted by 北方ジャーナル at 21:51│Comments(0)
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