2009年11月28日
下野後も引きずる自民道連と道警の「何様」体質
講演する谷垣禎一自民党総裁
札幌市内のホテルで自民党道連(伊東良孝会長)による政経セミナーが開かれ、谷垣禎一総裁や鴨下一郎政調会長代理などが講演した。
民主党への政権交代が実現した途端、TVニュースでの自民党は「天気予報のあと」とも揶揄され、かつての支持団体も次々と去っていく憂き目に遭っている。11月15日には谷垣総裁が趣味のサイクリング中、他人と接触転倒して顔にケガを負うなど、まさに踏んだり蹴ったりの状態だ。
しかしながら、これからは「健全野党」として民主党政権と対峙し、来年の参院選でも一致団結して戦わなければならない正念場である。当誌は激励する意味も込め、12月15日発売の次号ではフォトレポート「Journal's Eye」で取り上げる予定だったが、道警によるヒステリックなまでの過剰警備にロクな写真が撮れず、断念せざるを得なくなってしまった。
一部報道によると、野党に転落した今の自民党では政治資金パーティー券が思うように売れずに四苦八苦していたという。1枚2万円という強気の価格も相まって、15枚の販売ノルマを課せられていた道議の中には自腹を切るケースもあったようだ。
そんな中、やっとこさ動員した来場者全員に対して「金属探知機」をくぐらせるのは政権与党時代と変わらず。パーティー開催中も、随所に配置された警備警察官によって始終監視されるという物々しさだ。
過剰警備は報道陣に対しても同様で、報道席エリアから出ることが許されないのはもちろん、「報道席エリア内の移動」すら制止されるという徹底ぶりだった。理由を尋ねると「警備上、目障りだから」(南署・澤崎巡査)。特に谷垣総裁が登壇した際のSPの様子は、まるで外国の要人でも警護しているかの如し、呆れるのを通り越して滑稽にさえ見えた。
報道席エリア内(矢印)の移動も許されず
最大野党とはいえ、今の自民党総裁を誰がどういう政治的理由で襲う可能性があるのかは悩ましいところ。道連と道警は万が一の可能性を考えて万全を期していたのだろうが、あまりにナーバス過ぎた。誰が飛び出してくるか分からない街頭演説ならいざ知らず、セキュリティチェックまでした来場者全員を「要注意人物」として扱う姿勢は与党時代と何ら変わらない。
「総選挙での国民の審判を謙虚に受け止め、生まれ変わらなければならない」と自戒しているはずの自民党。有権者の心を取り戻すための「国民目線」を口にする前に、まずは身体に染みついた「上から目線」を払拭するのが先決では?(や)
一部報道によると、野党に転落した今の自民党では政治資金パーティー券が思うように売れずに四苦八苦していたという。1枚2万円という強気の価格も相まって、15枚の販売ノルマを課せられていた道議の中には自腹を切るケースもあったようだ。
そんな中、やっとこさ動員した来場者全員に対して「金属探知機」をくぐらせるのは政権与党時代と変わらず。パーティー開催中も、随所に配置された警備警察官によって始終監視されるという物々しさだ。
過剰警備は報道陣に対しても同様で、報道席エリアから出ることが許されないのはもちろん、「報道席エリア内の移動」すら制止されるという徹底ぶりだった。理由を尋ねると「警備上、目障りだから」(南署・澤崎巡査)。特に谷垣総裁が登壇した際のSPの様子は、まるで外国の要人でも警護しているかの如し、呆れるのを通り越して滑稽にさえ見えた。
報道席エリア内(矢印)の移動も許されず
最大野党とはいえ、今の自民党総裁を誰がどういう政治的理由で襲う可能性があるのかは悩ましいところ。道連と道警は万が一の可能性を考えて万全を期していたのだろうが、あまりにナーバス過ぎた。誰が飛び出してくるか分からない街頭演説ならいざ知らず、セキュリティチェックまでした来場者全員を「要注意人物」として扱う姿勢は与党時代と何ら変わらない。
「総選挙での国民の審判を謙虚に受け止め、生まれ変わらなければならない」と自戒しているはずの自民党。有権者の心を取り戻すための「国民目線」を口にする前に、まずは身体に染みついた「上から目線」を払拭するのが先決では?(や)
Posted by 北方ジャーナル at 23:06│Comments(1)
│政治経済
この記事へのコメント
何度も禁止の単語が混じっていると赤文警告が出て
書き込めなかった。禁止単語って何があるのかワカラナイ
書き込めなかった。禁止単語って何があるのかワカラナイ
Posted by ジョン・ドー at 2010年09月24日 10:21
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