2009年06月16日
霧雨の「札幌まつり」
6月14日から開催されていた札幌まつり(北海道神宮例祭)は、きょう16日が最終日。時間も空いていたので中島公園へ行ってみることにした。
ススキノを通ると、御輿渡御の一部なのか、何かパレードが行なわれていた。
天候は先週後半から雨と低温が続き、初夏という雰囲気はあまり感じられない。先週はあいまいな審査基準と元主催者が自身の知名度を政治的に利用しまくっていることで評判を落としている某路上集団舞踏行為が行なわれていたようだが、今年の観客動員数は大幅に減少しているのではないかと思われる。
時刻は午後1時過ぎだったが、人はそれなりに出ていた。札幌まつり期間中は一部の学校で授業が半日で終わったり、建設業の一部などで会社が休みになるようで、そうした人々が縁日の賑わいを求めて集まっているのだろう。
出店では丸顔のキャラクターや、ネズミのキャラクターなどが人気のようだ。これでもか、と目に飛び込んでくる極彩色の世界を楽しめるのも、祭りならではか。
「フランスで大流行」。うーむ。
広場にはオートバイサーカスと、2つのお化け屋敷テントがあった。味のある口上を聞いているだけで楽しい。
帰りにたこ焼きを買った。「ちょっと写真撮っていい?」とたこ焼きにカメラをぐっと近付けると、店のお姉さんが「お兄さん何屋さん?」と聞く。
「は、あのう、雑誌なんですけど」
「そうなの」
「今年の景気はどうですか」
「悪いわねえ。Y(某路上集団舞踏)もあったでしょ。天気も悪いし」
「全道、いや全国なのかな、回ってて、やっぱり不景気は感じますか」
「そうだねえ、どこ行っても景気悪いわ」
人々が外食にカネを落とさなくなっている。ファミレス業界も大変だ、とも聞く。こうして各地を回って路上販売する人々が感じる「街角の景気」にこそ、真実が隠されているのではないか。
霧雨の中、木陰に入ってたこ焼きを口に入れた。カリッとした外側を噛みしめると、中は意外に熱くとろっとしており、思わず息を吹き出すと白い湯気が立ち上った。夏はまだ遠いな。 (ご)
Posted by 北方ジャーナル at 17:53│Comments(0)
│どうでもいい話
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