月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

　豪勢なスモークのなかから現れるのは、越路吹雪や美空ひばりではなく、ちあきなおみでもなく、ホッキとホタテの刺身なのである。何をやっとるかというと、〆切が終わったので会社近くの居酒屋に打ち上げに繰り出したのだった。

　昔から病や滋養強壮の特効薬といえば生き肝であって、この場合の肝とは心臓を指すことが多いと思うのだが、だからして豚串やレバー、鶏ナンコツに加えてハツを多めに頼むのである。当社において、焼き鳥といえば絶対に塩。タレがお好みの方は当社の記者を飲み会に誘わないで下さい（奢りなら誘ってね）。



　疲れきった面々の慰労というコンセプトにも関わらず、ついでだから全く稼ぎにならない公益活動に邁進しているナイスガイも呼ぶことにして、炭火でイカなんぞを優雅に焼きながら宴席は進むのであるが、ビールジョッキが焼酎グラスに代わり、ボトルが３本並んだ頃にはすっかり睡魔に襲われて、筆者は一足先に退席したのであった。

　なぜか自宅方面ではなく、ネオン輝くススキノ方面へと向かって行ったのであるが、そのワケは訊かないで下さい。（ひ）