さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市東区

ログインヘルプ


 › 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ › 政治経済 › 大地塾1月「丸井破綻の原因、そしてTKBバーッタバッタ」

2009年01月30日

大地塾1月「丸井破綻の原因、そしてTKBバーッタバッタ」

大地塾1月「丸井破綻の原因、そしてTKBバーッタバッタ」

 新党大地の党員勉強会「大地塾」1月例会が30日、札幌市内で行なわれた。

 今週の大きなニュースといえば、「丸井今井」の破綻である。会場からの質問に、鈴木宗男代表はこう答えた。

大地塾1月「丸井破綻の原因、そしてTKBバーッタバッタ」
 
「北海道の歴史そのものとして生きてきた、丸井さんを残すことが北海道のためになるんでないかという意見には、私も同感です。そこで、丸井さんが最初に撤退したのは、釧路なんですね。そこで釧路の北大通という繁華街は、今はね、真っ暗ですね。
 そこで、丸井を救うにはどうしたらいいかって言ったら、皆さん方が一番、丸井へ行ってもの買ってくれれば済んだ話なんです。うん。やっぱり、沢山デパートもある、まあ、これまた市場原理ですからね。難しい問題もあるけども、丸井さん自身もやっぱり、考えなければいけない所もあると思うんです。やっぱりその、同族経営というかね。そういったもので来てしまっている甘さが、あったかも知れません。ただここは伊勢丹さんがですよ、どう提携してくれるか。何とか丸井今井っていう看板は残しておいて欲しいな、残させたいな、とこう思ってるし、金融機関なんかも協力してもらいたいなと思ってますね。
 
 そこで、北海道は仲間意識がないんでないかという指摘は、正しいんですよ。北海道の経済人ちゅうのはね、北海道の人を助けるだとかね、北海道を応援するっちゅう気持ちなかったですよ。
 はっきり言わしてもらいますけど、地崎さんが潰れる時、潰れた方がいいんだ、って言ったのは、伊藤さんですよ。私はそれ、はっきり言います。はい。やっぱりライバル。政治家もそうです。鈴木宗男みたく、山の者が出てくるとですね、『あの馬鹿が調子こんで』って言って、足引っ張るんですね。
 それで北海道の経済人は、政治家を面倒見ませんね。北海道のちょっと名の通った経済人は全部、東京の政治家の後援会の会長やったりなんかやってますよ。それ伊藤さんなんかしかりだし、地崎さんなんかもしかりだったですね。あるいは拓銀にしてもそうですね。みんな。
 だから中川一郎先生は、拓銀から金とらんかったですよ。ふざけんなこの野郎、と思って、拓銀イコール地崎だったからですね、はい。だから中川さん意地持ってね、ふざけんなこの野郎、っちゅってね。力持ってもね、受けつけませんでしたよ。
 まあ、北海道の経済人ちゅうのはどういう訳かね、東京ブランドに弱いですね。東京ブランドに弱い。で地元を大事にしない。こういう傾向がある。これは松山千春さんもよく言ってますよ。北海道で頭角あらわしてくるとね、北海道のこと大事にしない。
 だから芸能人でも文化人でも、北海道で名を成した人、みんな東京でないですか? 北島さんがいい例でしょう。細川さんがいい例でしょう。北海道から籍移さないのは、松山さんだけでないですか? トップのレベルの人の中では。あとみんな東京ですよ、政治家にしたって。この点私は、ちょっと情けないと思いますよ。もっともっと北海道にこだわる、北海道を大事にする。仲間を愛する。それが必要だと思いますけど、北海道にはそれ、ないですよ。
 
 だから私なんかでも、経済界なんかでは、ちょっと名前の通った所よりは、中小企業のね、叩き上げの社長さんなんかは、私をよくやってくれますよ。ちょっとね、北海道で名の通った所なんかは、みんなと付き合ってるもんでね。
 
 いい時は来ませんよ、いい時は。もう、悪くなったらサッと引きますね。まあ世の常、人間の常と言いながらもね、ちょっと人情足りないですよね。北海道は人がいいと言いながらもね、そこら辺は鮮やかに、というかね、見事なぐらいサッと、身を引くのが早いですね。この点、情けないと思いますね。
 
 ただ合わせてね、これ政治の責任なんですよ。小泉政治後、北海道の独り負けなんですよ。小泉政治後みなさん、北海道いいことありましたか? 仕事増えたですか? さっき言ったように社会保障があるのが、政治の良かった例だと思うんですよ。良かった例。北海道は負け組なんですよ、拓銀が破綻してから。
 
 拓銀が破綻した時、私は大臣だったから橋本さんに言ったんですから。『10年間、向こう10年間は北海道は冬の時代です。だから総理、北海道にはきちっと予算枠なんかは減らさんでください、お願いします』。そして北海道開発庁はなくしても、北方担当大臣は置いてくれ、沖縄も大変だから、沖縄担当大臣置いてくれと言ったのは私で、今も残ってますよ。しかし予算は毎年、都道府県並みに切られてきたんです。
 
 北海道の政治家、10年前。10年間は変えちゃいかん、この枠組み。これを守らんと北海道やっていけないって言ったのが、私がいなくなってからバタバタ、毎年1割カットでですよ、いま私のいた時の半分ですよ。情けないかな。政治なかったんでないですかみなさん。考えてくださいよ。
 
 たら私が伊藤義郎さんあたりがね、陳情に来て、『いやTKBけしからん』て言うんですよ。『予算ばっかり削って、何もいいことない』と。『お前そんなのTKBに言え』と言ってやるんですよ。俺に言う話でない、って言ったんですよ。それで選挙になれば自民党だ、なんて建設業界がですね、上からも締め付けられてんですよ。ばかでないか、開き直れ、って言ったんだ私は。何かいいことあったか、って。幹事長やって。そのツケですよ、丸井さんが潰れるのもねえ。もの買いに行けないですよ。リストラされました会社なくなりました働く機会ありません、公務員は公務員で1割カットでないですかみなさん。道庁の職員は。じゃどこに、もの買いに行けるんですか? 政治の責任であるということを、ぜひとも考えてください。だから私は政権交代で、流れを変えなければ駄目だということを言ってるんですよ。流れ変えて、働く機会つくれば、働けば税収上がるんですから。その税収で借金返していくしかないですよ。
 
 ぜひともみなさんね、私は丸井さん。あと私が心配してるのは、建設業界の中でも名の通った会社がまた次危ないなんちゅう噂聞かれますからね。これまた北海道大変だと思いますよ。この辺どうかみなさんね、緊張感持ってください。その緊張感は、今の政治は駄目だということ。
 
 それから今も、上からの圧力ですよ。この前も網走行った。そうしたらねえ、TKBなにがしが町長にねえ、もう鈴木の会合に行くなだとかねえ、俺の後援会長を誰々の後援会長につけれだとかやってたそうですよ。古いやり方です今でも。だから北見の市長選挙負けるんですから。はい。国民の心はつかめません、そんな上からの押しつけでは。私はバーッタバッタねえ、こんな上からの圧力だとか、強権的な政治の奴等を整理していきますから。そのために私があると思ってますからねえ、そのために民主党と選挙協力したということ。
 
 まだ民主党は、小沢代表は生活者重視、地方重視と言ってるんですよ。自民党は東京中心ですから。金持ち優先ですから。これでは北海道は立ち上がれませんから。私はビシッとね、最後の男の勝負したいと思ってますんでね、流れさえ変えらせればみなさんね、やりますから。小沢さんのヘソの穴に手ェ突っ込んでも、きちっとやらせますから」
 (ご)
 



同じカテゴリー(政治経済)の記事画像
新入行員も頭取も気持ち新たに船出を切った北洋銀行の入行式 「同期として一緒に頑張ろう」と津山新頭取
両国関係の“雪解け”を願い「日中友好・新年交流会」を開催 春節のタイミングに合わせ4年ぶりの盛会
北方ジャーナル1月号の誌面から 石川寿彦氏による漫画「回顧2023 コロナは去ったが…」
巨星墜つ 北海道経済界の重鎮、伊藤義郎・伊藤組土建会長が96歳で逝去
北方ジャーナル12月号の誌面から 「戦時下のウクライナを歩いた元朝日新聞記者が札幌で報告会」② 
北方ジャーナル12月号の誌面から 「戦時下のウクライナを歩いた元朝日新聞記者が札幌で報告会」①
同じカテゴリー(政治経済)の記事
 新入行員も頭取も気持ち新たに船出を切った北洋銀行の入行式 「同期として一緒に頑張ろう」と津山新頭取 (2024-04-03 09:57)
 両国関係の“雪解け”を願い「日中友好・新年交流会」を開催 春節のタイミングに合わせ4年ぶりの盛会 (2024-03-03 19:23)
 北方ジャーナル1月号の誌面から 石川寿彦氏による漫画「回顧2023 コロナは去ったが…」 (2024-01-03 18:08)
 巨星墜つ 北海道経済界の重鎮、伊藤義郎・伊藤組土建会長が96歳で逝去 (2023-12-09 18:06)
 北方ジャーナル12月号の誌面から 「戦時下のウクライナを歩いた元朝日新聞記者が札幌で報告会」②  (2023-11-27 23:18)
 北方ジャーナル12月号の誌面から 「戦時下のウクライナを歩いた元朝日新聞記者が札幌で報告会」① (2023-11-23 23:57)

Posted by 北方ジャーナル at 22:39│Comments(0)政治経済
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
削除
大地塾1月「丸井破綻の原因、そしてTKBバーッタバッタ」
    コメント(0)