月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

　1月～2月の北海道では、09年は2月5日～11日の日程で開催される「第60回 さっぽろ雪まつり」をはじめ、各地で冬のイベントが行なわれる。例年、北方ジャーナル2月号（1月15日発売）では、本誌オススメの冬イベントや冬だからこそ行きたい観光スポットなどをカラーグラビアで紹介しているのだが、ビール党が占拠する編集部内で「雪まつりで来札したら、ここは外せないでしょう」とされるスポットが、“ビールの殿堂”サッポロビール園。筆者にとっては自分の庭みたいな場所ですが、取材に託つけてご馳走にありつこうというワケで行って参りました。

　今年のグラビアでメインに取り上げるのは、11月7日にスタートした「GARDEN GRiLL（ガーデングリル）」の「ランチ野菜ビュッフェ」（11：30～14：30）。日頃は開拓使館のジンギスカンホールで食べ飲み放題を堪能することが多い筆者も、一品料理が中心のガーデングリルを利用したことは何度かありますが、ランチは初めて。期待に胸を膨らませての出陣となりました。

　15種類ほどの野菜料理を中心としたメニューから、好きなものを好きなだけ味わえるビュッフェスタイルで楽しむこのランチの特長は、週替わりのペースで入れ替わるメインディッシュを選べるところ。29日は「オーロラソースのシュリンプピザ」「真鯛のグリル トマトソース」「特製ハンバーグ 木の子デミソース」「シーフードのペペロンチーノ」「純和鶏のテリヤキ」の５つがラインナップされていて、筆者は「真鯛のグリル」をチョイス。豊富に揃ったごはん・パンからは麦飯、スープ類からは味噌汁を選び、いざ「いただきま～す！」となった次第。

　メインディッシュは、真鯛の旨味とトマトソースの相性が何とも絶妙。「これで茶碗2杯はいけるなぁ」とニンマリしながら麦飯をかき込みつつ、欲張っていろいろ盛った野菜料理に手を伸ばすと、こちらも実にいい感じ。調理法や味付けにそれぞれ工夫が施されていて、ごはんのおかずになるものもあれば、口直しにさっぱり食べられるものもあって飽きさせない。これなら野菜嫌いの子どもも箸が進むはず。かくいう筆者も「絶対、野菜より肉！」という主義なのだが、たいへん満足しました。

　食後、自家製フレッシュジュースが並ぶドリンクスペースでコーヒーを注ぎ、喫煙スペースで一服しながらほかのお客さんを眺めていると、「女性客にとってスイーツは別腹である」という事実を目の当たりにしました。さんざん料理を楽しんだ後なのに、ホームメードのデザートがズラリと並ぶなかから、いくつも実に楽しそうに選ぶんですな。ヘルシーなランチ野菜ビュッフェが女性に人気を呼ぶ秘密は分かりましたが、この内容なら飲み会が続いて胃や肝臓が疲れているお父さん方にも自信をもってオススメできます。

　そういえば08年も残りわずか。サッポロビール園は正月も休まず営業するのですが、元旦には恒例の「恵比寿さまの振る舞いビール」があるんです。恵比寿さまから頂戴するヱビスビールをお屠蘇代わりに一杯やるのも同園ならではの縁起物。同じサッポロガーデンパーク内にあるアリオ札幌の正月営業も元旦9：00からなので、初売バーゲンが目当てという方もサッポロビール園で縁起のいい初飲みを楽しんじゃいましょう！（ひ）